10月3日に投稿した記事で、ぼんやり写った葉を見て、ミツデコトジソウではないかと思った植物
気になって、夜な夜な夢にまで見るようになってしまった(笑)
早くしないと花が終わってしまうので、確認に出向くことにしました
近くにウスゲタマブキもあるので、ついでに見に行こう
さてさて、早速現地にて葉を確認してみたが、なんだか微妙
キバナアキギリより、葉の基部の三角形の飛び出しが大きいとの事だが、極端な差はないような気がする
作礼山で撮影したキバナアキギリと比較を行ってみる
確かに、左の作礼山のキバナアキギリと比べて、葉の基部の張り出しは大きいようだ
が、キバナアキギリの個体差の範囲ではないのかとも思われる
では、別の個体を見てみよう
花は終わった個体ですが、どうですかこの独特な葉は
ミツデコトジソウの葉は3裂するとの記述があるが、この葉はまさに当てはまる
ネットの画像でも確認したが、これほど深く葉が3裂したキバナアキギリは見られなかった
ミツデコトジソウの特徴は以下のようである
(京都府立植物園のホームページより)
本州西部~九州原産。
キバナアキギリ(コトジソウ)の変種で、全体にやや小型で茎は長くはい、葉は先がとがらず3中~全裂する。
以下のミツデコトジソウの画像は、京都府立植物園のホームページから頂いたものだ
(ごめんなさい、無断転用となりますが)
https://www.pref.kyoto.jp/plant/1222220340863.html?mode=preview
京都府立植物園のホームページの説明とは裏腹に、思いっきり葉先が尖ってますね
葉先が尖らないとの特徴は、間違っているようです
ミツデコトジソウの分布は、高知県と鹿児島県との記述がネットにあるが、地域に特徴的な大分県産種子植物という論文によると、祖母・傾山地に自生するとの事
結論として、今回私が見つけたものは、葉の特徴からミツデコトジソウの可能性が高いという事にしておきます
いつもながら、素人考えなのであまり参考にしないでくださいね(^^)
ミツデコトジソウ
Salvia nipponica Miq. var. trisecta (Matsum. ex Kudô) Honda
シソ科 アキギリ属
別名 ミツバコトジソウ ミヤマコトジソウ
高知県絶滅危惧ⅠA類 鹿児島県絶滅危惧Ⅰ類
さて、その他に観察した植物です
小さな沢が流れる森の中には、いろいろな植物が見られる
ウスゲタマブキ
キク科 コウモリソウ属
長崎県では、絶滅危惧種でしたが、大分県では普通種でした
沢の近くで良く見られる植物です
近場でも見つけましたが、なかなか花穂が成長せず、花が咲きませんでしたが、ここではちょうど見頃でした
見頃といっても、一般の花好きがよころぶような綺麗な花ではありませんが
ウスゲタマブキは葉腋にムカゴができます(画像上)
葉裏の毛は、タマブキより少ない(画像中)
花穂と花の様子
これも沢の近くで咲くシラネセンキュウ
サラシナショウマかな?
薄暗い場所にハガクレツリフネが生えている
森の中では、大きなオタカラコウが意外に多い
ナガミノツルケマン
環境省準絶滅危惧種
モミジガサの果実
シロヨメナ
短い葉柄がある
ジンジソウ
アケボノソウ
ミツデコトジソウ
ツルニンジン
森の中では、人のうめき声のようなものが聞こえてきて気味悪い
空耳でしょうが(-.-;)
人工林の森ですが、意外にいろいろな野草が見られるところでした(^O^)/