to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

(500)日のサマー

2010-01-18 22:18:06 | the cinema (カ行)
運命の恋なんて、
あるに決まってる。

原題 (500) DAYS OF SUMMER
製作年度 2009年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 96分
監督 マーク・ウェブ
音楽 マイケル・ダナ/ロブ・シモンセン
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ゾーイ・デシャネル/ジェフリー・エアンド/マシュー・グレイ・ガブラー
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。

セントアンナの奇跡」でどこか亡きヒース・レジャーの面影を見つけてしまって以来キニナル俳優で、こちらの作品も楽しみにしていました。
タイトルからしてある予感は働いていましたので、それがどんな風に展開されていくのか?
そこに期待していましたが、これが劇場公開作品初メガホンというマーク・ウェブ監督は
ミュージッククリップを手がけているだけあって、
ポップで楽しい500日と1日♪素敵なロマコメでした

建築家を志しながらもカード会社でライターの職に甘んじているトム。
ロマンチストの彼はいつか素敵な恋人に出会えると信じていたそんなトムの前にキュートな
新入社員サマーが現れ一目惚れ
出会いから4日目にいい予感
28日目にはカラオケバーで、チャンスがやってきて…と、
トムは振り返る、、、。
が、こちらも最近流行の時系列がばらばらで、トムの脳内にまかせた二人の500日が展開されていく方式。

始めに「恋人なんか欲しくない。縛られるのはイヤ」といったサマーの言葉も、
二人の関係が続けば変わっていくはず・・と、距離が縮まっていくことに有頂天になる恋するトム
100日を過ぎる頃には、サマーにとって自分は特別な存在だと思え、
お気に入りの場所に連れて行き、幸せを感じていたのに…

これでも二人の関係は…

最初から最後まで男性目線のラブストーリーというのは珍しいかも知れません。
大体ラブストーリーって、片側からしか描かれていないと感情移入し難いし、
どちらかが魅力に欠ける物語になってしまうところ、コチラは珍しくいい感じのフィニッシュだったのではないでしょうか

とはいえ、サマーのような信念を持っていたにせよ、あの展開を迎える女性は希でしょうし(笑)
男にせよ女にせよ、相手に自分のロマンを重ねて恋して、やがてどうにもならない現実を突きつけられるまで気づかないって、よくある話で
そんな珍しくも無い男女の上手くいかない恋がポップに描かれていて、好感が持てます♪

トムの喜怒哀楽の表情がなんとも魅力的で、
ジョセフ・ゴードン君の、泣いても怒っても舞い上がっても(笑)チャーミングなあの目がよかった

IKEAで息の合った夫婦を演じたり、名作「卒業」を観る辺りも何事かを予感させたり、
初めてのベッドイン後の天にも昇るようなシーンも初々しく(笑)
見せ方も上手いし、演じる二人もキュートで爽やか
傷ついても自分を取り戻し、新たに夏から秋へと(笑)1歩踏み出すラストもいいんじゃないでしょうか~
コメント (16)
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