SENSE AND SENSIBILITY
上映時間 136分
製作国 イギリス/アメリカ
初公開年月 1996/06/
原作 ジェーン・オースティン
脚本 エマ・トンプソン
監督 アン・リー
出演 エマ・トンプソン/アラン・リックマン/ケイト・ウィンスレット/ヒュー・グラント/グレッグ・ワイズ/エミリー・フランソワ/トム・ウィルキンソン
英国の女性作家ジェーン・オースティンの1811年の小説『分別と多感』をもとにE・トンプソンが脚色し、第68回アカデミー賞脚色賞にノミネートされた恋愛ドラマ。
19世紀初頭。イングランド南東部のサセックス州にある私園“ノーランド・パーク”を構えるダッシュウッド家の主ヘンリーを失った彼の妻と3人の娘。法律の定めるところにより私園を含め財産は先妻の息子ジョンに相続されるのを心配したヘンリーは、死の床でジョンに妻と娘の世話を頼んでいたが、ジョンの妻の反対にあいその約束は反故にされてしまう。彼女たちは悲しみにひたる間もなく、早速新しい家を探し始めるが……。
「
ジェイン・オースティンの読書会」をご覧になった方は、観賞後多くの方がオースティン作品について語られ、或は興味を持たれたあの6作品中の一本。
あの作品中では最も若い、独身女性(でも男に興味なし)アレグラが担当した、
『
分別と多感』の映画版です~。
(つい最近、またUKでドラマになるという記事を観たような気が、、、)
19世紀初頭のイングランドの法律によって、それまで何不自由のない生活を送っていた母と3人の娘が、
父の死後は屋敷も追われ、爪に火を燈すような極貧生活に・・・
父の死後先妻の子ジョンとともにダッシュウッド家に乗り込んできた、彼女等の義兄のイジワルな妻・ファニー(ハリエット・ウォルター )の仕打ちに屋敷に留まれなくなる一家は、
従兄のジョン・ミドルトン卿の小さな別荘バートン・コテージに引っ越す事になる。
ファニーには気の弱い弟・弟エドワード・フェラース(ヒュー・グラント)がいて、屋敷を訪ねた折、
分別ある長女エリノア(エマ・トンプソン)と心惹かれあうが・・・
一方次女のマリアンヌ(ケイト・ウィンスレット)には引越し早々、
ジョン卿の親友で隣人のブランドン大佐(アラン・リックマン)が来訪、マリアンヌに一目惚れされるが、
彼女が一目で恋におちたのはジョン・ウィロビー(グレッグ・ワイズ)という白馬の王子だった・・・・
ここで繰り広げられる姉妹を翻弄する
優しいけど優柔不断な男や、
その場しのぎの愛情で、責任を取れない男―。
時代は変われど、たった一人の自分のつがいを求める姉妹のひたむきな姿を
様々な人間模様を交え、優しく描いていく。
内容は「
プライドと偏見」に「
若草物語」を足したような(笑)
さほど人物も入り組んでいないし、ドラマ性もあって一気に観れた。
この頃からヒューさまったらこんなカンジだったのね~とか、
ケイト・ウィンスレットもやはり大人顔だったとか感じながら
やはりここで一番はアラン・リックマン!
相変わらず濃いけど、抑えた演技でその濃さをカバー(?)少しミステリアスな隣人を好演
何もかも無くして傷つき、もうだめだという時でも
支えてくれる誰かがいて、
心の傷が癒えた時、
荒地に双葉が芽吹くように、、、昨日と違う今日、
いつか霧が晴れるように、大切な真実がみえてくる....
常識的で我慢強く、いかにも長女タイプのエリノア。
情熱的で行動的なマリアンヌは、意外と打たれ弱いかも。
さて、この姉妹のうち、あなたはどちらのタイプの女性でしょうか?