明治生まれの祖母はいつも和服をピシッと着こなしていた。
孫の私はついついぐうたら、ゴロゴロしていますが、子供の頃祖母が昼間横になっているのを見たことはありません。
(だらしない孫でゴメンナサイ)
昔の人の知恵だったのでしょう。
真夏はかくらん予防(かくらん 今で言うところの熱中症とか日射病ですかね)と言って梅酢を飲んでいました。
祖母がつけた梅の梅酢はとろ~っとして、大変酸っぱかった。
塩分とアミノ酸がとれて真夏にはうってつけだったのでしょう。
泥棒は命までは持っていかないけど、火事は何もかも持っていくからと、火の用心をうるさく言われました。
漢字にさんずいのつく地名の所には住まないんだよ。水が出るからね。
私達の住んでいた地域は高台だったけれど、その下、さんずいのつく地名の地域は台風が来ると川が溢れ、大人の膝上まで水が出た。
本当の所は分からないけど、祖母は長年の経験からそう教えたのでしょう。
今、恐らく当時の祖母位の年になっているけど、祖母程に賢くなっていないな、私。
因みに、今住んでいるところは標高が高く(山奥じゃないです)、よく同僚に熊が出るってからかわれました。