to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

毎日かあさん

2011-02-10 01:04:18 | the cinema (マ・ヤ行)
泣いてるヒマがあったら、笑おう。
製作年度 2011年
上映時間 114分
原作 西原理恵子
脚本 真辺克彦
監督 小林聖太郎
音楽 周防義和
主題歌 木村充揮 『ケサラ~CHE SARA~』
出演 小泉今日子/永瀬正敏/矢部光祐/小西舞優/正司照枝/古田新太/大森南朋/田畑智子/鈴木砂羽/柴田理恵/北斗晶/安藤玉恵
二人の子育てに仕事にと忙しい日々を、持ち前のたくましさで乗り切る漫画家のサイバラ(小泉今日子)。元戦場カメラマンの夫(永瀬正敏)は戦場でのトラウマのせいでアルコールにおぼれ、二人は離婚することになる。大切な家族を失い、アルコール依存症と闘う夫だったが、今度はガンが見つかり……。

正直に言えば、こういう「アルコール依存症」とか「鬱病」とかを扱った作品は苦手です。
なぜなら、どうしたって、私には到底本当には理解できないから・・・

でも、これは良かったです。
これまでの小泉さんの出演作の中で、一番好きかも知れない


おかあさんの一番好きな色は2番目に遠い海の色。黒みたいな青。
「海の水はどこからくるの?」「この前遊んだ川の水も、この海に繋がってるんだよー」
そして久しぶりに会ったお父さんは、海の傍の病院にいたから。
「おとしゃんにあいたい」というフミを連れてブンジはビニールプールを川に浮かべる。――

そんな、ちょっと心配になるくらい、大らかでハチャメチャな家族の日常。
面白いこどもたちに、包容力のあるかあさんと過ごす、こどものままのアルコール依存症の父の物語。



どこから見つけてきたの~?といいたくなる子役の二人
その子供たちを本当に甘えさせ、ステキな演技を引き出す、キョンキョンと永瀬さん、更にはスタッフ陣。
もちろん、そのお二人も、明るい中にも苦しい胸のうちを覗かせる演技に、
暫らくはなんともいえない余韻が残り、胸の中でしくしくと泣きたいエンディングまで釘付けでした。

そのエンディング。劇中、夫・永瀬さんが撮ったと思われるモノクロの家族の写真と、
鴨志田さんが戦場で撮られた実際の写真をバックに流れる、
木村充揮さんの歌う「ケサラ~CHE SARA~」は最高でした!!
上手くは説明できないのですが、この作品の余韻と、
この、人生を噛締める歌声で、ちょっと涙が止りませんでした。

そして壮絶なまでの役作りをして見事になりきって演じられた永瀬さんのダメ夫っぷりも凄い。
このカモシダさんの人生をみて、唐突に"善人は若死にをする"という文句が浮かびました。
自身も、苦しみも幸せも、味わい、学び・・・
サイバラに子供というかけがえのないものを残し、ありがとうをいう為に彼は生きて、天国の門を開けてもらったのだとそんな気がしたのです。

なにか、、上手く言えないので、
先日初日舞台挨拶の時の小泉さんのコメントを紹介しておきます。
お母さんたち、子供たち、
そして人間みんなを応援する映画に出来たらいいなと思って頑張りました