to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

グリーン・ゾーン

2010-05-15 00:31:16 | the cinema (カ行)
グリーン・ゾーン──。そこは、偽りに支配された安全地帯。
原題 GREEN ZONE
製作年度 2010年
製作国・地域 フランス/アメリカ/スペイン/イギリス
上映時間 114分
脚本 ブライアン・ヘルゲランド
監督 ポール・グリーングラス
出演 マット・デイモン/グレッグ・キニア/ブレンダン・グリーソン/エイミー・ライアン/ハリド・アブダラ/ジェイソン・アイザックス/イガル・ノール

イラク中心部のアメリカ軍駐留地域“グリーン・ゾーン”を舞台に、大量破壊兵器の所在を探る極秘任務に就いた男の決死の捜査を描くサスペンス・アクション。
ロイ・ミラー(マット・デイモン)と彼の部隊は、砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う極秘任務に就くが、国防総省の要人によって手掛かりを奪われてしまう。国防総省の動きを不審に思った彼は、同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウン(ブレンダン・グリーソン)と共闘することに。部隊を離れ単独で調査を開始し、執ような妨害工作に苦しみながらも謎の核心に迫っていく。

GWの混雑でちょっと映画館離れをしていたので、久々の劇場鑑賞....なのですが、
う~~ん、ナンだったんだろ。
観ている時にはそれなりに集中していられたんですが、コレ、今映画化する意味があったのか~?ナ作品でした。

ボーン・シリーズのコンビだと言うので過剰な期待はしなくても、まさか大ハズレはあるまいと思っていましたが、ちょっと微妙。

先ず、ストーリー自体、驚くような展開も胸を打つラストにもなっていないし、
主人公のロイ・ミラーがなんだかいつも余裕綽々にみえるし、独断的に行動する彼のキャラクター自体に魅力がない。
セリフも、カッコヨクないんですよね~これが
彼と共闘するというCIA調査官ブラウンが、、弱い。いろんな意味で。
ミラーが追っていく謎も、謎じゃないし(苦笑)
ワケあり気に登場のジャーナリストも「え?」なお仕事だし、、あり得ない。んなバカな...です。

それでもコレ、一応は告発ものなんでしょうかねえ・・・。

ざらついた画面も、お得意のハンディカメラも、
もう落ち着く先が解っているので、ちっとも緊迫感がないのです。

主人公のミラー准尉の所属も、手がかりの手帳も、お金も、
いとも簡単にころころと移動するし、それ自体に余り意味がなかったというのもお粗末。
ちょっと見所のない残念な作品でした~