to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

きみがぼくを見つけた日

2010-05-13 23:36:02 | the cinema (カ行)
原題 THE TIME TRAVELER'S WIFE
製作年度 2009年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 110分
原作 オードリー・ニッフェネガー 『きみがぼくを見つけた日』(ランダムハウス講談社文庫刊)
脚本 ブルース・ジョエル・ルービン
監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演 エリック・バナ/レイチェル・マクアダムス/ アーリス・ハワード/ ロン・リヴィングストン/ジェーン・マクリーン/ブルックリン・プルー

アメリカで大ベストセラーとなった純愛小説の映画化。
時空を旅する運命を背負うヘンリー(エリック・バナ)は、どんなときにどの時代のどこへ飛ぶのかは自分で選べない。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレア(レイチェル・マクアダムス)といつしか愛し合うようになるが……。

タイムトラベラーのヘンリーは6歳のクレアと36歳の時に出会っていたが、
クレアが20歳、ヘンリー28歳で運命の再会をする。
自分自身も制御不能の、突然の時空移動を繰り返す彼にとってのタブーは、この世に大切なものを作る事だったけど、、
何もかも知っているクレアを得て、
安らぎと共に、また新たな苦悩も生まれる…というラブストーリー。

わずかなそそられるDVDもレンタル中で、見逃したコチラの作品をチョイス。
たまたまバイトから疲労して帰ってきた子供と一緒に鑑賞~。
子供の感想は、、こんだけのアイデアでラストは普通?勿体無いよ、なんだよぉー!でした(笑)
で、子供に言わせると、この原題はダサイそうで、邦題の方がまあいいそうです(笑)

物語は基本、クレアの時間軸で進行していくところを、様々な年代のヘンリーが行き来するので、
注意が彼の変化にばっかりいってしまい、私は感情移入はし難い感じでした。
しかも出現する時は素っ裸なのでそこがスリリング(どうやって衣服をゲットするか)でもあり、
だけどちょっとやっぱり可笑しいのでした(ゴメンヨ~)

彼女が彼に居て欲しい時にも留まってくれず、
いつの時代に行ってどんなキケンな目にあっているのか、クレアはただ祈って待つことしか出来ない。
そこがこの作品の切ないところなんだろうけれど、そこまで悲壮感は感じられなかったし、
ちょっと中途半端な印象。
タイトルからすればきっと観客はヒロイン目線だろうという計算だったかもだけど、
普通に生きることをハナから諦めてる男がインパクトあって、
女性の方にあまり感情移入が出来なかったのが敗因かな?

でもクレアは、長い間(子供から少女時代)逢えずに居ても彼を待ち続けたんだもの、
あのラストは女性向けかも。ある意味生涯・・永遠に幸せ