７月に見つけた野草の花
ギンバイソウ(銀梅草)
Hydrangea bifida (Maxim.) Y.De Smet et Granados
アジサイ科 アジサイ属
花 期 ： ７～８月
生育地 ： 山地林内の沢沿いなど、やや湿った場所を好む
分 布 ： 本州（関東以西）～九州
RL指定 ： 大分県絶滅危惧Ⅱ類
撮 影 ： ７月 大分県
ギンバイソウの分類が、ギンバイソウ属からアジサイ属に変更されていたので、図鑑を更新するとともに、アジサイ連の分類の変遷について整理しておく事にした
ギンバイソウは、エングラー体系下では、ユキノシタ科ギンバイソウ属に分類されていたが、APG体系で、ギンバイソウ属は、ウツギ属、バイカウツギ属などとともに、新設されたアジサイ科に移された
その後、De Smetらは、葉緑体のゲノム解析から、アジサイ連（エングラー分類）の全属をアジサイ属に統一し、ギンバイソウ属もアジサイ属に含められた
しかし近年、エングラー体系下のアジサイ連諸属の中には、固有な形態形質または形質の組合せによって他の属から明瞭に区分されるものがあるとして、アジサイ属を６属（アメリカノリノキ属、アジサイ属、バイカアマチャ属、クスノハアジサイ属、ツルアジサイ属、ノリウツギ属）に分割する提案がなされた
その際、６属は、De Smetの系統樹で、単系統群となるように区分されている
初版 ２０２０年０８月０２日
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