―人には命をかけても守らねばならない一分がある。―
上映時間 121分
原作 藤沢周平「盲目剣谺返し」(「隠し剣秋風抄」文春文庫刊)
監督 山田洋次
脚本 山田洋次、平松恵美子、山本一郎
音楽 富田勲
出演 木村拓哉/檀れい/笹野高史/小林稔侍/緒形拳/桃井かおり/坂東三津五郎
下級武士の三村新之丞(木村拓哉)は、妻の加世(檀れい)とともに幸せに暮らしていた。しかし、藩主の毒見役を務め、失明してしまったことから人生の歯車が狂い始める。妻が番頭の島田(坂東三津五郎)といい仲であることが判明し、絶望のなか離縁を決意。愛する妻を奪われた悲しみと怒りを胸に、新之丞は島田に“武士の一分”を賭けた果し合いを挑む。(シネマトゥデイ)
引用しておいていうのもおかしいけど、↑の「妻が番頭の島田といい仲であることが」に抵抗を感じる
年末に録画しておいたものを観賞。風邪をこじらせて学校を休んでいる子供と共に観ていたので
劇場観賞のような集中できる環境ではなかったけど、
平凡で幸せな下級武士の慎ましい暮らしぶり、当時のお役所勤めの有り様などが淡々とユーモアを交えて描かれ、
またその素朴な庄内弁が、この作品の登場人物に味わいをもたせた感じで
とても良かった
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このタイトルと、妻の加世が道で出会ったのが島田役の坂東三津五郎だった時点で
新之丞が何のために、とか、一分を徹す相手が誰とか、
その後の筋書きが全部判っちゃうんですが(笑)
それでも最後まで惹きつける山田洋次作品は、丁寧な映像美、優しい目線の脚本に、
ぴたりと今回も嵌ったキャスト陣にあるのだと実感できました
ただ、叔母(桃井かおり)の訪問後の新之丞の心の葛藤がもう少し丁寧に描かれていれば
離縁を言い渡したあとのシーンにもっと感情移入できた気がして、ちょっと残念
とはいえ、時代や階級に関係なく、妻は夫を思い、夫もまた妻を思いやる。
そうしてくり返される平凡な日常が"幸せ"だと優しく諭されているような作品でした
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観賞後
>コレ、日本人限定?外人には解かんないよね?
>何が?
<30石って、どの位?
<ぅ~~ん、昔の公務員は安かったかもよ、300万ぐらいかも、、社宅みたいだし、慎ましいみたいだし(
)
「武士に二言はない」「武士は食わねど高楊枝」などという言葉もほとんど知らずに育ってきた今の子供たちにも、この"一分"は通じたようで、ヨカッタと思っていたら
でも「オレ、武士じゃなくて良かったよ。眼が見えなくてもそんな一分徹すんじゃ大変じゃん」だって・・・
上映時間 121分
原作 藤沢周平「盲目剣谺返し」(「隠し剣秋風抄」文春文庫刊)
監督 山田洋次
脚本 山田洋次、平松恵美子、山本一郎
音楽 富田勲
出演 木村拓哉/檀れい/笹野高史/小林稔侍/緒形拳/桃井かおり/坂東三津五郎
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引用しておいていうのもおかしいけど、↑の「妻が番頭の島田といい仲であることが」に抵抗を感じる
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年末に録画しておいたものを観賞。風邪をこじらせて学校を休んでいる子供と共に観ていたので
劇場観賞のような集中できる環境ではなかったけど、
平凡で幸せな下級武士の慎ましい暮らしぶり、当時のお役所勤めの有り様などが淡々とユーモアを交えて描かれ、
またその素朴な庄内弁が、この作品の登場人物に味わいをもたせた感じで
とても良かった
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このタイトルと、妻の加世が道で出会ったのが島田役の坂東三津五郎だった時点で
新之丞が何のために、とか、一分を徹す相手が誰とか、
その後の筋書きが全部判っちゃうんですが(笑)
それでも最後まで惹きつける山田洋次作品は、丁寧な映像美、優しい目線の脚本に、
ぴたりと今回も嵌ったキャスト陣にあるのだと実感できました
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ただ、叔母(桃井かおり)の訪問後の新之丞の心の葛藤がもう少し丁寧に描かれていれば
離縁を言い渡したあとのシーンにもっと感情移入できた気がして、ちょっと残念
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とはいえ、時代や階級に関係なく、妻は夫を思い、夫もまた妻を思いやる。
そうしてくり返される平凡な日常が"幸せ"だと優しく諭されているような作品でした
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観賞後
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でも「オレ、武士じゃなくて良かったよ。眼が見えなくてもそんな一分徹すんじゃ大変じゃん」だって・・・
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