音楽だけが生きる糧だった
原題 THE PIANIST
製作年度 2002年
上映時間 148分
製作国・地域 フランス/ドイツ/ポーランド/イギリス
原作 ウワディスワフ・シュピルマン
脚本 ロマン・ポランスキー/ ロナルド・ハーウッド
監督 ロマン・ポランスキー
音楽 ヴォイチェフ・キラール
出演 エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/エミリア・フォックス/モーリン・リップマン/エド・ストッパード
第55回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。
ゲットーから奇跡的に生き延びた実在のピアニストとその生還に関わった人々の姿を、自身もゲットーで過ごした過酷な体験を持つロマン・ポランスキー監督が描く渾身の一作。
1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)はワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住区に移され、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が収容所へ移されるようになったころ、たったひとり収容所行きを免れたシュピルマンは、必死に身を隠し、食うや食わずで生き延びる。砲弾が飛び交い、街が炎に包まれる仲、心の中で奏でる音楽だけが彼の唯一の希望だった。だが、ある晩彼はひとりのドイツ人将校に見つかってしまう…。
この年になるまで、それなりの数の戦争映画を観て来て、実際心に迫るドラマも多かったと思う。
でも、ホロコーストものはどうしても観る気になれずに、気になりながら避けていた内の1本、GyaO!で観てしまいました。
画的に目を背けたくなるほどの残虐シーンはなかったけれど…
静かに淡々とした残酷な苦しい世界が展開されて、途中一呼吸を要しました。
立てと言われて立てない足の悪い老人はベランダから車椅子ごと投げ落とされ
親衛隊に質問しただけで射殺され
彼らの気分で無雑作に選ばれたヒトはその場で射殺――なぜ?はない世界。
それはあっと言う間もない、秒殺。
生きていく方が苦しいユダヤ人の日々。
目立たぬように、死なないように…。それが彼等の闘い。
そのピアニストは、個人主義ではあったが、ピアノ以外に興味がない為とも言えた穏やかな青年。
僅かな間に家族や親しい人たちが次々目の前で殺されても、或は立ち去っても、
(彼を助けた人たちは次々と死んでいくのだが)
彼が泣く事はなかった…
たったひとり孤独にとり残されても、敵に見つかった時も―。
あれほど弾きたかったピアノを、たった一人の敵の将校の為に弾く。
優しく哀しく激しく、、、粉塵にまみれ、やつれたピアニストのショパン。。。
涙が垂れ流れるとかいう・・そんなレベルではない。
声もない.......しかし、実話。
このチラシのシーンは、、、凄いです。ただただ圧倒的な仕業。
主演のエイドリアン・ブロディが特訓を受けて挑んだ(吹替えなし)の演奏シーンは素晴らしいの一言!
戦場に突如美しいショパン…痩せこけた男の手が奏でる。。
ゲットーで過ごした体験を持つ監督ならではの、斬って捨てた様な冷淡な描き方にそ、
血の滲むような悲しみと底知れない恐怖が映し出されていたのでしょう。
そんなシュピルマンの長男が書いたと言うコチラの本も
読んでみたくなりました。
いつの日にか「シンドラーのリスト」も、観てみようかな・・・・
原題 THE PIANIST
製作年度 2002年
上映時間 148分
製作国・地域 フランス/ドイツ/ポーランド/イギリス
原作 ウワディスワフ・シュピルマン
脚本 ロマン・ポランスキー/ ロナルド・ハーウッド
監督 ロマン・ポランスキー
音楽 ヴォイチェフ・キラール
出演 エイドリアン・ブロディ/トーマス・クレッチマン/エミリア・フォックス/モーリン・リップマン/エド・ストッパード
第55回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。
ゲットーから奇跡的に生き延びた実在のピアニストとその生還に関わった人々の姿を、自身もゲットーで過ごした過酷な体験を持つロマン・ポランスキー監督が描く渾身の一作。
1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)はワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーと呼ばれる居住区に移され、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が収容所へ移されるようになったころ、たったひとり収容所行きを免れたシュピルマンは、必死に身を隠し、食うや食わずで生き延びる。砲弾が飛び交い、街が炎に包まれる仲、心の中で奏でる音楽だけが彼の唯一の希望だった。だが、ある晩彼はひとりのドイツ人将校に見つかってしまう…。
この年になるまで、それなりの数の戦争映画を観て来て、実際心に迫るドラマも多かったと思う。
でも、ホロコーストものはどうしても観る気になれずに、気になりながら避けていた内の1本、GyaO!で観てしまいました。
画的に目を背けたくなるほどの残虐シーンはなかったけれど…
静かに淡々とした残酷な苦しい世界が展開されて、途中一呼吸を要しました。
立てと言われて立てない足の悪い老人はベランダから車椅子ごと投げ落とされ
親衛隊に質問しただけで射殺され
彼らの気分で無雑作に選ばれたヒトはその場で射殺――なぜ?はない世界。
それはあっと言う間もない、秒殺。
生きていく方が苦しいユダヤ人の日々。
目立たぬように、死なないように…。それが彼等の闘い。
そのピアニストは、個人主義ではあったが、ピアノ以外に興味がない為とも言えた穏やかな青年。
僅かな間に家族や親しい人たちが次々目の前で殺されても、或は立ち去っても、
(彼を助けた人たちは次々と死んでいくのだが)
彼が泣く事はなかった…
たったひとり孤独にとり残されても、敵に見つかった時も―。
あれほど弾きたかったピアノを、たった一人の敵の将校の為に弾く。
優しく哀しく激しく、、、粉塵にまみれ、やつれたピアニストのショパン。。。
涙が垂れ流れるとかいう・・そんなレベルではない。
声もない.......しかし、実話。
このチラシのシーンは、、、凄いです。ただただ圧倒的な仕業。
主演のエイドリアン・ブロディが特訓を受けて挑んだ(吹替えなし)の演奏シーンは素晴らしいの一言!
戦場に突如美しいショパン…痩せこけた男の手が奏でる。。
ゲットーで過ごした体験を持つ監督ならではの、斬って捨てた様な冷淡な描き方にそ、
血の滲むような悲しみと底知れない恐怖が映し出されていたのでしょう。
そんなシュピルマンの長男が書いたと言うコチラの本も
読んでみたくなりました。
いつの日にか「シンドラーのリスト」も、観てみようかな・・・・