フジ 火曜9時
原作 有川浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎)
脚本 橋部敦子
演出 河野圭太
プロデュース 橋本芙美
出演 二宮和也/香里奈/井川遥/大友康平/坂口良子/竹中直人/浅野温子
バイト、就職活動、母・寿美子(浅野温子)の看病に奮闘!がんばれ誠治(二宮和也)!
第4話「お袋の、面倒みるのもう無理だ…」
寿美子(浅野温子)が隣人・西本(坂口良子)の嫌がらせに長年苦しんでいたことが判明した。引っ越しをすれば寿美子の病気も好転すると思った誠治(二宮)は“家を買う”という目標を掲げ、土木の仕事を続けながら再就職先を懸命に探す。が、寿美子の世話も1人でこなす誠治は心身ともに疲れ果て、就職活動にも支障を来していた。以前現場で起きた事故に責任を感じている真奈美(香里奈)は、誠治に作業をやめるよう言う。
「薬を飲んだかどうか解らない」
また別な日には「薬がないの」
「ハンドクリームが見あたらないの」
今まで家庭のことに無関心だった男の人が、急にこういう精神的な病気の家族を抱え、尚且つ体力的にキツイ仕事を続けていくとなると、
必ず看護する側が参ってしまう危険があると予測できるものの、
現実にはそれでもなんとか毎日をやっていかなければならないわけで―。
ゴミは出しても寿美子が苦しむだけなので、大悦土木に頼み込み社長の許可をもらうが、
薬の確認に休憩時間に戻り、仕事終わりで就職活動。
誠治の疲労は限界に近くなっていた時も、
父・誠一は誠治の目標 家を買うを鼻先で笑う。
そんなある日、隣家の息子を見かけた誠治が翌日彼の職場である弁護士事務所に訪ねると、
なんと彼は自分の母親の行為を暗に知っていたような発言をし、、
ついに今日は寿美子が虐めに合う原因が判る。
発端は引越し当時の親睦会での、誠一の無神経な「家賃5万円の買い上げ社宅」発言だった。
そんなことで?!
そんなことで、大のオトナが虐めや嫌がらせをするのだ。これもどうかと思うが、
ご近所付き合いに神経をすり減らせている亜矢子の言葉には説得力がある。「日本人は横並びが好きなの!」
原因は寿美子だと決め付けていた誠一に、姉弟が原因は親父だと詰め寄ると、
寿美子は「お父さんを責めないで」という・・・
その母の言葉に、自分の全ての努力が否定されたような気持ちになったのでしょうか、
誠治は思わず言ってしまうのですね、、「もう、オヤジや母さんに振り回されるのはうんざりだ。」と。
人生には避けて通れないことがある・・
最後だと思って頑張りたかった2次面接にも、結局行けなかった。
自分の掲げた目標は、お袋のためなのに。
そのお袋が自分の仕事の邪魔をする、、、、
行く気はなかったバイト先の飲み会で、堪えようもなく溢れ出る誠治の泪。
でも、もし、、本当にお袋が居なくなったら――
ニノの演技には心を突かれます。
誠治の犠牲に寿美子は気づかないながら、やはり甘えている自分をどこかで感じているのでしょうね。
今回、自分の失言で寿美子が長い間虐められ、うつになってしまった事を知った誠一が、
これからどういう風になるのか、寿美子から逃げることは出来ても、自分からは逃げられないですよね。
泣き疲れた後のような、誠治が母の手を取るんだけれど、
自分の本心で傷を負った誠治が可哀想で、今回も堪えきれませんでした。
まだ4話。暫くはこんな状態で誠治が頑張るしかないのか、だれかあの親父を何とかして欲しいです。
原作 有川浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎)
脚本 橋部敦子
演出 河野圭太
プロデュース 橋本芙美
出演 二宮和也/香里奈/井川遥/大友康平/坂口良子/竹中直人/浅野温子
バイト、就職活動、母・寿美子(浅野温子)の看病に奮闘!がんばれ誠治(二宮和也)!
第4話「お袋の、面倒みるのもう無理だ…」
寿美子(浅野温子)が隣人・西本(坂口良子)の嫌がらせに長年苦しんでいたことが判明した。引っ越しをすれば寿美子の病気も好転すると思った誠治(二宮)は“家を買う”という目標を掲げ、土木の仕事を続けながら再就職先を懸命に探す。が、寿美子の世話も1人でこなす誠治は心身ともに疲れ果て、就職活動にも支障を来していた。以前現場で起きた事故に責任を感じている真奈美(香里奈)は、誠治に作業をやめるよう言う。
「薬を飲んだかどうか解らない」
また別な日には「薬がないの」
「ハンドクリームが見あたらないの」
今まで家庭のことに無関心だった男の人が、急にこういう精神的な病気の家族を抱え、尚且つ体力的にキツイ仕事を続けていくとなると、
必ず看護する側が参ってしまう危険があると予測できるものの、
現実にはそれでもなんとか毎日をやっていかなければならないわけで―。
ゴミは出しても寿美子が苦しむだけなので、大悦土木に頼み込み社長の許可をもらうが、
薬の確認に休憩時間に戻り、仕事終わりで就職活動。
誠治の疲労は限界に近くなっていた時も、
父・誠一は誠治の目標 家を買うを鼻先で笑う。
そんなある日、隣家の息子を見かけた誠治が翌日彼の職場である弁護士事務所に訪ねると、
なんと彼は自分の母親の行為を暗に知っていたような発言をし、、
ついに今日は寿美子が虐めに合う原因が判る。
発端は引越し当時の親睦会での、誠一の無神経な「家賃5万円の買い上げ社宅」発言だった。
そんなことで?!
そんなことで、大のオトナが虐めや嫌がらせをするのだ。これもどうかと思うが、
ご近所付き合いに神経をすり減らせている亜矢子の言葉には説得力がある。「日本人は横並びが好きなの!」
原因は寿美子だと決め付けていた誠一に、姉弟が原因は親父だと詰め寄ると、
寿美子は「お父さんを責めないで」という・・・
その母の言葉に、自分の全ての努力が否定されたような気持ちになったのでしょうか、
誠治は思わず言ってしまうのですね、、「もう、オヤジや母さんに振り回されるのはうんざりだ。」と。
人生には避けて通れないことがある・・
最後だと思って頑張りたかった2次面接にも、結局行けなかった。
自分の掲げた目標は、お袋のためなのに。
そのお袋が自分の仕事の邪魔をする、、、、
行く気はなかったバイト先の飲み会で、堪えようもなく溢れ出る誠治の泪。
でも、もし、、本当にお袋が居なくなったら――
ニノの演技には心を突かれます。
誠治の犠牲に寿美子は気づかないながら、やはり甘えている自分をどこかで感じているのでしょうね。
今回、自分の失言で寿美子が長い間虐められ、うつになってしまった事を知った誠一が、
これからどういう風になるのか、寿美子から逃げることは出来ても、自分からは逃げられないですよね。
泣き疲れた後のような、誠治が母の手を取るんだけれど、
自分の本心で傷を負った誠治が可哀想で、今回も堪えきれませんでした。
まだ4話。暫くはこんな状態で誠治が頑張るしかないのか、だれかあの親父を何とかして欲しいです。