先般キッコウハグマが多く自生している場所を見つけたので、そろそろ花が咲いていないかと、昨日の午後出かけてみたのですが、キッコウハグマあるあるで、全部閉鎖花
今年の夏の異常な高温や雨の少なさで、キッコウハグマは開花に必要な資源を生産できなかったのだろうか?
しかたがないので、別の場所を散策していると、変わった植物を発見した
水が染み出す、湿った岩壁に生えているこの植物
おそらくシソ科で、第一印象はイヌコウジュもしくはヒメジソ
しかし、よく見てみると上から下まで葉が細長い
なんじゃこれ?
花冠の色は淡泊で、ヒメジソっぽい
下唇には、黄色の斑がある
萼片の先端は鋭く尖っており、また茎に毛が多くイヌコウジュに似る
総状花序に多くの花がついており、葉腋に1~2個の花をつけるヤマジソやホソバヤマジソとは異なる
また、細長い葉はイヌコウジュやヒメジソとは違った植物に見える
これはいったいなに?
参考画像)
イヌコウジュ
ヒメジソ(シラゲヒメジソ)
私の考察としては、岩場の環境に適応し、狭葉化したイヌコウジュ
名付けて、ホソバイヌコウジュ(コウ命名)としておこう
新変種として報告できるかな?
なんて言ってはみたが、調査が面倒くさいので、その気はなし
何年も観察して、形質の固定化を確かめたり、形態分析や分布範囲の調査、場合によってはゲノム解析
面倒くさすぎる
まぁ~ こんなもの見つけたという自己満足で終わりにしておきましょう(^^)/