原題 LOVE EXPOSURE
製作年度 2008年
上映時間 237分 映倫 R-15
原案・脚本・監督 園子温 (そのしおん)
出演 西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/尾上寛之/永岡佑/中村麻美/渡辺真起子/板尾創路/岩松了/堀部圭亮/深水元基/吹越満/渡部篤郎
『紀子の食卓』が世界的に高く評価された園子温監督が、実話をベースに描く究極の純愛物語。
敬虔(けいけん)なクリスチャンの家庭に育ったユウ(西島隆弘)は、ある出来事を境に神父の父(渡部篤郎)に懺悔を強要され始める。父の期待に応えようと、懺悔のために毎日罪作りに励むうちに罪作りはエスカレートし、いつしかユウは女性ばかり狙う盗撮魔となっていた。そんなある日、運命の女ヨーコ(満島ひかり)と出会い、生まれて初めて恋に落ちるが……。
今年冬、公開劇場が少ないとこと、上映時間が途中休憩を入れると4時間を越えるということで見逃していた作品。
主演のAAA(トリプルエー)の西島君は、この作品を観る直前、
つけっ放しになっていた男子の女装を競うテレビ番組で偶然艶やかな女装っぷりをみていました(笑)
常識では考えられない1本4時間という長い作品。でも、これは長いからじゃなく、
DVDにして正解だったかもしれません。
なにしろ盗撮モノですから、劇場では私は明らかに浮き上がっていたと思われ(爆)
過激、露骨な盗撮写真の山にも、お家鑑賞の精神的安らぎを感じていました(笑)
で、面白かったです!
描かれているのは
父と子、父と娘、キリスト教とカルト教団、
愛と性、理性と本能、嘘と真実、ノーマルと変態―
そして、理想と現実。
ま、あまりノーマルな人物は、ほとんど描かれていないですが(笑)
これがどの程度真実なのか、そこにとても興味を惹かれます。
この、盗撮のカリスマとなるユウに実在のモデルがいるらしいですが、それ以上のことは解りません。
理想の女性“マリア”に出会う日を夢見ていた罪なき少年だったユウが、
愛する父のために懺悔のネタ探しをする中で、外見のひ弱さから想像できない強さも身に着けていく。
この序盤からテンポよく、ショッキングな展開のクライマックスまで、
長さを感じさせない面白さがあり、一気に観てしまいました。
敬虔なクリスチャン一家に育ったユウが味わう現実。
たとえ泥にまみれても消えない彼の中の切なる真実―。
西島くん、凄く良かったのではないでしょうか
そしてこの日もう1本借りたかった『プライド』にも出演しているらしい
ヨーコ役の満島ひかりさんも、怒涛の展開にその時々の傷つき傷つける危うい凶器のような存在感を放ち
とっても良かった
カルト教団の手先であり、このふたりに罠を仕掛けるコイケ。演じた安藤サクラの不気味さも忘れられないし
むきだしの愛に押し倒される神父が絶妙に合ってる渡部篤郎とか、
脇に登場する癖のある役者陣も嵌っています!
ラヴェルのボレロにのって、軽妙にテンポよく物語りは進みますが、
目を背けたくなるような残酷な描写もあり、そこは心した方がいいと思いますが、
壮絶な純愛物語。
むきだしであるが故の滑稽さ、無防備さ、強さ、切なさが圧倒的な1本です
コチラで予告がご覧になれます。
製作年度 2008年
上映時間 237分 映倫 R-15
原案・脚本・監督 園子温 (そのしおん)
出演 西島隆弘/満島ひかり/安藤サクラ/尾上寛之/永岡佑/中村麻美/渡辺真起子/板尾創路/岩松了/堀部圭亮/深水元基/吹越満/渡部篤郎
『紀子の食卓』が世界的に高く評価された園子温監督が、実話をベースに描く究極の純愛物語。
敬虔(けいけん)なクリスチャンの家庭に育ったユウ(西島隆弘)は、ある出来事を境に神父の父(渡部篤郎)に懺悔を強要され始める。父の期待に応えようと、懺悔のために毎日罪作りに励むうちに罪作りはエスカレートし、いつしかユウは女性ばかり狙う盗撮魔となっていた。そんなある日、運命の女ヨーコ(満島ひかり)と出会い、生まれて初めて恋に落ちるが……。
今年冬、公開劇場が少ないとこと、上映時間が途中休憩を入れると4時間を越えるということで見逃していた作品。
主演のAAA(トリプルエー)の西島君は、この作品を観る直前、
つけっ放しになっていた男子の女装を競うテレビ番組で偶然艶やかな女装っぷりをみていました(笑)
常識では考えられない1本4時間という長い作品。でも、これは長いからじゃなく、
DVDにして正解だったかもしれません。
なにしろ盗撮モノですから、劇場では私は明らかに浮き上がっていたと思われ(爆)
過激、露骨な盗撮写真の山にも、お家鑑賞の精神的安らぎを感じていました(笑)
で、面白かったです!
描かれているのは
父と子、父と娘、キリスト教とカルト教団、
愛と性、理性と本能、嘘と真実、ノーマルと変態―
そして、理想と現実。
ま、あまりノーマルな人物は、ほとんど描かれていないですが(笑)
これがどの程度真実なのか、そこにとても興味を惹かれます。
この、盗撮のカリスマとなるユウに実在のモデルがいるらしいですが、それ以上のことは解りません。
理想の女性“マリア”に出会う日を夢見ていた罪なき少年だったユウが、
愛する父のために懺悔のネタ探しをする中で、外見のひ弱さから想像できない強さも身に着けていく。
この序盤からテンポよく、ショッキングな展開のクライマックスまで、
長さを感じさせない面白さがあり、一気に観てしまいました。
敬虔なクリスチャン一家に育ったユウが味わう現実。
たとえ泥にまみれても消えない彼の中の切なる真実―。
西島くん、凄く良かったのではないでしょうか
そしてこの日もう1本借りたかった『プライド』にも出演しているらしい
ヨーコ役の満島ひかりさんも、怒涛の展開にその時々の傷つき傷つける危うい凶器のような存在感を放ち
とっても良かった
カルト教団の手先であり、このふたりに罠を仕掛けるコイケ。演じた安藤サクラの不気味さも忘れられないし
むきだしの愛に押し倒される神父が絶妙に合ってる渡部篤郎とか、
脇に登場する癖のある役者陣も嵌っています!
ラヴェルのボレロにのって、軽妙にテンポよく物語りは進みますが、
目を背けたくなるような残酷な描写もあり、そこは心した方がいいと思いますが、
壮絶な純愛物語。
むきだしであるが故の滑稽さ、無防備さ、強さ、切なさが圧倒的な1本です
コチラで予告がご覧になれます。