夫が亡くなった後、つらい日々が続いていた。
暗い思いで日々を送っていたある夜、用事があって深夜外出して自宅へ向かっていた時、長女が明るい声で言った。
「お母さん、前を走っている車、マークⅡっていうんだよ。凄く素敵なんだ。あんな車欲しいな」
暗い夜道でテールランプしか目に入らなかったが、長女がそう言葉をかけてくれたのは、辛い思いをしている私を元気づけようとしてのこと
だってわかっていた。
「車買い替えよう」心に決め、貯蓄に励んだ。
20年前、憧れのマークⅡが納車された日の長女の嬉しそうな顔を忘れられない。
昨日、新車が車庫に入れにくいと書いたが、マークⅡはFRだったから、バックが楽だったのかもね。
20年前のカタログ 内装がファブリックでゴージャスでした。安定感のある走りでしたね。