「川は流れる~ダムでなくてもいいんでないかい?」
我が国は、明治以来、洪水を河道に押し込めることによって
治水対策を進めてきました。中でもダムは、本来下流へと流れる川を
大規模に堰き止めて流量の調節をするものであるため、洪水防止に効果があるとされ、
全国各地でその建設が行われてきました。
しかし、ダム建設は、周辺ないし下流の環境を不可逆的に変えてしまうほか、
想定以上の洪水が起こった場合に対応できないという弊害もあります。
そこで、私たちは、ダム建設の予定地や完成している現場を、道内にとどまらず
全国的に視察・調査し、ダムとそれ以外の洪水防止対策の比較・検討を行ってきました。
このシンポジウムにおいて、ダムの良い点、悪い点を見つめつつ、
ダムによらない治水対策を考えてみませんか。
[日時] 3月14日(土)開場13:15、開演13:30、終了17:00
[会場] かでる2・7 4階 大会議室
(札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル)
[プログラム]
1・基調報告 札幌弁護士会会員「北海道のダム計画と現状」
2・基調講演 宮本博司氏
(元国土交通省防災課長・前淀川水系流域委員会委員長)
「川とともに生きる~淀川からの発信~」
3・パネルディスカッション
●パネリスト
宮本博司氏(前掲)
小野有五氏(北大大学院地球環境科学研究院教授)
つる詳子氏(環境カウンセラー)
渡辺洋子氏(八ッ場あしたの会事務局長)
まさのあつこ氏(ジャーナリスト)
●パネリストプロフィール
・宮本博司
1952年、京都市で生れる。1978年に京都大学大学院修士課程終了後、
建設省(現国土交通省)に入省。入省後はもっぱら川の仕事に携わり、
苫田ダム工事事務所長、長良川河口堰建設所長などダム建設事業にも関わる。
その後、国土交通省河川局建設専門官を経た後、淀川河川事務所長、
近畿地方整備局河川部長として、淀川水系流域委員会の立ち上げ、
情報公開の徹底など画期的な運営手法いわゆる淀川方式の実践に尽力する。
2006年、国土交通省防災課長を最後に国土交通省を退職し、
退職後は2007年より市民として淀川水系流域委員会委員長に就任したが、
2008年に委員長職を辞任。
現在は、家業である株式会社樽徳商店の代表取締役会長を務める傍ら、
川にかかわる市民活動を行っている。
・小野有五
千歳川放水路問題をきっかけに1990年から河川環境問題に関わり、
閣議決定までされていたこの計画を市民の力で中止させる。
サンルダム、当別ダム、平取ダムなどの反対運動を継続中。
市民団体「北海道の森と川を語る会」代表。
主著:『川との出会い』『川とつきあう』(岩波書店)
『自然のメッセージを聴く』『市民が止めた!千歳川放水路』(北海道新聞社)など。
「地形学的研究にもとづく北海道での自然保護活動」により第1回沼田真賞を受賞。
・つる詳子
ダム問題、ゴルフ練習場、産廃問題など水に関係する環境問題に25年以上関わる。
川辺川ダム、荒瀬ダムを抱える球磨川・八代海の問題についてはクマタカ、アユ、
水質、干潟の調査などを通じて現場からの声を発信。環境カウンセラー。
自然観察指導員熊本県連絡会副会長。不知火海・球磨川流域圏学会理事。
本職は薬剤師。八代市在住。
・渡辺洋子
1957年東京生まれ。東京外大卒業後、家庭画報編集部勤務。
結婚後、群馬県に住む。2002年より、「八ッ場ダムを考える会」事務局を務め、
07年より考える会を引き継いだ「八ッ場あしたの会」事務局長。
・まさのあつこ
ジャーナリスト。週刊金曜日で「脱・脱脱ダム」を不定期連載、
月刊環境情報誌グローバルネットで「川 開発 ひと」を隔月連載。
さまざまな公共政策がテーマ。
著書『日本で不妊治療を受けるということ』、共著『八ツ場ダムは止まるか』、
『あなたらしい不妊治療のために』、『ハンドブック 市民の道具箱』など。
[参加費] 無料
[問い合わせ先、主催] 札幌弁護士会
〒060-0001 札幌市中央区北1条南10丁目 札幌弁護士会館7階
tel 011-281-2428(代表)
我が国は、明治以来、洪水を河道に押し込めることによって
治水対策を進めてきました。中でもダムは、本来下流へと流れる川を
大規模に堰き止めて流量の調節をするものであるため、洪水防止に効果があるとされ、
全国各地でその建設が行われてきました。
しかし、ダム建設は、周辺ないし下流の環境を不可逆的に変えてしまうほか、
想定以上の洪水が起こった場合に対応できないという弊害もあります。
そこで、私たちは、ダム建設の予定地や完成している現場を、道内にとどまらず
全国的に視察・調査し、ダムとそれ以外の洪水防止対策の比較・検討を行ってきました。
このシンポジウムにおいて、ダムの良い点、悪い点を見つめつつ、
ダムによらない治水対策を考えてみませんか。
[日時] 3月14日(土)開場13:15、開演13:30、終了17:00
[会場] かでる2・7 4階 大会議室
(札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル)
[プログラム]
1・基調報告 札幌弁護士会会員「北海道のダム計画と現状」
2・基調講演 宮本博司氏
(元国土交通省防災課長・前淀川水系流域委員会委員長)
「川とともに生きる~淀川からの発信~」
3・パネルディスカッション
●パネリスト
宮本博司氏(前掲)
小野有五氏(北大大学院地球環境科学研究院教授)
つる詳子氏(環境カウンセラー)
渡辺洋子氏(八ッ場あしたの会事務局長)
まさのあつこ氏(ジャーナリスト)
●パネリストプロフィール
・宮本博司
1952年、京都市で生れる。1978年に京都大学大学院修士課程終了後、
建設省(現国土交通省)に入省。入省後はもっぱら川の仕事に携わり、
苫田ダム工事事務所長、長良川河口堰建設所長などダム建設事業にも関わる。
その後、国土交通省河川局建設専門官を経た後、淀川河川事務所長、
近畿地方整備局河川部長として、淀川水系流域委員会の立ち上げ、
情報公開の徹底など画期的な運営手法いわゆる淀川方式の実践に尽力する。
2006年、国土交通省防災課長を最後に国土交通省を退職し、
退職後は2007年より市民として淀川水系流域委員会委員長に就任したが、
2008年に委員長職を辞任。
現在は、家業である株式会社樽徳商店の代表取締役会長を務める傍ら、
川にかかわる市民活動を行っている。
・小野有五
千歳川放水路問題をきっかけに1990年から河川環境問題に関わり、
閣議決定までされていたこの計画を市民の力で中止させる。
サンルダム、当別ダム、平取ダムなどの反対運動を継続中。
市民団体「北海道の森と川を語る会」代表。
主著:『川との出会い』『川とつきあう』(岩波書店)
『自然のメッセージを聴く』『市民が止めた!千歳川放水路』(北海道新聞社)など。
「地形学的研究にもとづく北海道での自然保護活動」により第1回沼田真賞を受賞。
・つる詳子
ダム問題、ゴルフ練習場、産廃問題など水に関係する環境問題に25年以上関わる。
川辺川ダム、荒瀬ダムを抱える球磨川・八代海の問題についてはクマタカ、アユ、
水質、干潟の調査などを通じて現場からの声を発信。環境カウンセラー。
自然観察指導員熊本県連絡会副会長。不知火海・球磨川流域圏学会理事。
本職は薬剤師。八代市在住。
・渡辺洋子
1957年東京生まれ。東京外大卒業後、家庭画報編集部勤務。
結婚後、群馬県に住む。2002年より、「八ッ場ダムを考える会」事務局を務め、
07年より考える会を引き継いだ「八ッ場あしたの会」事務局長。
・まさのあつこ
ジャーナリスト。週刊金曜日で「脱・脱脱ダム」を不定期連載、
月刊環境情報誌グローバルネットで「川 開発 ひと」を隔月連載。
さまざまな公共政策がテーマ。
著書『日本で不妊治療を受けるということ』、共著『八ツ場ダムは止まるか』、
『あなたらしい不妊治療のために』、『ハンドブック 市民の道具箱』など。
[参加費] 無料
[問い合わせ先、主催] 札幌弁護士会
〒060-0001 札幌市中央区北1条南10丁目 札幌弁護士会館7階
tel 011-281-2428(代表)
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