NHKの朝ドラ「べっぴんさん」は、内容で避けて見る回が多くなっている。
一番に避けたのは、出征した夫を待ち続けている主人公すみれと寄り添うような存在の栄輔との関係を長々と描き続けた場面だった。
高齢の視聴者の多くは、戦争や戦後の混乱期を体験してきていて、あるいはそういう高齢の人から当時の話を聞いてきている人にとっては、あの彼ら二人の描き方からは、“戦争未亡人”、あるいは、戦死した夫の弟と結婚したという現実も、当然想像できること・思い起こされることとしてあるのだから。あまりにも配慮がない。
僕自身、近所にそのどちらの立場の人もいるのを聞いて知っているからだ。だから、見るに忍びなく見るのを中断した。
もう1つの流れは、すみれと娘のさくらとの確執を長々と描き続けていることだ。
さくらの一方的な感情ばかりを強調した展開の仕方は見ていてうんざりとする。だから今のところ2回しか見ていない。
このテーマ部分が終わるまではもう見ない。
描くにしても、「朝ドラだから」と、もっとあっさり描いてもいいのではなかったか!!
いずれも“くどい!”のである。