風と光と空の詩(うた)

~色々あるけれど、人生はケ・セラ・セラ~

生きるためには「手に職」  祖父母の教え

2022年04月04日 | 日記
ネットニュースを読んでいたら、単身で生活する中高年女性の貧困が進んでいるとあった。

こんなに社会で女性が活躍している時代なのに…。
子供の貧困もあって、日本は今も昔もちっとも変っていないじゃないの、とちょっと悲しくなってしまう。

私は幼少期に両親に養育放棄されて、引き取ってくれた父方祖父母の元で育ったが、大変に貧しい生活だった。

小学校時代、明日の食事にも事欠き、当時学校へ直接持参する給食費が工面できなくて仮病を使って休んだりとか、苦労をした。
将来の夢など持てなくて、進学など夢のまた夢であった。

貧困から抜け出すには、早くから就労するしかなく、「手に職があれば、食いっぱぐれることはない」という幼い頃からの祖父母の教えで、働きながら学校に通って資格を取った。

変則勤務で、同世代が遊びに行くのを横目に盆も正月もなく働いた。
そのお蔭でいつからか、極度の貧困からは抜け出せたように思う。

仕事は厳しく、資格取得後もスキルを磨くために勉強が必須で、楽な道を選びたくなる時もあったけれど…それは後に専門職と言われるようになって、不景気になっても仕事を失う心配はなく、夫亡き後も何とか人並みの生活が出来た。

私は、「貧乏」がずっと怖かった。




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