貴方が逝って27回目の春です。
私の周りは美しく、空はどこまでも青いです。
私は、これからもずっと大丈夫です。
貴方は自由に空を吹き渡って、時々帰って来てね。
内科に行ったら、私が在職中半端ない忙しさだった事を知っているドクターが、「暇でしょ、どうしているの？」と聞く。
まぁ、暇って言えば暇ですけど…。何となく日が過ぎて行ってますと返して…。
独居ですから、一人分の家事なんてすぐに終わります。
コロナ禍の今、遠くには外出出来ませんし、たまに会話するのは娘か近所の方々位。
私が住む地域は昔から奥さんは専業主婦かパート勤務で、私のようにフルタイムで働く人は殆どいなかったのです。
週休2日の変則勤務で長期の休みもなく、たまに地域の集まりに顔を出す程度の私と比べ、長年地域のコミュニティで密な人間関係を築いて来た奥さん方にはかなうはずもなく。
その中に入っていくのは、今の私には心理的に少々負担です。
長年働いてきて、色々な事に少し疲れました。
居心地の良い職場でしたけれど、それでも無理をしていた部分はあったと思います。
なので、ひとりで気ままに過ごしています。一見、大事な人生、無駄にしているようにも思いますが、充分に鋭気が満たされれば、自ずと動く時が来るでしょう。
今だ、働いていた時の夢を時々見ます。
しかも、いつも何かしらのトラブルを抱えて対処すると言う…。
まだまだ解放されていないのかもしれません。
退職の時に頂いたブーゲンビリア。２階に移したら、ハラハラと葉を落として……。
最近になって新芽が出て、葉が開いてきました。お花、咲くといいなぁ。
