花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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一人でツーリング

2024-10-17 | 花散策

昨日は、バイクでツーリング&花散策といった感じで、あちらこちらをうろついてみました

 

林内の作業道を散策していると、鹿の甲高い鳴き声が聞こえてくるが、姿は見えず

と思ったが、いつのまにか音もなく、前方に立派なツノの雄鹿が立っていた

右手の斜面に気配を感じ、顔を向けると、いつの間にか雌鹿がこちらを見つめているではないか!

 

これまで幾度も鹿に遭遇しているが、人の気配を感じると鹿は一目散に逃げていくものだ

しかし、この雄鹿と雌鹿は、私を凝視して微動だにしない

 

まるで剥製の鹿かと思うほど動かないので、雌鹿に向かって手をふり、おーいと叫んでみたが、まったく動じない

きみが悪いので、鹿を避けて、道脇の林内へ入っていった

鹿の角に突かれて、死亡した人もいるとの話を聞いたことがあるので、鹿といえども油断ならないのだ

 

道を外れて、しばらく歩くと、エビネの葉がたくさん生えているところがあった

葉が丸いのでキエビネかもしれない

この地域では、キエビネは準絶滅危惧種となっているので、それほど珍しいものでもないのだ

大分県では絶滅危惧ⅠA類なので、自力で発見するのは困難なものだった

 

定番のコクランや、キジョラン、ヤマジノホトトギス等も見つけた

 

次に林道を歩いてみた

 

開けた場所に出ると、コンクリートの法面にオトコオミナエシがたくさん生えていた

花はほぼ終了していたが、少しだけ花が残っていた

 

とある場所にナメラダイモンジソウが自生しているとの情報を得た

非常に意外な場所で、ほとんど知られていないところではないだろうか

 

まだ早かったようで、開花は2株だけ

葉はたくさん見られたので、後日また訪れる事にした

 

ナメラダイモンジソウとカエルとサワガニ

 

イナモリソウもみられた

コナスビの間違いでした

 

次に青海島を再訪した

 

前回つぼみだったオケラが開花していた

 

ホソバワダンもたくさん咲いていた

葉は茎を抱く

 

ホソバワダンの花にチョウチョが訪問していた

 

次に、アキヨシアザミとムラサキセンブリを目当てに、秋吉台へ

 

カワラナデシコやキセワタの花が、しぶとく残っていた

 

ウメバチソウは咲き始め

 

コシオガマ

半寄生植物だが、宿主が見つからない場合は、独立栄養でも生育できる

 

カワミドリ

 

まだキキョウが咲いていた

長崎では真夏の花という印象があったが、認識を変える必要がありそうだ

 

ムラサキセンブリはつぼみばかり

これリンドウですね

 

残念ながら、アキヨシアザミは見つからなかった

 

これは、噂のチョウシュウアザミかな?

ヨシノアザミから分けられたようだが、まだYlistには掲載されていない

花は下向きに咲き、総苞片は9列との事だが、ちょっと数えにくいなぁ~

 

上部の頭花は上向きに咲いているように見えるが、その他の頭花は下向き

素人には同定は難しいが、チョウシュウアザミとして整理しておこう

分布は山口県と広島県で、山口県には広く分布しているらしい

今回歩いたルートが悪かったのか、アキヨシアザミは見つからなかった

次回は、別ルートを散策してぜひ見つけたいものだ(=゚ω゚)ノ