にほんブログ村 ランキング参加中です。押して頂けると励みになります。
小学校教員志望の大学生・堀井香恵は、アルバイト先の「今井文具堂」
で万年筆を買いに来たイラストレーター・石飛隆作と出会う。香恵は
絵を描くのに最適な万年筆を探す石飛に、次第に惹かれていく。香恵
の家には、その家の前の住人の忘れ物と思われる一冊のノートがあっ
た。初めは読むつもりはなかったが、友人の葉菜が留学したこともあり、
ふと寂しさに襲われた香恵はそのノートを読んでしまう。そこには、そ
のノートを置き忘れた前の住人で小学校教師・真野伊吹と生徒達との交
流の日々、そして最愛の人“隆”への溢れる想いが綴られていた。
登場人物の心理描写がとてもていねいであった。ピュア。
風景も、アパートもどこかノスタルジックで。
古びたアパートなのに素敵な空間に見せているのは照明が良かった
んだって気づいた。
バックに流れるピアノも切ない。前は洋画を良く見ていたが、最近は
邦画が増えた。