「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

滅びゆく国・ある独裁国家<2023・3・6>

2023-04-05 16:40:29 | 国際情勢

とうとう餓死者が出始めているそうです。
それは、どこ?
韓国の北の隣国です。国名は書きません。
1990年代にも食糧危機があり、かなりの餓死者が出ました。その時は、中国や韓国からの食糧援助がありました。それでも、餓死者が出ました。

今回は国境を自ら閉鎖して、物の流入を阻止しています。
そのため、仮に中国が援助しようとしても出来ないでしょう。ミサイルの乱射事件を起こしたため、韓国も無条件では援助しません。

コロナを機に国境閉鎖したため、どうにもならなくなりました。ミサイル発射に使った資金を食糧輸入に使えば、国民の飢餓を防ぐことは出来ました。

外国は、どこも無条件で食糧援助はしないと言うことです。そして、今回はミサイル乱射に対する懲罰もあります。黙って冷たく見過ごすでしょう。

雁字搦めに国内を統制し、荒れ果てた農地を放置したため国内の農業生産量は、衰え果てました。
外国との貿易も厳重に禁止しているので、密輸入すら出来ません。結果、どうなるか?国民は、未来に希望を失います。その時、何が起きるか?

世界最速で「人口崩壊」する韓国...同時に北朝鮮でも急激な少子化が起きていた
2023年3月2日(木)17時07分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-100995.php
「世界保健機関(WHO)の資料によると、北朝鮮の人口は2021年7月の時点で2566万人。」
しかし、実際には?
「脱北者で韓国紙・東亜日報の記者であるチュ・ソンハ氏は、独自に入手した北朝鮮の中央統計局の内部資料に基づき、2005年の2100万人を頂点に人口が減少し始め、2015年には2060万人に過ぎないと報じている」

ここに出生率の大幅な低下と餓死や疾病による人口減少が加わります。加速度的に人口は減り続けるでしょう。
それを気にする国は、ありません。
むしろ、平和になることが喜ばれるでしょう。

北朝鮮で餓死者続出 核・ミサイルより民生重視を―韓国統一省
2023年02月19日15時38分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023021900292&g=int

北朝鮮の食糧不足、致命的悪化の瀬戸際 専門家が警告
2023.03.05 Sun posted at 17:04 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200856.html

究極の独裁国家は、その自己矛盾が原因で衰退しやがて滅びるでしょう。誰も助けはしません。その国の国民は、逃げ出すことすらできません。

核とミサイルを放棄しない限り、滅びゆく運命です。
ロシアにしても、食料生産力と資源・エネルギーはあります。だから滅びはしませんが、衰退していくでしょう。しかし、ロシア国民はまだ幸せと言えるかもしれません。ロシアを捨てて国外に逃げ出すことが出来ます。21世紀は、独裁色の強い国家からは、国民が逃げ出します。出来のいい順番に逃げ出すので、残るのはそれ以下の国民です。長い目で見れば、それがその国にどのような影響をもたらすのか?

21世紀は、独裁国家と自由主義国家のせめぎ合いになりつつあります。地球気象変動や食糧不足が心配されています。トルコ大地震では、トルコには世界各国から支援と援助がありました。

そうでなくても地球人口は増えすぎました。
助けてもらえる国と、見捨てられる国が出てくるのは、当然のことです。2000万人滅びた?良かったね・の世界です。このような選別は、増えると思います。

残酷ではありますが、増えすぎた人類のサバイバル・ゲームです。日本に限らずそのゲームに勝ち残る国や地域が生き延びます。悲しすぎますが、それが現実です。


ウクライナ軍の修理兵の分捕り戦車の修理<2023・3・5ウクライナ紛争>

2023-04-05 16:37:39 | ウクライナ紛争

ロシア軍から鹵獲の戦車を修理 秘密の整備工場 ウクライナ
2023年3月5日 19:00 発信地:ハルキウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3453077?cx_part=top_topstory&cx_position=1

ウクライナの戦車兵は、器用で少々の故障は、自分たちで修理してしまいます。

整備兵は、何をするかと言うと?
分捕り戦車や歩兵戦闘車、大砲など大型の武器の修理です。BMP3歩兵戦闘車はウクライナ軍には、「ない」との冷たい返答でした。でも、他にも同じタイプの分捕り歩兵戦闘車があるので、その部品を取り外して修理するのだそうです。
戦車や大砲も、同じでしょう。
修理完了したらマークを書き換えて、前線部隊に配備すると言うわけです。
少々壊れていても、直してしまうようです。
だから、ロシア軍が大型兵器を放棄するほどウクライナ軍の大型兵器が増えると言うことになります。
分捕り戦車だけでも500両は、あると思います。

T80戦車は、他の工場に運ばれて電子機器をエンジニアが調べることになっているのだそうです。そのエンジニアや修理道具は、この工場にはないのでしょうね。
(と、言うのは嘘だと思います。T-90やT-80は後方に送って、更にポーランドあたりまで送って徹底的にNATOの技術者が調査するのだろうと思います。)

T-72戦車の修理などは、お手の物でしょう。
ウクライナの主力戦車のT-64の改良型だからです。
T-64は、ソ連時代にウクライナ工場で開発され生産された戦車です。だから、ウクライナの年配の人は戦車の整備の仕方が分かるのでしょうね。もう、この工場で100台くらい修理しているそうですから、今やベテランの整備兵です。分からないのは、インターネットで調べるんだそうです。器用なことです。

戦争の初めのころは、チェコなどに運んで修理してもらっていました。東欧の軍事工場では、結構ウクライナの整備兵に整備の方法などを教えていました。
今では、町工場(正確には軍の整備工場)のレベルで修理が出来るようになったようです。
新しく届く、レオパルト2の修理などは、すぐ習得しそうです。

ロシア軍が、色いろ置いていくでしょう。
戦車とか歩兵戦闘車、大砲に旧式の多連装ロケット砲システム。全部、こうやって修理したり整備してウクライナ軍が再利用しているのです。
ウクライナのあちこちに、こんな整備工場があるのだろうと思います。

こんな調子では、戦争が長引くほどロシアの武器は、ウクライナに分捕られそうです。2月にも、結構分捕りましたしね。そのうち、ロシア軍が買いに来るんじゃないですか?
「型落ちのTー62戦車でいいから、売ってください。」
南部でウクライナ軍が、分捕ったのが37両あります。これは、無傷ですからすぐ、売れます。戦争中は、売らないと思いますけれど・・

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


2023・3・5ウクライナ紛争>激戦地バフムートの現状

2023-04-05 16:35:54 | ウクライナ紛争
 

ワグネルのオーナーは、事実上の勝利宣言を出しましたが、ウクライナ軍は今のところ撤退する気配は、ありません。
また、メデイアの記事を読んでも現地の実情が分かりません。
地図上で視覚的に情報を伝えてくれないと分かりません。
それがないのかと言うと、あります。おそらくイギリス軍かアメリカ軍が、メデイアへのブリーフ用に作成したものがあるはずです。今のところ、それを掲載したのは、Newsweekだけです。

記事URL
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/02/post-100948.php
現地略図
https://img-newsweekjapan.jp/stories/2023/02/24/230228p30_MAP_01-350.jpg

2月11日現在の状況です。
もう3週間経過しますから、変化はあると思います。
これを、実際の地図と比較します。
バフムート(アルチェモフスク=ロシア読み)は、市街地を大きな幹線道路が2本通っています。
ルートT01504 が主に東西方向です。
ルートT0513 が主に南北方向です。
その交差点から見て、北西方向をウクライナ軍が支配し
それ以外の3方向は、ロシア軍が占領しています。
面積的には、3分の1をウクライナ軍が防御し、3分の2をロシア軍が占領しています。
実際には、2月11日の段階でこのようになっています。
ロシア軍は、主に北と南から残りの部分を包囲しようとしています。

実際に略図と地図を比較すると、これが2月11日の段階の双方の勢力図です。
かなり際どいけれど、ルート00506 と言う道路は、まだウクライナ軍が確保していると思います。しかしロシア砲兵部隊の射程に入っていると思いますので、危険ではあります。

略図を見る限りでは、西方向にはロシア軍は進出できていません。南と東方向ではウクライナ軍の抵抗が激しいようです。そのためロシア軍は、主に北方向からウクライナ軍の防御するエリアに圧力をかけているのではないかと思われます。
もう2月の初めの段階で民間人の立ち入りは禁止されていますので危険な状況であることには、間違いありません。

いつまでウクライナ軍が、ここを防御するのかは不明です。撤退する可能性もあるとは、言っていますが今の段階では、まだ撤退していません。

ワグネルの兵士が壊れたビルの屋上で旗を振ったり・
ワグネルのオーナーが・・
ワグネル創設者、バフムートを「実質的に包囲」
2023年3月3日 20:33 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3453987?cx_part=top_category&cx_position=5

いかにも「勝ったぞ!」と言わんばかりの写真を投稿しているのは、既に2月の早い段階で市街地のおよそ3分の2を占領しているからです。

その後、どの程度ロシア軍が進出できたのかは、不明です。ウクライナ軍の方は、2月の末に陸軍(最高)司令官が現地入りしていますから、現状は把握しているでしょう。
どこまで防御し、どの段階で撤退するかは、正確に判断できると思います。

また、市街地はこのような状況ですが、南・北・西には郊外のウクライナ軍の陣地も残っています。

ロシア軍、引き続き東部バフムートの包囲を試みる ウクライナ軍
2023.03.04 Sat posted at 10:35 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200843.html

ロシア軍がに肉迫していると思われる市街の北の近郊にもウクライナ軍の軍事拠点が残って、抵抗しています。
ワグネルのオーナーの発言は、ロシア国内向けのアピールでしょう。「バフムートを制圧したのは、ワグネルだ!」

しかし、現実にはかなり以前より肉迫し市街地の約3分の2はロシア軍が制圧しているのは、事実ですが。
まだ、占領できていない市街地は3分の1あり、東側を除く3方面には依然として近郊にウクライナ軍の抵抗拠点が残っており防衛戦を継続しているのが、現状のようです。

防衛を継続する可能性もありますし、撤退を決断する可能性もあります。ロシア軍は、かなり激しい攻撃を加えていると思いますが、それをいつまでも継続できるとは思えません。その関係もあり、ウクライナ軍としては防衛戦を継続しつつ、ロシア軍の様子を観察しているのではないかと思います。

やれそうなら続ける・無理そうなら・止める。
今、この判断をしているところだと思います。
ウクライナ軍にとっての最大のメリットは、ロシアの軍事組織の中で最強のワグネルを、ここに引き寄せておけることです。ロシア軍の部隊もかなりいると思います。その分だけ、他の前線にかかる圧力を軽減します。
ロシア軍は磁石に引き寄せられる鉄のように、バフムートに引き寄せられ、甚大な損害を出し続けています。もう半年以上、それを繰り返しています。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ヨーロッパサッカー>チャンピオンズリーグ 2023・3・5

2023-04-05 16:34:37 | スポーツ
 

チャンピオンズリーグは、毎年開催されるヨーロッパで最上位の大会です。方式はワールドカップと同じで4チームで予選リーグを、戦い上位2チームが決勝トーナメントで戦います。コロナの時は、変則でやっていましたがホーム&アウエーで2試合行いトータルで勝ったほうが、勝ちあがります。

参加できるチームは、ヨーロッパの各リーグの上位チームです。国別で前年の大会での成績により出場枠が割り当てられます。最大1リーグにつき4チームだと思います。

この大会に出ることは、クラブにとっても選手にとっても名誉です。そして成績順に賞金も出ます。これもまた、結構大きな金額です。名誉とお金が絡むので、一層励むという仕組みです。

今年は、トーナメントに勝ち上がったのは・
イタリア3チーム、イングランド3チーム、ドイツ3チーム、ポルトガル2チーム、スペイン1チーム、フランス1チーム、ベルギー1チーム。

これを平均して、4大リーグとか5大リーグとか言います。以前は、スペイン、イタリア、ドイツ、イングランドでした。最近は、これにフランスを加えることが多いです。
パリ・サンジェルマンの最近の活躍が認められフランスリーグの評価が上がりました。
他にもオランダも良く勝ち上がります。

大体これを見ると、そのリーグの強さが分かります。
ポルトガル・リーグも決してレベルの低いリーグではないことが分かります。過去、この大会で優勝したこともあります。今大会では勝ち上がれませんでしたが、オランダも5大リーグに準じるリーグです。

これを見る限り、5大リーグとは言えません。
フランスとスペインは、1チームしか勝ち上がれていません。

現在の傾向を見るなら、イングランドが世界最高のリーグと言えます。スペインの凋落がひどいですね。イタリアも最近落ち目なのですが、今年は調子がいいようです。
ドイツは、コンスタントにこのくらいです。

イングランド・プレミアが成功したのには、改革があります。そして、プロモーションの成功もあります。イングランドの1部リーグも低迷していた時代がありました。そこで抜根的な大改革がなされました。
まず、テレビ放送収益の分配をほぼ均等にしました。現在は、順位によりボーナス的な部分もあります。
2番目に外国人枠を撤廃しました。
ただし、イギリスで労働許可証が必要で、これはかなりハードルが高いです。レベルの低い選手は労働許可証を取得できません。

このためプレミアの各チームの(特に順位の低いチーム)の収入が安定しました。そして収入が増えるにつれ選手獲得競争でも優位に立つようになりました。順位の低いチームも、そこそこの選手なら獲得できます。
このようにしてリーグ全体のレベルが向上していき、選手の給料も上がっていきました。今、プレミアに所属する選手の給料は、ベンチメンバーですら驚くほど高いです。当然優秀な選手の給料は、もっと高いです。移籍金に多く資金を使えるので、優秀な選手ほどプレミアでプレーすることを望むようになりました。

C・ロナウド選手のころは、まだスペインリーグの方が上でした。外のビッグクラブに引き抜かれる選手が多かったのですね。

今は、完全に逆です。
そして、育成制度も大改革しました。
優秀な若手選手が、出てくるようになりました。
ただ、リーグのレベルが高いのですぐ出場機会を得られる選手はごく少数です。
今は、イングランドの若手は、ヨーロッパの他のリーグに武者修行に行きます。そこで活躍すると、プレミアのどこかのチームからスカウトが来ます。そうしてプレミア・デビューする選手が増えました。

監督だってそうです。給料も高い代わりに成績不振が続くと、すぐ首が飛びます。比較的長い視点でチーム作りを任されたのは、リバプールのクロップ監督とアーセナルのミケル・アルテタです。アルテタ監督は2019年から監督に就任し批判が多かったですが、クラブは解雇せず監督に任せました。やっと監督の思うようなメンバーも揃い戦術も浸透して、今シーズン、就任後初めてチームはリーグ1位のポジションにいます。就任後、4シーズン目です。他のクラブなら、とっくに首が飛んでいるでしょう。
アーセナルは名門ですが、ベンゲルの監督時代が長かったので、その後長い期間チームが低迷していました。

だから、富安選手や三苫選手がプレミアで活躍しているのは、凄いことなのです。世界最高峰のリーグで先発出場したり、出場機会が得られるだけでそれは、ほとんど一流の証明です。富安選手は、今余っていますがその能力は高いですから希望すれば、サイドバックやセンターバックが足りない、他のプレミアのチームからスカウトされるでしょう。
プレミア1年目で、ブレイクしつつある三苫選手には、驚きしかありません。

つまり、プレミアのチームにスカウトされること自体が難しいです。そこでレギュラーメンバーになるのは、更に難しいです。
他のリーグでレギュラーの座を勝ち取るのとは、難易度が全然違うと言うことです。

最近は、プレミアの下位のチームも強くなり、上位チームとの実力差も、5大リーグの中では1番少ないでしょう。

合理的な大改革が、今のプレミアの繁栄をもたらしました。外国人が多いからと言って、イングランドの代表チームが弱くは、ありません。
20年前に比べると格段に強くなったように見えます。
特別な選手がいなくても、確実に上位に来るようになりました。前回大会でも、試合の中で得たPKをケーン選手が決めていれば、決勝に勝ち上がったのはイングランドでした。イングランドの代表チームの最近の強さは、プレミアリーグのレベルの高さに比例しています。昔は、単純な体力任せのサッカーをしていました。今、ハイレベルなサッカーをしています。飛びぬけたスター選手がいなくても、チームの個々の選手のレベルが高いから普通に勝ち上がってくるようになりました。

そして、世界の有力選手がプレミアでプレーするので自然に、監督も優秀な監督をスカウトするようになりクラブとしての戦術も向上しイングランド人選手のレベルも向上しました。世界の有力選手との競争に勝たなければ、試合に出られないからです。

ここに日本のサッカー協会が学ぶべき大きなヒントがあります。


泣きが入ってきたロシア軍(ドネツク州アウディーイウカ)<2023・3・5ウクライナ紛争>

2023-04-05 16:32:12 | ウクライナ紛争

バフムートでは、ワグネルのオーナーが元気いっぱいです。
ここ攻め落とせば、ロシアの英雄でしょう。
他で全部負けているからです。

今回、泣きが入ったのは?アウディーイウカ・・・
記事
ロシア動員兵部隊、ドネツク州の激戦地で「ほぼ全滅」…兵士ら「我々は消耗品」訴え
2023/03/04 20:53
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230304-OYT1T50173/

前回は?
2023年2月23日 12:09
(ウクライナ)ドネツク州ブフレダールを探してみました
https://smcb.jp/diaries/8994382
2023年2月15日 6:43
2023・2・15ウクライナ紛争>ドネツク州ブフレダールでの戦闘
https://smcb.jp/diaries/8988364

ここでしたね?
3週間くらい攻撃して、壊滅的な損害を被りました。
おそらく数万人規模で攻撃したと思います。
壊滅したという意味は、戦力として使い物にならないという意味です。戦車などの重装備もかなり失いました。

アウディーイウカは、ドネツク州の州都ドネツクの北10kmくらいの位置にあるウクライナの軍事拠点です。ここは、すぐ攻め落とさないとダメでしょう。
更に、ドネツク市の西20kmくらいのところにマリンカがあります。
どっちも、ウクライナ軍が陣地防衛しています。

アウディーイウカを攻撃した部隊も、ほぼ壊滅ではなく「全滅」したようです。

バフムート(ロシア名・アルチェモフスク)は、その大分北にあります。
バフムートを、仮に攻略したところでウクライナ軍の軍事拠点は、その南にかなり残っています。

バフムート(ロシア名・アルチェモフスク)だけを、去年の8月から攻撃し続けたのは、ロシア国内の政治事情によります。バフムート攻略のお手柄の欲しい人が、いたからです。半年以上かかって、やっとお手柄をGet!出来そうです。

しかし、それ以外の戦場では負けているというより?
壊滅するケースが、多いようです。
つまり、数十万人を動員して戦場に送り込んで大した成果は上がっていません。ほゞ、前線が動いていないからです。

アウディーイウカは、州都ドネツク市のすぐ北にある都市です。補給などいくらでも出来ます。ドネツク市はロシア側が以前から支配しています。目と鼻の先です。
ここら辺で、全滅しているようではロシア軍の未来は、暗いと言わざるを得ません。10km先まで行って全滅では、何と申しましょうか?
(表現が難しいですが、ダメなのは確かです。)

バフムートは、制圧しました。
他は、全滅しました。
こうなりそうな流れです。
今、まだ2か所です。あと4か所くらいロシア軍が攻勢をかけている前線があります。バフムートを除くと、6のうち2で壊滅又は全滅しました。
ウンと!運が良ければ、残りの4か所で勝てるのかもしれません。しかし、今のところ確率100%で負けています。無能な指揮官に素人兵士。困難な任務では、あります。だから、私はロシア兵のために書いています。
死ぬよりましだから、逃げろ!禁固10年の方がマシだろ!
30万人くらい行かされているんだから、冗談ではなくて・20万人くらい死傷するよ・・運が良ければ・・悪ければ?

(素人の頭数集めて、1年激戦を戦っているウクライナ軍のところに送り込んだって?標的になるだけです。戦争は、そんな甘いものではありません。現実がそれを証明しています。ロシア軍の推定死傷者数20万人前後。侵略開始当初に投入した兵士の数を超えています。その間に精鋭部隊やベテランの指揮官や将校を多数失っています。それで、戦争が継続できると思うのは「ど素人!」です。

ロシア軍からは、プロの将校も士官も兵士も失われています。素人が戦争ごっこして、1年鍛え抜かれた戦争の「つわもの」のウクライナ軍に勝てると思う方が、おかしいでしょう?ウクライナ軍は兵士も将校も、つらい厳しい戦いを戦って1年生き延びてきました。今、世界最強の陸軍です。実戦経験と言う意味でウクライナ軍より強い陸軍は、ヨーロッパには存在しません。

☆ウクライナ軍にとっては、唯一有利な点があります。ロシアの国防相と参謀総長が、ほぼ軍事のド素人だと思える点です。その無能が指揮ラインに今もいます。この点につき、改善の見込みはないです。自分たちの権力維持には、熱心なようです。独裁者も使い勝手が良いから首にしません。この無能ラインが、機能している限りウクライナ軍は、優位に戦えます。)

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ロシア・ブリャンスク州侵入事件その後<2023・3・5>

2023-04-05 16:29:33 | ウクライナ紛争

暇人の暇つぶしと言えますが、気になったことは出来うる範囲で調べます。
分からない事は、自分で調べるほかは、ありません。
今回の一件は、ロシアの謀略なのか実際に反ロシア勢力の何らかの行動があったのか、これが分かりません。

今回は、BBCが記事にしています。
大体、経験的にBBCとロイターでダメな場合は、分かりません。

プーチン氏、ウクライナ工作員がロシア侵入と「テロ行為」非難 ウクライナは反論
2023年3月3日
https://www.bbc.com/japanese/64832484

さすがにBBCの調査は、行き届いており場所を略図で示しています。
BBC作成の略図
https://ichef.bbci.co.uk/news/638/cpsprodpb/387F/production/_128836441_66b65c82-5398-49d5-8d2d-f8ea06fe4f4b.jpg

ほぼ国境のすぐ近くで、すぐウクライナ側から行けるところです。ただ、ウクライナが攻撃するのであれば、砲撃すれば足ります。一々越境攻撃など必要ありません。
そもそもロシア側の言い分によれば、攻撃されたのは軍事施設ではありません。ウクライナが越境攻撃するのは、この州ではありません。ベルゴロド州とその南の州です。ロシアの軍事施設が、そこら辺にあるからです。

だから、仮に事件があったとしてもウクライナは、無関係です。理由は、する必要がないからです。

SNSに動画を投稿
これが、唯一のヒントです。
BBCの調査・記事から引用>
メッセージアプリのテレグラムには、ウクライナを拠点とするロシアボランティア団(RVC)のメンバーらが診療所の外にいる場面だとされる動画が投稿された。武装した男性が、国境を越えてロシアに渡ってきたと述べている。

調査報道グループ「ベリングキャット・モニタリング」によると、RVCは「ウクライナで反プーチン、反クレムリン(ロシア政府)の活動をしている極右ロシア人らを中心に昨年正式に結成された団体」だという。

ベリングキャットの専門家マイケル・コルボーン氏は、動画内の男性の1人について、「ニキチン」という姓も使うRVCのリーダー、デニス・カプスチン氏と特定した。

コルボーン氏は、「RVCは実際の戦闘や、少なくとも本格的な戦闘は、ほとんどしていないと思われる。カプスチンはスポーツとしての格闘技の訓練は受けているかもしれないが、軍隊経験はまったくない」とBBCに述べた。

<引用終わり

RVCとは、何か?
ロシア義勇軍団(Russkiy dobrovol'cheskiy korpus)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%BE%A9%E5%8B%87%E8%BB%8D%E5%9B%A3

RVCのリーダー、デニス・カプスチン氏
(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230303-OYT1T50298/
ドイツの有力誌シュピーゲルなどによると、動画に映っていた兵士の一人は、創設者のデニス・カプースチン氏とみられる。ドイツ育ちのロシア人

指導者名が一致するので、BBCの言う「RVC」は、「ロシア義勇軍団」と名乗るグループであることになります。
BBCの記述では、「ロシアボランティア団(RVC)」と言うことです。
そうすると、Wikipediaの記述は、領土防衛軍所属となっていますから間違いであることになります。

じゃあ?何をしているんだ?
良く分かりませんが、「反プーチン、反クレムリン(ロシア政府)の活動をしている極右ロシア人ら」のグループであるようです。

だから、ほぼウクライナの軍関係とは、無関係です。
どこにも所属せず、自分たちで独自の活動をしているんでしょうね。

間違えそうなのが・
(ウクライナ)自由ロシア軍団
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E5%9B%A3

こちらは、主にロシア人義勇兵で構成される、ウクライナ軍正規軍に所属するロシア人部隊です。

BBCの記事から引用>
RVCの主張について、ウクライナ軍情報当局のアンドリイ・ユソフ氏は、「この人たちはプーチン政権とその支持者を相手に武器を持って戦っている。(中略)おそらくロシア人たちは目を覚まし、何かに気づき、具体的な行動を起こし始めているのだろう」と述べた。
<引用終わり

ロシア・ブリャンスク」州事件は、ロシアの偽装作戦のようでもあり?
実際に、このRVCと言うグループが実行したのかもしれません。ウクライナ軍情報当局のアンドリイ・ユソフ氏のコメントからは、このグループの行動である可能性もあります。

ここには、2014年から軍事活動をしているメンバーも含まれているはずであり、今後もロシア国内で何らかの活動を継続する可能性があります。
目的は、「反プーチン、反クレムリン」です。
メンバーは、ロシア系の右翼民族主義者と思われます。
そんなのは、ロシア国内に腐るほどいます。
そういう連中に浸透し勢力を拡大していけば?

(ウクライナ)自由ロシア軍団に参加しているメンバーも右翼であり民族主義者である人は、多いです。

どっちのメンバーもデモやって平和的に、何とかなるとは考えていません。武力による打倒あるのみと考えています。デモをやった人たちは、全部刑務所の中です。

ロシア国内にいる右翼や過激民族主義者の賛成を得たならば、あるいは大きな動きを引き起こすかもしれません。
この人たちは、ウクライナ紛争が起きるまでは、拠点を持つことが出来なかったと思います。戦争の起きている今なら、ウクライナ国内に拠点を持ち勢力の拡大を図ることが出来ます。ロシアの反政府主義者の一番安全な場所は、ウクライナ国内です。

ウクライナ軍がロシア軍に対して優勢になった来たから、このような勢力に活動の余地が出てきました。
他にも、似たような動きは出てくると思います。

しつこく調べた訳が分かるでしょう。
ロシアの反政府勢力が、今はまだ小規模かもしれませんが団体名を名乗り実際に活動を始めたことを確認したかったのです。戦争が終われば、ほぼ確実に(ウクライナ)自由ロシア軍団のメンバーも合流するでしょう。こちらは、優秀な実戦部隊です。しかも、数百名規模の人員がいます。これだけいると、コアなメンバーが士官将校となり万人単位の部隊編成が可能です。しかも、ロシア軍よりは余程優れています。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


<2023・4・4水>東京株式市場・最終

2023-04-05 16:26:19 | 株式日記
N225 ▼1.68% 27,813.26 -474.16

トピックス ▼1.92% 1,983.84 -38.92

買われすぎの一服と言うには、大きな下落でした。
ここら辺が、東京市場の脆いところです。
ショートの仕掛けに溜まらず、利益確定売りが出てしまっては、どうにもなりません。足の速い人ばかりですから。

東京のチャートは最悪に見えます。
しかし、NYは昨日少し売られた程度です。
NY次第で再チャレンジもあるかもしれませんし、目先調整かもしれません。

まあしかし?大した下にも行かない代わりに、上にも行きませんね?


BBCの記事に見る開戦前の状況<2023・3・4ウクライナ紛争>

2023-04-05 11:23:24 | ウクライナ紛争

ロシア、ウクライナ情勢の緊張緩和のため条件提示
2021年12月18日
https://www.bbc.com/japanese/59707863

「NATOは我々をだました」 プーチン氏、恒例の年末記者会見で不満あらわに
2021年12月24日
https://www.bbc.com/japanese/video-59777672

緊迫のウクライナ情勢 BBCのロズ・アトキンスが解説
2022年1月25日
https://www.bbc.com/japanese/video-60121408

全てのアメリカ人は直ちにウクライナを出るように=バイデン米大統領
2022年2月11日
https://www.bbc.com/japanese/60344065

米政府、ロシアのウクライナ侵攻いつ始まってもおかしくないと警告
2022年2月12日
https://www.bbc.com/japanese/60357872

十数カ国の政府、ウクライナ退避を自国民に勧告 ロシアも大使館縮小
2022年2月13日
https://www.bbc.com/japanese/60364791

ロシア国連次席大使、ウクライナ情勢への懸念は空騒ぎでヒステリーと BBC番組で
2022年2月17日
https://www.bbc.com/japanese/video-60411707

NATO加盟の「野心」捨てる用意はある? ウクライナ大統領にBBC特派員が聞く
2022年2月18日
https://www.bbc.com/japanese/video-60426112

バイデン氏、ロシアのウクライナ侵攻「数日中」と 首都が標的に
2022年2月19日
https://www.bbc.com/japanese/video-60442175

バイデン氏、プーチン氏がウクライナ侵攻を決断したと「確信」
2022年2月19日
https://www.bbc.com/japanese/60442195

プーチン氏、ウクライナ東部の独立を承認 ロシア軍派遣と「平和維持」を命令
2022年2月22日
https://www.bbc.com/japanese/60473353

プーチン氏、ウクライナ東部2地域の「独立」承認 現代の皇帝のように
2022年2月22日
https://www.bbc.com/japanese/video-60475358

ウクライナ、全土に非常事態宣言 ロシアの攻撃あれば「自衛する」と大統領
2022年2月24日
https://www.bbc.com/japanese/60476314
(2月23日に発令しました)

プーチン氏、「軍事作戦」実施を表明 ウクライナ外相「侵攻始まった」
2022年2月24日
https://www.bbc.com/japanese/60502581

「私たちはここにいる、独立を守る」 首都からウクライナ大統領が政府幹部と
2022年2月26日
https://www.bbc.com/japanese/video-60533686

何故、侵略開始がこのタイミングだったか?
北京2022オリンピック競技大会
2022年2月4日 – 2022年2月20日
これが、終了するのを待っていました。

実際には、2021年11月からロシアの大部隊の集結が始まり、1月半ばにはほぼ準備は、完了していました。
アメリカ&NATOとロシアの代理戦争である性質は、最初から決まっていました。

ウクライナの大統領は、最後まで戦争回避の努力を続けます。だから、非常事態宣言も侵略開始の前日でしたし予備役の動員令は、もう1日遅かったと思います。

ベラルーシとの国境付近にいた部隊は、いったん撤退命令が出されます。ベラルーシとの紛争を避けるためです。ロシアは、侵略開始までそれを否定していました。

アメリカとイギリスに出来ることは、多少の武器援助を事前にすることだけでした。
ロシアくらいのサイズの国家が、隣国の軍事侵攻を決意すると、それを事前に防ぐことは無理であることが分かります。防ぐ手段は、二つしかありません。
ウクライナが核保有国であること。
NATOの加盟国であること。
どちらかがないと、防ぐことが出来ないことを教えてくれます。

戦争の理由は、ただ一つです。
ロシアが、ウクライナを自分の領土にしたかった。
それだけです。もっとも、それは始まりに過ぎないでしょう。今、モルドバに対して政府転覆の謀略を行っています。もっと、先もあるはずです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ロシア義勇軍団が活動開始?<2023・3・4ウクライナ紛争>

2023-04-05 11:21:13 | ウクライナ紛争

ロシア義勇軍団、プーチン政権への武装蜂起呼びかけ…ウクライナ拠点に侵入攻撃
2023/03/03 23:28
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230303-OYT1T50298/

昨日起きたロシアのブリャンスク州でのロシア人と思われる武装グループは、その後「ロシア義勇軍団」と声明を出しました。
ウクライナ軍に所属するロシア自由部隊(義勇兵)とは、別の組織でした。
創設者はドイツ育ちのロシア人のデニス・カプースチン氏のようです。
2018年頃にウクライナに拠点を移し、昨年夏頃に義勇軍団を創設したと報道がありました。
「侵入攻撃には約40人が関与したとされる。」
目的は、同じでロシアの独裁政権と武装闘争するためです。
露情報機関「連邦保安局」(FSB)によると、激しい砲撃の末、集団を「ウクライナに追い払った」と言うことです。

ウクライナ軍に所属するロシア自由部隊(義勇兵)とは、全く別の組織ですので訂正します。誤解しないようにお願いします。

徐々にロシア政府に武装闘争を挑む武装グループは、増えていくと思います。すでにロシア国内に何らかの地下組織があるのは、強く推測されます。去年の段階からロシア各地で不審な火災や爆発、あるいは軍事基地での破壊工作が確認されています。

今回、越境攻撃(?国内攻撃)したロシア義勇軍団を名乗るグループは、最低40人以上のメンバーがいることになります。

☆訂正・従いまして下記の日記の内容を一部訂正します。
2023年3月3日 10:19
2023・3・3>ロシア・ブリャンスク(Bryansk)州クリモフスキー(Klimovsky)地区で発生した事件~その2
https://smcb.jp/diaries/9000107

ロシア政府は、結構困ると思います。
もし、ロシアの国境警備隊がウクライナ領を越境攻撃すると確実にウクライナの国境警備隊が応戦するでしょう。
正規軍を送り込めば、ウクライナの正規軍が防戦すると思います。
つまり、ロシアの特殊部隊でも(こっそり)潜入させないと攻撃のしようがないと言うことになります。

多分、ロシア人主体のグループだと思いますからロシア国内で武装闘争してもロシアの国内問題であるわけです。ウクライナ国内にもロシア側の同じ組織があります。東部で独立を言っているロシア派のウクライナ人です。しかも同じ論理で言うなら、ウクライナ軍が支援しても隠れ介入しても、ロシアは文句は言えないでしょう。2014年からロシアが東部ウクライナで、やってきたことです。

ロシアの正規軍を送り込むと、ウクライナの正規軍が応戦して前線が一つ増えるだけです。

☆ご参考
2023年3月4日 13:14
2023・3・4>「ロシア義勇軍団」は実在するのか?陰謀か?
https://smcb.jp/diaries/9000976


バフムートの現状<2023・3・3ウクライナ紛争>

2023-04-05 11:17:41 | ウクライナ紛争
ワールド

2023年3月3日5:35 午後4時間前更新
ウクライナ・バフムト、ロシア軍が実質的に包囲=ワグネルトップ
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-bakhmut-prigozhin-idJPKBN2V50I9

ワグネルから、「撤退勧告」が出されました。
ロシア軍でないところが、まあ何と言いますか?
微妙なロシア軍とワグネルの関係です。お互い、嫌っていますが一応味方です。
現場の事実上の指揮官から、「撤退勧告」が出されたということです。
事実上の勝利宣言ですね。
ワグネルも全滅覚悟のウクライナ軍は、相手にしたくないでしょう。もう、ワグネルの部隊は市街地の一部に入っているようです。
CNN
ワグネルの兵士、バフムート市内に進軍か トップが動画公開
2023.03.03 Fri posted at 07:06 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200788.html

マリウポリの悲劇は、繰り返して欲しくはありません。

マリウポリ製鉄所、アゾフ連隊将校が語る恐怖の73日 「歯を磨くのも命懸け」...食糧の質問には怒りも
2022年5月17日(火)18時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/05/73-6.php

民間人は、最後に避難できました。
まだ、このころはロシアもまともでした。
(勝者の余裕がありました。今、ないです。)
しかし、その補給をするためにウクライナ軍は大きな犠牲を払っています。
輸送用ヘリコ部隊が、補給作戦を行いました。
https://www.ukrinform.jp/rubric-ato/3496625-mariuporihenoheriniyoru-bu-geino-yang-ziwo-yingshita-dong-hua-gong-kai.html

最後は、帰還率10%の極めて危険な任務になりました。
多くのヘリコプターとパイロット、そこに同乗していた民間人や負傷した兵士が死亡したと思います。

つまり、完全に包囲されてしまえば最後は、こうなると言うことです。
まだ、ワグネルが言うには撤退路は残っていると言うことです。戦場の状況を一番よく知るのは、ワグネルでしょう。
ウクライナ陸軍(最高)司令官が現地視察に行きながら、今なお変化がないのを、いぶかしく思います。

バフムートから、やむなくウクライナ軍が撤退してもそれを非難するウクライナ国民は、いないと思います。むしろ、去年の8月からよく頑張った!と称賛されると思います。ロシア軍は、常にバフムートを攻撃し続け半年以上かかって、やっと包囲体制を作りました。圧倒的な、大兵力で攻めながらです。ここだけ、執拗に攻め続けました。

バフムートは磁石のようにロシアの大軍を引き寄せました。その間にウクライナ軍は、他の前線でロシア軍の進撃を食い止めました。その後、ハルキウ州奪還作戦から南部ヘルソン市奪還作戦が実行されました。つまり、ウクライナ軍にとっては、もうバフムートを維持する必要がありません。役割を終えた、軍事拠点です。

もし続ければ、ルハンスク州セベロドネツクの再現です。徹底的な市街戦が行われ町は完全に破壊されました。化学工場に避難していた民間人が、どうなったのかは報道がありません。双方に甚大な被害が出て、ウクライナ軍は撤退しました。その時の相手もワグネルです。

つまり、バフムートでの戦闘は帰趨が決まりつつあります。セベロドネツクを、もう一度やりたくはないから、この際撤退してほしいという、ワグネルの申し出です。双方犠牲覚悟の白兵戦を行えば、最後は数の多い方が勝つという単純な理屈です。セベロドネツクでは、数に勝るワグネル+ロシア軍が勝ちました。
もはや、ここまで肉薄されては同じ戦いが起きるでしょう。数的優位は、ワグネル+ロシア軍にあります。同じことになるでしょう。セベロドネツクは、ワグネルにとっても痛手だったと思います。
だから?
「あれは、止めよう」
と言う申し出です。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


日本の教育の劣化は、ここまで進んでいる<2023・3・3>

2023-04-05 11:17:41 | 日本の社会
 

教育が、その国の未来を切り開き決定すると言っても過言ではないでしょう。
今、日本の社会で見られる大人の(若手~壮年層)劣化は、元を辿れば、ここに原因があると思います。

つまり、昔式の教育方法を漫然と繰り返し改善しようとしない状態だと思います。教育学と言う学問を軽視した結果であると思います。

世界を見ると、教育方法は改善と進化の歴史があります。
それに最も成功したのは、フィンランドでしょう。
今、フィンランドの首相は若き女性です。その進化したフィンランドの教育が、生み出したのであろうと思います。

日本の学校では、問題解決能力も批判的思考も養われていない
2023年3月1日(水)11時50分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-100983.php

筆者が、OECD諸国の教育内容を比較して数値化しています。
表のURL
https://img-newsweekjapan.jp/stories/2023/03/01/data230301-chart01.png

OECD(経済協力開発機構)とは、簡単に言うと
先進38か国です。
ほぼ全ての項目で、低いあるいは非常に低い数字が示されています。
大雑把に、このような教育が望ましいというガイドラインも示されています。日本の文部省は、こんなの知らないか無視しているのでしょう。
その結果、世界標準から大きく逸脱し効率の悪い昔ながらの教育が、教育現場で行われているのであろうと思います。
そうでなければ、これほど全ての部分で劣った数字は出てこないと思います。

日本の各分野で一番劣っているのが、教育の分野だと思います。二番目が、国政レベルの政治。三番目が一部の上級国家公務員。
全部、競争や外部との交流の少ない分野です。

教育が劣化していけば、やがてその劣化は社会全体に広がると言う現状を、示しているような印象があります。
昔なら、常識的にあり得なかったことが、今社会のあらゆる層で起こっています。

常識と言うより良識と言うべきなんでしょうね。
良識の失われつつある社会があります。
日本の最も誇るべき部分が、徐々に風化しつつあるのが現状です。
その一番の原因は、教育の劣化と空洞化です。
ペーパーテスト教育の行きついた先にあったのは、教育の劣化でした。教育の在り方を研究する分野を育成し、教育にもっと資金を配分しないと、日本の社会全体の劣化が進行すると思います。

今は、まだ古き良き日本人の精神構造は残っています。
それが、残っているうちに抜根的な教育改革をしなければ間に合いません。


世界の原発活用の動き<2023年3月3日

2023-04-05 11:15:11 | 世界経済と産業

ワールド
2023年3月3日1:11 午後Updated 3時間前
米政権、原発延命に12億ドル 21年以降停止の施設も対象
https://jp.reuters.com/article/usa-nuclearpower-idJPKBN2V507C

仏などEU11カ国「原発連合」、脱炭素名目で連携強化
2023年3月1日 21時09分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/233987

原発連合に参加したのは・
フランスが主導し、ブルガリア、クロアチア、ハンガリー、フィンランド、オランダ、ポーランド、チェコ、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、11か国です。

つまり、地球気象変動に二酸化炭素削減で対応するなら、現実問題として、供給の安定性を考えるなら原発の稼働延長や新設しかないと言うことです。

未だに脱原発を言う人は、多いです。
しかし、その対応策は再生可能エネルギーであることが多いです。ドイツの脱原発は、失敗しました。電気が足りなくなれば、原発で発電するフランスや石炭火力で発電する東欧から電気を買います。ドイツの脱原発は、ドイツで原発を稼働しないと言うだけの話に終わりました。

自然エネルギーについても、そもそもそうできる国と出来ない国があります。大規模洋上風力発電に頼れば、戦争が起きた時、破壊されれば瞬時に電気がなくなります。

あれほど横暴野蛮の限りを尽くす、ロシアでさえ原発事故には配慮しています。

つまり、原発は戦争であろうと攻撃の対象にしては、ならないと言うことです。やれば、自分たちの原発も攻撃対象にされます。ほぼ、核ミサイルと同じです。

もちろん、原発自体の安全な運用、あるいはテロ攻撃に対する防御は、必要です。しかし、これまでの原発事故の原因は、人間の操作ミスや災害などの安全対策の不備が原因です。

まだ、石炭火力に発電を頼る国は非常に多いですし、それを比較的短い時間で他に置き変えようとするなら、今の段階では原発の活用しか手段がありません。

この期に及んで、原発反対や脱原発を言う人は、地球象変動問題は放置すると言っているのと同じです。

ほぼ、日本の改憲反対と同じです。
反対するだけ、対応策はなし。

ある政党の党首が、笑えることを言っていました。
9条は、日本にプーチンみたいなのが現れた時、日本の外国への侵略を防げるというのです。
外国にプーチンみたいのが現れて、日本を侵略してきたらどうするのか・と言う説明はありません。
日本は、プーチン・ロシアと国境を接していいるのですよ。
ようは、その場合は抵抗せず侵略者に従うのが対応策なのでしょうね。

つまり、原発問題には背に腹は代えられない差し迫った地球環境の問題があります。
石炭火力と原発と、どっちがマシか考えたら分かると思います。
原発事故で死亡した人間は、確かにいますが最大10万人未満くらいでしょう。
石炭火力が生み出す大気汚染で死亡する人は、「1年」で世界で「百万人」を超えるそうです。

原発連合に参加した国々を見てください。
石炭火力か原発かしか、選択肢を持たない国々です。

原発の運用には万全の安全管理が必要です。
災害やテロに対する安全対策も今後強化していく必要もあると思います。
福島第一原発事故は、人災です。
津波に対する対策を早く講じていれば防げた事故です。

あるいは、柏崎刈羽原発についても同じことが言えます。
原発の敷地に海からの断層が伸びていることは、民間の研究者が指摘していました。東電は、断層はないと言うことで建設を強行しました。
実際には、断層は陸地にも伸びていて原発は激しい地震に襲われました。それでも原発事故は起きませんでしたから日本の原発の耐震性は高いと言えます。もし、柏崎刈羽原発が断層部分を完全に避けて建設されていたら、地震の後短期間で操業できたと思います。

つまり、現実を見ろ・と言うことです。
他に適切な手段があればそれでいいでしょう。
なければ、原発を活用するしかありません。
電気代の高騰を考えてください。
電力の安定供給を考えても、エネルギー安全保障を考えても、今は原発を利用するのが、一番合理的だと思います。使用済み核燃料の保管問題は、当然あります。10万年ほゞ永久保管する堅固な地下施設を建設して保管するしかないでしょう。処分など出来ません。この点もきちんと説明し手段を考えるべきです。最終処分場などあり得ない話です。

やがては、水素型社会に移行していくと思います。
あるいは、核融合エネルギーも実用化されるかもしれません。

その間の大容量発電の手段をどうするかの問題です。
ごく簡単に言うと、昔の通りで・
石炭火力と原発・どっちにしますか?
それ以外の大容量のエネルギー開発を怠ったため昔と同じ問題が、今蒸し返ってきたのです。

第一次オイルショックをきっかけに、日本では原発導入が開始されました。
福井県に関西電力美浜発電所1号(PWR)が1970年11月に運転開始。
これが、商用原発の始まりです。
今、その時から50年以上経過しています。
その間の発電技術の技術革新がなかったので、問題はその時と同じです。
大規模石炭火力発電か原発か?の二択問題です。
天然ガスは価格が高騰すると、大規模発電には不向きであることが、分かりました。

中国で原発建設6基承認 総投資2兆4000億円
2022年4月21日 18:18
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM218C70R20C22A4000000/
記事から引用>
中国では21年末時点で53基の原発が稼働する。発電能力は約5500万キロワットで、世界では米国、フランスに次ぐ規模だが、国内の発電能力の2%強にとどまる。21年の発電量でも、原発は全体の5%を占める規模だ。
<引用終わり

中国も発電に占める石炭火力の比率は、今もって高いです。
中国、COP27で「石炭火力発電所の大幅増強」を表明
2022.11.29
https://forbesjapan.com/articles/detail/52326
中国が石炭依存をやめるには 地球温暖化、大きく左右
2022年5月11日 5:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD25B3V0V20C22A4000000/

中国の発電事情を見ると、良く分かると思います。
電力需要が大規模なため、原発だけでは到底足りません。
だから、原発と同時に石炭火力も大幅に増強しています。
もし、中国が石炭火力を全部、原発に置き換えるなら大型原発を100基新設しても足りないでしょう。

インドのケース
こちらは、中国以上に深刻です。石炭火力の割合が、 75.3%。原発は、たったの3%未満。そこに更に石炭火力発電所を、大増設しようとしています。
ワールド
2021年11月3日8:04 午前1年前更新
焦点:アジアで火力発電所約200カ所建設中、「脱石炭」の前途多難
https://jp.reuters.com/article/coal-power-cop-idJPKBN2HM1KO

つまり、大規模発電の方法は、石炭火力か原発しかありません。しかしながら、特に大人口を抱える中国とインドでは、原発建設など到底間に合わず、石炭火力を大増設している現状があります。
アメリカですら、まだ発電に占める石炭火力は24%あります。さすがに、アメリカは石炭火力の増設の計画はなく、原発の新設に向かうようです。

脱原発を気楽にいう人たちは、この現状をどうしようというのか?今ですら少ない発電に占める原発の比率を下げれば、その多くは石炭火力に置き換わります。

もし、真剣に二酸化炭素の削減を考えるなら、世界中で原発の大増設を行うしかありません。
それでも尚、気楽に脱原発などと言えますか?

気象異常問題以外にも、大気汚染で毎年100万人以上の人々が死亡しています。
それも、都合よく無視しますか?

私も10年前は、原発反対でした。
しかし、その後地球気象異常問題や深刻な世界の大気汚染問題を知り、短期的には原発を大増設するしか、解決の方法がないことに気が付きました。

感情的な脱原発は、現在の問題解決を放棄するのと同じことです。ドイツを見れば、分かるでしょう。感情的な脱原発にこだわり、電気に困ったらより二酸化炭素の排出量の多い泥炭を、ガンガン!燃やしています。環境に良くないでしょう?それでも、原発の再稼働はしません。
ここまで行けば、宗教でしょう?

宗教で、地球気象異常問題も世界的な大気汚染問題も解決できません。


2023・3・3>ロシア・ブリャンスク(Bryansk)州クリモフスキー(Klimovsky)地区で発生した事件~その2

2023-04-05 11:13:50 | ウクライナ紛争

2023・3・3>ロシア・ブリャンスク(Bryansk)州クリモフスキー(Klimovsky)地区で発生した事件~その2 

 

親ウクライナの「ロシア人義勇兵」、ロシア西部で破壊工作か…住民2人死亡
2023/03/03 10:03
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230303-OYT1T50080/

以前、ウクライナ軍に義勇兵として参加する自由ロシア部隊を紹介したことがあります。

当然、ウクライナ軍からは退役していると思われますが
その一部のメンバーが、ロシア政府に対して攻撃したようです。武装蜂起と言うべきでしょうね。

自由ロシア部隊は、数百名のメンバーがいます。
今回、参加したのはその一部でしょう。

今回の武装蜂起に参加するメンバーが増えるかどうか・
ある意味、最初から全滅覚悟の行動だと思います。
独裁者の一番恐れていたことが起こりました。
「独裁者とは、武器を持って戦うしか方法がない」と言うロシア国民へのメッセージです。

単発で終わるのか?始まりなのか?
自由ロシア軍と同じ考えを持つ人は、ロシア国内にもいます。

☆訂正
その後、続報があり今回武装蜂起したメンバーは・
「ロシア義勇軍団」を名乗っており
ウクライナ軍に義勇兵として参加している自由ロシア部隊とは、全く別の組織であるとの続報がありました。

☆ご参考
2023年3月4日 13:14
2023・3・4>「ロシア義勇軍団」は実在するのか?陰謀か?
https://smcb.jp/diaries/9000976
2023年3月4日 7:08
2023・3・4ウクライナ紛争>ロシア義勇軍団が活動開始
https://smcb.jp/diaries/9000738

「裏切り者ではない」 ウクライナ側で戦うロシア人部隊
2023年1月15日 8:00 発信地:ドリナ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3445812

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


2023・3・3>ロシア・ブリャンスク(Bryansk)州クリモフスキー(Klimovsky)地

2023-04-05 11:11:48 | ウクライナ紛争

2023・3・3>ロシア・ブリャンスク(Bryansk)州クリモフスキー(Klimovsky)地区で発生した事件

 

ロシア、ウクライナ戦闘員が南部州に侵入と主張
2023年3月2日 22:10 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3453809?cx_part=top_category&cx_position=1

ロシアは例によって(都合の悪いことは)ウクライナのテロだと言っています。
場所は、詳細には分かりませんが・
「ロシアのKlimovsky」でグーグルマップを検索すると、エリアは分かります。
確かに、ウクライナとロシアの国境に隣接したエリアではあります。ここら辺は、両方とも国境警備部隊くらいしかいないはずです。ほぼ、軍事行動が起きていない地域だからです。

だから軍事目標があるとも思えず集落などウクライナ軍が、偵察するとも思えません。民家にドローン攻撃したり迫撃砲を打ち込んだり、走行中の自動車を銃撃したりは、しないと思います。そもそも、偵察部隊なら迫撃砲など持っていません。

可能性としてあるのは、ロシア軍を集団脱走したグループです。それなら、迫撃砲ぐらい持っていても不思議ではありません。あるいは、一部の部隊が反乱したとか・・

ロシア国内で発生している事件は、分からないのが多いです。

ドローン巡り情報交錯 ロシア内部説かウクライナ攻撃か
2023年03月03日07時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023030200801&g=int

どっちのドローンも飛んでいるようで・
更に、ロシア国内の反政府勢力も絡んでくるから結局、ウクライナの攻撃なのか、ロシアの自作自演なのか、ロシア国内の反政府勢力によるものなのか、外部からでは全然、分からないわけです。

ロシア国内で武器や爆発物を入手するのは、それほど難しくはないと思います。賄賂を払えば、横流し位すぐすると思います。ロシア国内には、軍事組織がありすぎて、在庫管理などやっていないと思います。

国境警備だってそうです。
動員令後、あれほど沢山のロシア人が国外に脱出できたのは、国境警備の係員が・・
1人数万円車1台10万円くらいの賄賂を取って黙認したからです。ただ、何か所かでこれをやられるので出国するのには結構、費用が必要だったようです。

こんな調子ですから、金さえ払えばロシア国内では、大抵のことは何とかなると思います。

より詳しい記事
CNN
ロシア、ウクライナ武装集団が国境越え襲撃と主張 ウ高官「挑発」
2023.03.03 Fri posted at 07:47
https://www.cnn.co.jp/world/35200789.html

これによると・記事から引用>
一方、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、ロシアの主張は挑発かロシア大統領府に対抗している地域のグループによる行為だと述べ、ウクライナの関与を否定した。

ポドリャク氏は「ウクライナは攻撃していない」と明言し、この種の作戦はこれまでのロシアの挑発と同じだと指摘。「ロシアの古典的なやり方だ。いつも挑発し、うそをつき、口実を作る」と述べた。

<引用終わり

ロシアの「偽旗作戦」と、ロシア政府に反抗したグループなどによる可能性も半分は、あります。
ウクライナ軍が、やったにしてはお粗末すぎるでしょう。


ロシアの徴兵事情とその後<2023.3・2ウクライナ紛争>

2023-04-05 11:09:24 | ウクライナ紛争

これは、色々あって最初は、ワグネルが刑務所でスカウトしていました。多分、4万人~5万にスカウトして戦場に送り込みました。
その後、ワグネルとロシア国防省の関係が悪化してワグネルは刑務所でのスカウトは、止めると言いました。

その後は、ロシア国防相が直接囚人に召集命令を出してロシア軍に組み込もうとしたような形跡があります。
多分、それは上手くいかないと思います。
ロシア軍が、囚人兵を招集すれば正規軍です。
「ろくでなし」または「人でなし」の囚人部隊が、ロシア軍の指揮官の命令など聞くわけがないです。だって、殺人とか強盗とか凶悪犯ですよ。うっかりすると、上官を殺してロシアに逃亡するような連中です。正規軍には、無理があると思います。そればっかり集めると、今度は集団逃亡するでしょう。堂々と逃げるでしょう。周囲のロシア軍を全部殺して食料と弾薬をたっぷり持って・・
よく考えなくても、危なすぎると思います!

そのためロシア軍は、(隠れ動員)をして兵力を増やしているようです。それが表に出ると、またロシア国民の大量脱出を招くでしょう。だから、こっそりと動員をかけているようです。

やっぱり、刑務所の方はワグネルの方に戻ったようです。
どうして、ワグネルが囚人兵を活用できるか?
ワグネル内部は、治外法権でワグネルの掟が適用されるからです。命令に逆らえば、即銃殺です。戦場でためらったものも、銃殺です。
突撃する以外に生き延びる道は、ありません。
ほゞ、死傷率80%の過酷な運命です。
逃げたのは、探し出されてやっぱりワグネルに殺されます。

だから、戦場で逃げ回っているのは、ロシア軍の正規兵です。数が圧倒的に多いから、どうしても正規軍の方が、目立ちます。

ワグネルの囚人兵は、ひたすら突撃して死ぬか運が良ければ、生き延びます。

そこで、独裁者に悩みが発生します。
ロシア軍が、多少でも優勢に見せかけるためには、ワグネルが必要です。
ロシア軍は、ワグネルを排除したい。
やっぱり、優勢に見せかけたいからワグネルを排除できません。
何故なら?多少でも、前進しているのはワグネルの部隊だけだからです。見事な大敗北は、全部ロシアの正規軍です。

ワグネルが、今攻めているのがバフムートです。
囚人兵を使い捨てにして、随分肉薄しました。
ワグネルの戦術は、恐ろしいものです。
部隊を小隊単位で5部隊用意します。
1~4までは、囚人兵です。順番に突撃します。死ぬ以外は停止は許されません。
5番目にワグネルの本来の傭兵が突撃します。
その時には、ウクライナ軍も弾倉の交換とかに手間取り5番目は、撃退できない。どのタイミングでウクライナ兵の射撃が途切れるかを、計算してそのような部隊編成をしているのです。1~4は全部、死んでいい。5番目がウクライナ軍の陣地を制圧すればよい・と言う犠牲をあらかじめ計算した、恐るべき人海戦術です。

こうやって、ウクライナ軍の陣地を1個づつ撃破していくのです。
正規軍には、絶対に出来ない戦術です。
なにしろたじろいだり引いたりしたら、即銃殺ですからね?突撃する以外に、生き延びる道はないという究極の戦術です。

そう言うわけで、ワグネルのオーナーはシブトク生き延びています。独裁者は、天秤にかけて今のところ、ワグネルありの判定です。

そのような訳で、ロシアの正規軍は、ほぼ戦果を挙げるのは、無理だと思います。指揮官無能、部隊全滅が多いからです。指揮命令系統が崩壊している以上、いくら数を集めても戦力にはならず、ウクライナ軍のお客さんになっています。

だから、ウクライナ軍もワグネルを壊滅したいのですけれど、やっぱり強いから中々壊滅できません。

ワグネルのオーナーは、アフリカに消えないようです。
次に起こるであろう何かに備えて、自分の手勢を強化し増やすでしょう。

結論、何十万人集まろうとウクライナ戦争とは無関係だと思います。そうです・
手勢を多く持っている者が、来るべき権力闘争で有利であることには、間違いありません。

ウクライナ紛争は、ロシア内部の権力闘争に変化しつつあるように見えます。巨大な利権の再分配が、目の前にぶら下がっている以上?
みんな、頑張るでしょう?
その時独裁者やそれにぶら下がっている連中は?

ウクライナの戦争に勝つよりも(ご褒美は勲章としょぼい金・)ロシア国内の権力闘争で勝って、様々な利権の再配分をした方がはるかに利益の大きい人たちが沢山ロシア国内には、います。

どっちを、頑張りますか?
利益の大きい方で頑張るでしょう・・
勝ったほうにお味方した連中は、ごっつい!ご褒美があります・・(人間は美しい過去の郷愁では動きません。お金で動きます。)

段々、話が小汚くなりますが?
元々の始まりが、小汚い動機や独裁者の夢物語ですから・または周辺環境ですから致し方ないことです。それが、ロシア国内に戻れば少なくとも戦争は、終わります。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/