私は流行をつくっているのではない
スタイルをつくっているの
製作年度 2008年
上映時間 138分
監督 クリスチャン・デュゲイ
出演 シャーリー・マクレーン/バルボラ・ボブローヴァ/マルコム・マクダウェル/マルク・ボウシエ/サガモア・ステヴナン/オリヴィエ・シトリュク
第二次世界大戦後、亡命生活を終えてファッション界へカムバックを果たした1954年以降のシャネルが、自身の駆け出しの時代を追想するという2部構成で描れる。
1954年のパリ。空白の15年を経てファッション界に戻り、復帰コレクションを用意したココ・シャネル(シャーリー・マクレーン)のオートクチュール店には、たくさんの評論家や顧客が集まった。しかし、コレクションは不評に終わり、シャネルと、ビジネス・パートナー、マルク・ボウシエ(マルコム・マクダウェル)はがく然とする。
15年の亡命生活から戻ってきたココ・シャネルの復帰コレクション当日。
その騒然としたステージの傍ら、腹を括った71歳のシャネルは、自身もシャネルの大ファンだというシャーリー・マクレーン。
そして、貧しく家族の愛に薄かった少女時代、お針子として社会に出て行く回想シーン。
若き日のココを演じるのは、ジュリエット・ビノシュそっくりのバルボラ・ボブローヴァ。
そう、ジュリエット似のため、最初から少し老け顔なので(失礼)、最初の恋人エチエンヌと出会ったのが幾つのころなのか少々解りづらい。
また次に出会う、ココにとっては生涯で最も愛したひとであるボーイ・カペルとの出会までがちょっと長すぎるような感じがした。
エチエンヌとのエピで、彼女の上昇志向、負けん気もプライドの高さも、
それゆえ自立に拘っていく部分も描かれてはいるのだけど。
なぜ1954年の復帰コレクションが酷評されたのか。
そして、諦めない強気のココが再度開いたコレクションが大好評だったのか―?
フランスの国民感情に触れられず、アメリカで受け入れられ成功したカムバック劇を、
いかにシャーリー・マクレーンの名演技、存在感をもってしても
空白の15年のその時を一切語らずにこの2つのショーを受け入れるのには違和感が拭えなかった。
この作品、もとはアメリカのテレビドラマだというから、編集でカットされたのかもだけど・・・
女としての幸せをいつも目前でとり逃してきたココが、デザイナーとして世に出るまでの
ロマンス的な部分が中心に描かれているわけだけど、
時間が長い割りにちょっとアッサリ目な感じ。
まぁ、シャネルブランドのタブー的部分だし、無理かもだけど
シャーリー・マクレーンを起用するのなら、第二次大戦後の亡命生活にも触れてもらいたかったところ
名言をたくさん残したココ。
中でも"美しさは女性の「武器」であり、装いは「知恵」であり、謙虚さは「エレガント」である"
は共感するところだけど、
この作品の中のガブリエルからは謙虚さを感じ取るのは難しいかな(笑)
予告がよかったので期待が大きかったのか、
キャストは魅力的だったけどちょっと中途半端な感じが否めず、
シャネルブランドのコレクション自体もそれほどではなく、
あのNO.5誕生なども軽く一瞬で流され、(実際そんな感じだったのかもだけど)
まぁ普通に楽しめたといった作品でした~。
スタイルをつくっているの
製作年度 2008年
上映時間 138分
監督 クリスチャン・デュゲイ
出演 シャーリー・マクレーン/バルボラ・ボブローヴァ/マルコム・マクダウェル/マルク・ボウシエ/サガモア・ステヴナン/オリヴィエ・シトリュク
第二次世界大戦後、亡命生活を終えてファッション界へカムバックを果たした1954年以降のシャネルが、自身の駆け出しの時代を追想するという2部構成で描れる。
1954年のパリ。空白の15年を経てファッション界に戻り、復帰コレクションを用意したココ・シャネル(シャーリー・マクレーン)のオートクチュール店には、たくさんの評論家や顧客が集まった。しかし、コレクションは不評に終わり、シャネルと、ビジネス・パートナー、マルク・ボウシエ(マルコム・マクダウェル)はがく然とする。
15年の亡命生活から戻ってきたココ・シャネルの復帰コレクション当日。
その騒然としたステージの傍ら、腹を括った71歳のシャネルは、自身もシャネルの大ファンだというシャーリー・マクレーン。
そして、貧しく家族の愛に薄かった少女時代、お針子として社会に出て行く回想シーン。
若き日のココを演じるのは、ジュリエット・ビノシュそっくりのバルボラ・ボブローヴァ。
そう、ジュリエット似のため、最初から少し老け顔なので(失礼)、最初の恋人エチエンヌと出会ったのが幾つのころなのか少々解りづらい。
また次に出会う、ココにとっては生涯で最も愛したひとであるボーイ・カペルとの出会までがちょっと長すぎるような感じがした。
エチエンヌとのエピで、彼女の上昇志向、負けん気もプライドの高さも、
それゆえ自立に拘っていく部分も描かれてはいるのだけど。
なぜ1954年の復帰コレクションが酷評されたのか。
そして、諦めない強気のココが再度開いたコレクションが大好評だったのか―?
フランスの国民感情に触れられず、アメリカで受け入れられ成功したカムバック劇を、
いかにシャーリー・マクレーンの名演技、存在感をもってしても
空白の15年のその時を一切語らずにこの2つのショーを受け入れるのには違和感が拭えなかった。
この作品、もとはアメリカのテレビドラマだというから、編集でカットされたのかもだけど・・・
女としての幸せをいつも目前でとり逃してきたココが、デザイナーとして世に出るまでの
ロマンス的な部分が中心に描かれているわけだけど、
時間が長い割りにちょっとアッサリ目な感じ。
まぁ、シャネルブランドのタブー的部分だし、無理かもだけど
シャーリー・マクレーンを起用するのなら、第二次大戦後の亡命生活にも触れてもらいたかったところ
名言をたくさん残したココ。
中でも"美しさは女性の「武器」であり、装いは「知恵」であり、謙虚さは「エレガント」である"
は共感するところだけど、
この作品の中のガブリエルからは謙虚さを感じ取るのは難しいかな(笑)
予告がよかったので期待が大きかったのか、
キャストは魅力的だったけどちょっと中途半端な感じが否めず、
シャネルブランドのコレクション自体もそれほどではなく、
あのNO.5誕生なども軽く一瞬で流され、(実際そんな感じだったのかもだけど)
まぁ普通に楽しめたといった作品でした~。