昨日は、再びアキヨシアザミを探しに行きました
ムラサキセンブリも咲き誇っているようなので、それも楽しみ
先日とは違うルートでアキヨシアザミを探してみる
ヤマジノギクが咲き乱れている
ウメバチソウもぽつりぽつりと咲いている
山頂にはアキノキリンソウ
カルスト台地の素敵な風景
センブリがいっぱい
6弁花や八重っぽい7弁花もある
リンドウも多いね
ムラサキセンブリには驚いた
たくさん自生しているという情報は得ていたが、私の想像をはるかに超える群生ぶり
しかも大株が多く、広範囲に分布していて、あいた口がふさがらない
こんなところが、残されているなんて・・・
すばらしい自生地でした
アキヨシアザミらしきものを見つけて、撮影してみたが、今一確信がもてない
アキヨシアザミは山口県の秋吉台のみに自生するもので、モリアザミの変種とされている
葉は羽裂しないとの事だが、ちょっと切れ込み気味で、事前にネットで確認したアキヨシアザミの葉とは違っているような
アキヨシアザミの総苞片は8~9列なのだが、外観だけで数えるのは難しいな
下から順番に総苞片を剥いて確認していかないと正確な列数は把握できそうもない
植物の前で悩んでいると、奇跡的なタイミングで、たこさん一行がやってこられた
聞いてみると、これはアキヨシアザミで間違いないとの事
同定のポイントは、総苞片が反曲せず、ピンとまっすぐ斜上している事だそうな
でもなぁ~ モリアザミも同じような個体がある事だし、その点で判断するのは乱暴なような気がする
帰宅後、ネットの情報をあさっていると、実は秋吉台にはモリアザミは存在せず、このタイプのものは、すべてアキヨシアザミだという事だ(国立科学博物館の門田氏の弁)
たこさんによると、アキヨシアザミのDNA調査が行われたとの事なので、おそらく分子系統解析による系統図も作成されていると思われる
しかし、探してみたが論文はみつからず、残念
当初、アキヨシアザミは独立種とされていたが、モリアザミの変種に分類されたのは、系統解析を反映しての事だろう
ylistを確認してみると学名は、C. dipsacolepis var. calcicola でモリアザミの変種とされており、C. calcicola はシノニムとなっている
たこさんご一行としばし雑談した後、残りのトレッキングコースを楽しんだ
秋吉台を後にし、向かったのはきらら浜
ここにはウラギクが自生しているそうなので、探してみる事にした
9月に山火事が発生した岩山が見えるぞ
望遠レンズで撮影してみると、火災で焼け焦げた木々が確認できる
火ノ山で山火事とは、できすぎた話ではないか(不謹慎な発言でした)
この山系では、クライミングも盛んに行われているようだ
もう、私は復帰できそうもありませんが
たくさん自生していると思いきや、わかりずらい場所に2株だけ生えていた
ウラギク 環境省準絶滅危惧種
遷移で早々に消滅する宿命の植物なので、なくなってもがっかりする必要はない
風や海流散布で、どこかに子孫が定着しているはずなのだ
ハママツナもみられた
念願のアキヨシアザミを観察できてよかった('ω')ノ
そういえば、前回発見したイワレンゲらしき植物の葯が、黄色ではなく、赤っぽいので疑問に思っていたが、山口県のレッドリストには、「裂開直前の葯は黄色-汚淡紅色である」と記載されている
私が発見した植物の葯を見てみると、汚淡紅色とは、実に的を射た表現だと思った次第(''◇'')ゞ