人はパンだけで生きるにあらず、神の言葉により生きる

イエス・キリストの福音をぜひ知って頂きたい

関東学院①

2015年12月08日 | 日記

 最近、「恩寵の生涯」という本を読み感動する。
これは、わが母校(関東学院)の創設者とされる坂田祐の回顧録、自叙伝のようなものである。
 坂田祐は、内村鑑三の弟子で、学校の創立(大正8年・1919年)にあたり、まず最初に内村鑑三に報告し指導を仰いだとされている。
以下、坂田祐著「恩寵の生涯」より
・・・・横浜に新設される学校の創立、経営の責任を負うことになった。
まず第一に、恩師内村先生に報告して指導を仰いだ。
 先生は云われた。『大いにやれ、いくらミッションの補助で立つ学校であっても日本の学校であり、日本人を教育する学校であることを忘れるな。
日本には立派な武士道がある。この武士道の上に築き上げられたキリスト教が建学の精神でなければならない。
できるだけ早く独立すること、経済上の独立なくして思想の自由も、信仰の自由も得られない。相当の待遇を受けても、決して卑屈にならぬよう。宣教師の下に働いている牧師、伝道師の中には、聖職たる自尊心を失い、宣教師の雇人のごとく、あたかも奴僕のように駆使されているのを見て、憤慨を禁じえないことがあるが、君の学校では、かようなことが、決してないように・・・・』と、以上のような意味のことを話されて激励され、新しい働きへの門出を祝福して下さった。