人生はケーキほど甘くないでござる。
製作年度 2010年
上映時間 108分
原作 荒木源
監督 中村義洋
エンディングテーマ 忌野清志郎『REMEMBER YOU』
出演 錦戸亮 木島安兵衛/ともさかりえ 遊佐ひろ子/今野浩喜/佐藤仁美/鈴木福/忽那汐里/堀部圭亮/中村有志/井上順
荒木源の同名小説(旧題『ふしぎの国の安兵衛』)を錦戸亮主演で映画化したハートフル・コメディ・ドラマ。
江戸時代からやって来たちょんまげ頭の侍、木島安兵衛(錦戸亮)をひょんなことから居候させることになった、ひろ子(ともさかりえ)と友也(鈴木福)の母子。友也のために偶然作ったプリンから、お菓子作りの才能を開花させた安兵衛。彼は人気パティシエとなり、ひろ子や友也とのきずなも深まっていくが……。
先日銀座に出掛けた際、『恋愛戯曲』のチラシをゲットしようとヒューマントラストシネマに行った時、
あのせまいロビーの前に若い女性の長蛇の列、、、???
それが「ちょんまげぷりん」目当ての女性たちだったとは、ちょっと意外でした。その時点で、もう公開から日が経ってましたから。
ところが、自分でも意外。なんかゆる~い映画がいいな~・・で、先日は気がついたら窓口で「ちょんまげぷりん」と、口が勝手に・・・(爆)
夏バテ気味の身体にも心にも優しいぷりん~じゃなかった、コメディにすっかりリラックスした時間を持てました
シングルマザーのひろ子は、まだ幼い友也の保育園の送り迎えに、家事。
残業ができない為、仕事を持ち帰ったりと努力してはいるけど、会社の同僚たちの目は冷ややかなものがあり、ストレスを抱えていた。
しかし、ある日知り合って、友也のなつくまま生活を共にするようになったちょんまげ侍の木島は、
居候のお礼に「奥向きのこと」一切をやってくれると、ひろ子には願ってもない展開に。
しかして180年前の江戸時代からやってきた25歳の貧乏旗本の青年が、文明を克服し家事を極める生活は、
彼をとんだ有名人にもしてしまい、
安心して仕事に取り組んでいたひろ子にも、彼を父のように慕う友也にも変化が訪れようとしていた―…。
現代に突然武士が出現したら?!
そうそう、きっとひろ子のように先ず俳優かなんかのプロモだと思うだろうし、次には同じような思考を辿るだろうし・・・
それが武士の方の立場だったら、、、これはもうワカリマセンが、
そのあり得ない状況に陥ったサムライのリアル困惑振りが、かなり巧かったです、錦戸くん
ひもじくて憔悴していく安兵衛、、、
月代も無精ひげも伸びて、風呂に入れば友也に笑われ
しかし、世の不条理や礼節に欠ける行為は見過ごせない
自分の窮地を救ってくれたひろ子に対してはいつも節度をもって接し、
友也に対しても甘いのであるけれど、小さくても守るべき礼儀作法については毅然として諭す。
引き受けた「奥向きのこと」はパーフェクトにこなし、かといって、
現代の男子には見られない新鮮な男らしさも誠実さも、ここ一番で発揮する安兵衛が、どんどん素敵に見えてくる。
マジメいっぽうの錦戸・安兵衛の武家言葉が可笑しく、でも妙に嬉しいのはなぜだろう~
かいがいしくというより、お役目と捉えて家事に取り組む錦戸くんのエプロン姿に萌えたかも~(笑)
冴えないバツイチママと、冴えない貧乏旗本の青年に訪れた出会いが、
きっと何かを教えてくれてる。
中村監督作品の中では、どちらかというと「フィッシュ・ストーリー」が好きな人向けかもしれないって気がします♪
「アヒルと鴨」や「ゴールデン・スランバー」のような、驚愕の展開にはならないですが、
奇抜な設定でもキチンと時代考証をふまえた武家の心得、作法などをマジメに捉えたところからくる笑いとメッセージが、
やっぱり中村監督作らしくていいなぁ~と感じました~
製作年度 2010年
上映時間 108分
原作 荒木源
監督 中村義洋
エンディングテーマ 忌野清志郎『REMEMBER YOU』
出演 錦戸亮 木島安兵衛/ともさかりえ 遊佐ひろ子/今野浩喜/佐藤仁美/鈴木福/忽那汐里/堀部圭亮/中村有志/井上順
荒木源の同名小説(旧題『ふしぎの国の安兵衛』)を錦戸亮主演で映画化したハートフル・コメディ・ドラマ。
江戸時代からやって来たちょんまげ頭の侍、木島安兵衛(錦戸亮)をひょんなことから居候させることになった、ひろ子(ともさかりえ)と友也(鈴木福)の母子。友也のために偶然作ったプリンから、お菓子作りの才能を開花させた安兵衛。彼は人気パティシエとなり、ひろ子や友也とのきずなも深まっていくが……。
先日銀座に出掛けた際、『恋愛戯曲』のチラシをゲットしようとヒューマントラストシネマに行った時、
あのせまいロビーの前に若い女性の長蛇の列、、、???
それが「ちょんまげぷりん」目当ての女性たちだったとは、ちょっと意外でした。その時点で、もう公開から日が経ってましたから。
ところが、自分でも意外。なんかゆる~い映画がいいな~・・で、先日は気がついたら窓口で「ちょんまげぷりん」と、口が勝手に・・・(爆)
夏バテ気味の身体にも心にも優しいぷりん~じゃなかった、コメディにすっかりリラックスした時間を持てました
シングルマザーのひろ子は、まだ幼い友也の保育園の送り迎えに、家事。
残業ができない為、仕事を持ち帰ったりと努力してはいるけど、会社の同僚たちの目は冷ややかなものがあり、ストレスを抱えていた。
しかし、ある日知り合って、友也のなつくまま生活を共にするようになったちょんまげ侍の木島は、
居候のお礼に「奥向きのこと」一切をやってくれると、ひろ子には願ってもない展開に。
しかして180年前の江戸時代からやってきた25歳の貧乏旗本の青年が、文明を克服し家事を極める生活は、
彼をとんだ有名人にもしてしまい、
安心して仕事に取り組んでいたひろ子にも、彼を父のように慕う友也にも変化が訪れようとしていた―…。
現代に突然武士が出現したら?!
そうそう、きっとひろ子のように先ず俳優かなんかのプロモだと思うだろうし、次には同じような思考を辿るだろうし・・・
それが武士の方の立場だったら、、、これはもうワカリマセンが、
そのあり得ない状況に陥ったサムライのリアル困惑振りが、かなり巧かったです、錦戸くん
ひもじくて憔悴していく安兵衛、、、
月代も無精ひげも伸びて、風呂に入れば友也に笑われ
しかし、世の不条理や礼節に欠ける行為は見過ごせない
自分の窮地を救ってくれたひろ子に対してはいつも節度をもって接し、
友也に対しても甘いのであるけれど、小さくても守るべき礼儀作法については毅然として諭す。
引き受けた「奥向きのこと」はパーフェクトにこなし、かといって、
現代の男子には見られない新鮮な男らしさも誠実さも、ここ一番で発揮する安兵衛が、どんどん素敵に見えてくる。
マジメいっぽうの錦戸・安兵衛の武家言葉が可笑しく、でも妙に嬉しいのはなぜだろう~
かいがいしくというより、お役目と捉えて家事に取り組む錦戸くんのエプロン姿に萌えたかも~(笑)
冴えないバツイチママと、冴えない貧乏旗本の青年に訪れた出会いが、
きっと何かを教えてくれてる。
中村監督作品の中では、どちらかというと「フィッシュ・ストーリー」が好きな人向けかもしれないって気がします♪
「アヒルと鴨」や「ゴールデン・スランバー」のような、驚愕の展開にはならないですが、
奇抜な設定でもキチンと時代考証をふまえた武家の心得、作法などをマジメに捉えたところからくる笑いとメッセージが、
やっぱり中村監督作らしくていいなぁ~と感じました~