花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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三俣山 舞鶴新道を歩く

2020-06-03 | 登山

6月2日 火曜日 晴れ

くじゅうではそろそろミヤマキリシマの季節となるが、私は絶滅危惧種のヨウラクツツジに興味をひかれる

情報収集したところ、ヨウラクツツジは三俣山あたりに自生しているらしい

北峰直登の舞鶴新道も気になっていたので、登りはそのルートをたどる事にした

 

結論から述べると、舞鶴新道は登山道ではなく、完全藪こぎルートです

特に、標高があがり、岩が多く現れるようになると、灌木が生い茂る、かなり困難な藪です

私は、途中目印のテープを見落とした事もあり、前進困難な場面に度々遭遇

行かれる方は、くれぐれも目印の赤テープを見失わないようにしてくださいね

 

ところで、誰が何の理由で舞鶴新道と名付けたのか?

名の由来は、歩いてみればわかります^_^

 

長者原から、雨ヶ池方面に向かい、オオヤマレンゲの様子を確認

オオヤマレンゲ付近から、藪こぎで舞鶴新道へ合流した

 

 

長者原からスタート

 

タデ原湿原には特に気になる花は見られなかった

 

雨ヶ池手前のオオヤマレンゲの様子を見に行く

 

この時期開花しているというネットの記述も見られるが、全く咲いてなかった😂

 

藪こぎし、舞鶴新道へ合流する

 

赤テープを発見! 舞鶴新道と合流

ご覧のように、道などありません

 

下草がほとんどない自然林の林床は、急斜面ではありますが、比較的歩きやすい

 

標高が上がるにつれて、灌木が増え行く手を阻む

途中、シャクナゲが群生している

ここは、シャクナゲの開花に合わせて歩くのが良いだろう

 

やがて、困難な岩稜帯が現れだす

 

岩壁を左から巻く

 

さて、ルート図の岩を巻くと記述したところですが、私は左を巻きましたが、右が正解だと思います

左を巻くと、その先に目印の赤テープはなく、適当に登った結果ひどい目にあいました

 

難儀な藪をくぐり、岩に登った

 

眺めが良く、可愛いイワカガミがたくさん咲いていましたが、本来のルートではないところです

 

しばらく休憩

 

ここから先は、灌木に囲まれて、立って歩く事も困難

すったもんだするうちにようやく赤テープを発見

その後は、急斜面の長丁場

大量のマイズルソウが自生しており、これが舞鶴新道の名の由来かと納得

イワカガミもたくさん見られました

 

ロープをくぐり、雨ヶ池からのルートと合流し、ようやくほっとした

 

ミヤマキリシマはおまけ程度

あまり多く自生していません

開花していないので気づきませんでした

 

北峰到着

かなり疲労しました

 

ミヤマキリシマで赤く染まる山

 

景色を見ながら、ランチ

 

ミヤマキリシマを見ながら、コルへ降ります

 

再び、本峰への急登

疲労困憊

 

大鍋が見える

 

本峰到着\(^o^)/

誰もいない

 

絶景!

 

Ⅳ峰へ立ち寄る

 

 

西峰到着

 

この景色が本日No.1\(^o^)/

 

硫黄山の噴煙

 

下山路の鉱山道路が見える

 

諏蛾守越が見えた!

 

鉱山道路へ

 

しばらく鉱山道路を歩き、再び山道へ

 

長者原が彼方に見える

あそこまで歩くのかぁ~ 遠いなぁ~

 

さよなら三俣山(^O^)/

ミヤマキリシマは少ないが、良い山でした

※開花していないので、気づかなかったようで、結構多く自生しているようですね!

  失礼しましたm(_ _)m

 

観察した植物

 

チゴユリ

 

バイケイソウ

 

ユキザサ

 

ツクバネソウ

 

ミヤマガマズミ

 

舞鶴新道にはギンリョウソウが大量に生息してました

 

ツクシドウダン

 

大分県絶滅危惧Ⅱ類

 

タマガワホトトギスかな?

 

イワカガミは大変多い

 

たぶん、舞鶴新道の名の由来であるマイヅルソウ

 

舞鶴新道には、大量に自生しています

 

ツクシシャクナゲはもう終わり

 

ツクシコウモリソウの群落もあった

 

コケモモの小さくて可愛い花も咲いていた

 

大分県準絶滅危惧種

 

本日のメインディッシュはヨウラクツツジ

 

環境省絶滅危惧Ⅱ類

 

あまり美しくはないが、珍しいものなので激写

 

本日のミッション達成(*^^*)

舞鶴新道は、踏み跡はほとんどなく、目印のテープもまばらで困難なルートです

藪こぎ大好き人間じゃない人は、歩かないほうが懸命です

ルートを外れると私のように、悲惨な状況にはまりますのでご注意を!!