to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

フリーター、家を買う。

2010-10-27 22:17:30 | TV dorama
フジ 火曜9時
原作 有川浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎)
脚本 橋部敦子
演出 河野圭太
プロデュース 橋本芙美
出演 二宮和也/香里奈/井川遥/大友康平/坂口良子/竹中直人/浅野温子

第2話「どうせオレは恥ずかしい息子だよ」
寿美子(浅野温子)がうつ病にかかったことに責任を感じた誠治(二宮和也)は、ひとまず時給が高い工事現場で肉体労働をしながら就職活動をすることに。だが、誠治は現場の雰囲気に溶け込もうとせず、同じアルバイトだと思っていた真奈美(香里奈)がゼネコン社員だと知って反感も抱く。一方、寿美子はゴミの分別に混乱したりと病状は安定しない。そんな中、誠一(竹中直人)は寿美子の病気を受け入れられず、見ないふりを続ける。

せっかくの高額のバイトに、うつ病の母親の面倒をみていたら遅刻してしまい、
社長の大悦に今日は帰れと言われ、またしても堪え情のない誠治は辞める決心をし、
ハローワークに行き、職種に拘らないと言って職員に進歩したと褒めて貰えるが、
給料の20万は譲れないと言ったところから「資格もスキルもないあなたに20万だすかどうか、決めるのは会社であって、あなたじゃない」と言われ…

ゴミ出し一つにもすっかり混乱して自信をなくした母親を見て心を痛め、
父に就職先を頼るも「何も長続きしたことが無い」と断られて―、「人を頼るな。俺に恥をかかせるな」といわれる。

しかし、壊れていても寿美子だけは誠治を認め、信じてくれていた…

こんなにダメな俺―、こんなに情けない俺―といいながら一番情けないのは、
実はその事におれ自身が一番気づいていなかったこと、、、ですよね....。

そして誠治はとりあえず戻った大悦で、目の前の仕事に黙々と取り組む現場の人たちの姿を見て、
今更のように気づくのですね。
そして、彼は現場の役立って、初めてのお給料を手にするのでした。―

        

…遅くても少し気づきを得、今週も小さい歩幅ながら確実に歩み始めました。

しかし、寿美子を精神的に追い詰めたのは、故意による隣人のいやがらせも大きく関係してると思わせるし、
全てを息子の所為にして逃げているだけでも怒りがこみ上げてくる父・誠一は、こんな時に浮気?

母を気遣う姉も、婚家での立場は微妙に居心地が悪く心配なところ。

よくある隣家とのトラブルか、それとも理不尽な何か逆恨みか、妬みか―悪意ある隣人。。。
よくある家庭を顧みない夫に会話の無い家族・・が、次第に寿美子を追い詰めていったのか―。

問題を抱えながら、でも立ち上がって歩いていかなければいけない、武家の人々。
一つ一つ、寿美子の重荷を取り除き、今やるべきことを見つけていって欲しいな、、、。

そして、
同じ年頃の子を持つ親としては、あるべき親の姿を改めて考えさせられるところもあり、
決して他人事でないアルアル感が散りばめられていてやっぱり面白い!
どこにでも居そうな誠治。ニノがやっぱり上手い
自信過剰でちょっとチャラい誠治の心情を上手く演じて、はらはらさせてくれます。
意外にどこにでもいそうな誠一。竹中直人サン、はまり役
正論で息子に怒鳴りながら、壊れてしまった妻と向き合えず子供や仕事の所為にして、女に逃げる夫、珍しいシリアス演技です!

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