タヒバリ(Anthus rubescens) Buff-bellied Pipit
4月のこと。
この日は麗らかな春の日和で、私は春風に誘われてふらりと近所の川原に散歩に出かけた。
休耕田では、土に窒素を供給する蓮華が咲き乱れて田圃一枚が爽やかなピンク色に染め上げられ、まだ殺風景な冬の景色に春を主張していた。
すぐ横の畑では、渡り前の体力補給に忙しいタヒバリが餌探しに専念して歩く。
【2010/04/11/神奈川 Kanagawa,Japan】
コオバシギ(Calidris canutus) Knot
この日は葛西で遙か陽炎の先のアボセットを見た後、三番瀬に向った。
満潮の干潟で大量のシギチがどうしているかというと、潮干狩り限界のネットやポールの上に鈴なりにとまって休息していたり、干潟の端に突き出た防波堤にごっちゃりと集まっていたりする。
個体によってはもうほとんど夏羽で綺麗なオオソリハシシギ、トウネン、ダイゼン、ムナグロ、ハマシギ、ミユビシギ、キョウジョシギ、オバシギ等がいて、その中にコオバシギがいた。
彼らは吹き荒む強風と、時おりかかる波しぶきもさほど気にしていない様子である。
【2010/04/25/千葉 Chiba,Japan】
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コオバ、個人的にはサブターミナルバンドくっきりの幼羽の方が好みですが、それでも「赤い子」は見応え十分でした。
アメリカカブトガニ捕獲は、血液を医療に使うっていうアレですかね。人間様が助かる代わりにコオバシギが減るというのは何か切ない気持ちになります。
オオマシコ、オオマシコ、羨ましい限りです。関東でこの2種はなかなか見られませんし、ハギマシコは僕はまだ離島で嘴の黒いものしか見たことがありません。