「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

就職に困らない職業⇒IT(情報技術)技術者

2023-04-07 11:03:48 | 日本の社会
 

2023年3月14日 19:35 

社内にIT人材「いない」7割、人材育成「難しい」6割 全研本社経営者アンケート
2023年03月14日16時20分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023031400762&g=eco&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

これから当分は、IT(情報技術)技術者は求人が多いでしょう。優秀なら給料も高い。
英語能力もあったほうがいいです。

ウクライナ戦争のため外国に逃げ出すロシア人が沢山います。すぐ仕事が出来るのが、IT(情報技術)技術者です。これは、どこの国でも人員が不足しています。
ロシアの隣国のジョージアには、IT(情報技術)技術者が10万人超脱出して、その人たちがIT関連の仕事を始めたために、IT産業が一気に急成長し、経済成長率もずいぶん高くなりました。

他の国でも同じだと思います。
「IT(情報技術)技術者+英語=世界で働ける」
子供を教育するなら、将来有利な職業の方がいいでしょう。世の中のITが進む限り、くいっぱぐれはありません。

そして、英語も必須と言えます。
多少でも何かの能力があれば、あるいはキャリアがあればアメリカで就職できれば、高い給料がもらえます。何かスキルは必要ですが。

日本の企業に就職しても、英語能力があれば有利なポジションを得られるでしょう。
他には、コミュニケーション能力や人間性の部分も必要です。

今の普通の教育では、これを習得したり能力を高めたりするのは、難しいと思います。教育のやりかたが旧式で時代遅れだからです。

子供は、親を見て育つ

育てる親の能力が低ければ、子供もそれなりでしょう。
せっかく子宝に恵まれて、きちんと育ててあげないことは子供にとっても親にとっても幸せではないと思います。

特に人間性とかコミュニケーション能力を高めてあげるのは、その子の周りにいる大人だと思います。
子どもの能力は、6歳までに土台が完成するというニュースを以前書いたことがあります。
あるいは
「2+3=6」それに〇を付ける数学者の教育方法も書いたことがあります。


(アメリカ)シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻

2023-04-07 11:02:30 | 世界経済

2023年3月14日 10:04 

シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行が破綻しました。それが、今アメリカの株式市場や金融市場を揺るがせています。
うっかりするとそれが拡大して、他にも飛び火するリスクが大きかったので、アメリカの当局は預金保険外の預金も全額保護する政策をとりました。

シリコンバレー銀行(SVB)の直接の原因は、取り付け騒ぎです。預金の引き出しが殺到して、銀行の預金引き出し用の現金が枯渇して引き出しが出来なくなりました。
これを普通に倒産させると、新興企業を中心に連鎖倒産が起き、更にその動きが他の銀行にも波及する恐れがありました。

まあ、それはいいのですが、ここには二つの教訓があります。
①そもそも大丈夫でなさそうな銀行に預金しない。
預金保障の限度内にしておく。
②預金を分散させて、一つの金融機関に預金を集中させない。

※そもそも、大丈夫そうな銀行を選ぶ

今は、信用不安が出て話が回ると、ネットバンキングが普及していますから、ごく短期間で預金の引き出しが殺到します。だから、銀行は対応する暇もなく預金支払い用の現金が枯渇して、倒産してしまいました。

だから、よく考えて潰れそうもない銀行に分散して預金するべきでしょうね。
投資なら、分散投資と言います。
同じことが、預金についても言えます。

あっと言う間に、アメリカの銀行が倒産してしまい驚きました。銀行にも、比較的大丈夫な銀行と危ない銀行があると言うことです。「殺しても死なないだろ!」と言うような銀行に分散して預金しておかないと、危ないと思います。老後の生活資金は、虎の子ですからね?(私の場合は、猫の子で?少し、寂しいです・・・)


バフムトの戦闘とワグネル<2023・3・13ウクライナ紛争>

2023-04-07 11:00:11 | ウクライナ紛争

バフムトの戦闘は、相変わらず消耗戦が続いています。
バフムト市街の中央付近を流れるバフムトカ川の東側までは、ワグネルとロシア軍が占領して膠着状態です。バフムトカ川は、河川敷まで含めると幅200m~800mくらいあるようで、簡単には渡河作戦は実行できません。仮設の橋を作るような資材が必要です。それを準備してウクライナ軍の砲兵部隊を排除しない限り、膠着状態は続くでしょう。
ロシア軍は、北部から回り込もうとしているようですが、あまり進撃できていないようです。ウクライナ軍は、完全に西の郊外に司令部や拠点を移して陣地防御の構えです。補給路が確保されている限り、これ以上のワグネルやロシア軍の進出も急には、出来なさそうです。

ただ、ほぼロシア国内向けの宣伝みたいな戦場ですから、この攻防戦には、最早大した意味はありません。ウクライナ軍側から見ると、軍事的価値はすでにないからです。防御しきれなくなれば、西南西に20数km離れたコンスタンチノフスカに撤退するでしょう。

既にコンスタンチノフスカから北に広がるバフムトから見て西側にウクライナ軍の都市防衛ラインが完成して準備済だと思います。バフムトは、ウクライナ軍にとっては役割を終えた戦場です。しかし、防御できるうちは防御しようと言う考えでしょう。

一方、ロシア軍は仮にバフムトを制圧したとしても、位置を見ると分かりますが、ロシア軍とウクライナ軍の勢力の境界線上の軍事拠点を制圧するに過ぎません。ドネツク州の占領範囲を広げるのは、その後です。
進撃路は、道路事情を考えるとコンスタンチノフスカか北方向のスラビャンスクに向かうしかありません。
ウクライナ軍の抵抗の強いコンスタンチノフスカ方面は、無理だと思います。そうすると北のスラビャンスク方面に進撃するしかありません。
機甲部隊や機械化部隊が伴わないと、これも難しいと思います。それがあるかと言えば、多分少ないかないと思います。
どっちに向かおうと、ウクライナ軍が縦深陣地を築いて待ち構えているでしょう。どちらかを攻略しないとロシア軍の目的であるドネツク州の占領地を拡大するのは不可能です。

つまり、ワグネルやロシア国防省の国内向けの宣伝の意味以外にバフムトを占領する意味はありません。仮に占領できたとしても、バフムト以上に攻略が難しいウクライナ軍の縦深陣地が何層にも待ち構えています。

と言うわけで、バフムトがどうなろうとウクライナ軍には軍事的には、どちらでも構わないわけです。ロシア軍がバフムトを攻め続けた理由は、ロシア国内の政治事情が大きく関係していると思います。

ワグネルです。バフムトの戦闘では随分ロシア国内に宣伝しました。ワグネルのオーナーとロシア軍首脳は、敵と言えるほどに仲が悪いです。ワグネルのオーナーは、去年からロシア軍首脳を批判し続けています。それでもロシア国内で生き延びている理由は、ロシアの独裁者に都合がいいからです。まともに戦果らしきものを示しているのは、ワグネルの部隊だけだからです。

使い捨ての囚人兵推定4万人前後を、ほぼ全滅させて今の成果を作り出しました。だから、ワブネルも人員を失いました。ワグネルの元々の部隊は、1万人弱でしょう。

ワールド
2023年3月13日9:51 午前Updated 6時間前
ロシアのワグネルを「イデオロギー持つ軍隊」に、創設者が野望
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-wagner-idJPKBN2VF022
「42都市で戦闘員の募集センターを開設した」と言うことですから、今度はまともな戦闘員を補充しようという計画のようです。ロシア軍の出来の悪さは、ロシア国内では知れ渡っていると思います。ワグネルは、優秀であるという評価が出来たでしょう。
同じ戦争に行くなら、ワグネルの方が給料がロシア軍より格段に高いですから、徴兵されるくらいならワグネルに応募した方が良いと考える人間を探そうという目論見だと思います。

今は、民間の軍事会社ですが、それを第二ロシア軍に昇格させようと言う意図が見えます。まともな戦闘員を増やして規模を拡大していけば、ロシア国内では大きな勢力になります。ロシア国内で何らかの混乱が起きれば、それはワグネルのオーナーに有利に働くでしょう。

独裁者が健在なうちは、ワグネルは独裁者に忠実な部隊でしょう。しかし、ワグネルのオーナーの方が独裁者より10歳若いです。全ての人間が絶対に避けられない運命があります。寿命です。独裁者に逆らうことなく忠実な部下であり、自分の勢力を拡大していけば?

日本の戦国時代末期、豊臣政権に加わりやがて江戸幕府を開いた徳川家康に似ていなくもありません。ワグネルのオーナーは、同じようなことを考えているのかもしれません。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


(アメリカ)「アップルソースの作り方」写真

2023-04-07 10:58:49 | アメリカ合衆国
 

「アップルソースの作り方」 時間が止まった写真
2023.03.12 Sun posted at 12:15 JST
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35200020.html

「アップルソースの作り方」は、記事の中にある通り1枚の写真です。「ハロルド・エジャートン氏が1964年に撮影した」
画像URL
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/02/15/7fea068c272aaaab6fb12a2373487764/02-harold-edgerton-snap.jpg

当時の技術では、難しいと言うより困難な写真です。
色々試行錯誤を重ね、マイクで銃弾が発射される音を捕えその瞬間に自動的にシャッターが切られるという方法を考え出し、この1枚の写真が生まれました。

1957年に撮影された「ミルククラウン」
https://www.cnn.co.jp/storage/2023/02/15/355a2750a84934916db97d4c4807e269/03-harold-edgerton-snap.jpg

これも、有名な1枚だそうです。

元々、技術のために撮影された写真ですが、芸術性が高く評価され芸術作品として評価されています。その高い芸術性のゆえに、今も100枚以上の写真がスミソニアン・アメリカ美術館に所蔵されているそうです。

『エジャートン氏の写真が人々を魅了したもう一つの要因は、芸術的感覚に優れたエジャートン氏の目だ。構成の美しい写真は、世界中の新聞や雑誌に再掲載された。また現在、エジャートン氏が撮った100枚以上の写真がスミソニアン・アメリカ美術館に所蔵されている。しかし、エジャートン氏は新たな称号を拒否した。

エジャートン氏は「芸術家扱いはしないでほしい」と述べ、「私はあくまでエンジニアで、私が追求するのは事実だけだ」と付け加えたと言う。』

ご本人は、自分は芸術家でなく技術者だと言う立場を貫いたそうです。あくまで技術開発の過程でたまたま出来たものだと言う解釈なんでしょうね。

昔の人は頑固で自分の仕事への誇りがあります。
今だったら、これでお金儲けして有名になろうとするでしょう。

「今も(アップルソースの作り方の)講義を行っており、学生たちは変わった物の写真を撮ってやろうと考えている」

元が芸術のための技術ではありませんから、これを使った芸術は無理だと思います。
撮影者のエジャートン氏の残した遺産は?
「写真の分野も進歩させたと評価するが、一方でエジャートン氏の研究は科学と産業にも多大な影響を与えた。」
と考えられており、やはり技術者です。

しかし、写真は確かに芸術作品の評価を受ける価値はあると思います。あまりにもシンプルで美しいと思います。


スラブ民族とは?<2023・3・12>

2023-04-07 10:53:52 | 歴史

昨日は、キエフ(キーウ)大公国について調べてみました。
スラブ民族とは、そもそもどんな民族なのだろうと興味を持ちました。

「ロシア・東ヨーロッパ・バルカン半島に 分布 する 民族 。 東スラブ人(ロシア人・ウクライナ人),西スラブ人(ポーランド人・チェコ人),南スラブ人(ブルガリア人・セルビア人)に細分される。 6 世紀 ごろ 史上 にあらわれ,多くはギリシャ正教を 信仰 する。」

スラヴ人 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B4%E4%BA%BA

一部引用>
ロシアとフランスの人類学者ジョゼフ・ドゥニケールは、スラブ人を北方人種(ゲルマン人種といくつかのフィン・ウゴル人種と一緒に)に帰した。スラヴ人の最初の祖先の家はバルト海の北にあり、そこからスラヴ人は現在のポリーシャの領土に移住したと考えられている。

<引用終わり

ポリーシャ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3
一部引用>
北ウクライナ、南ベラルーシ、東ポーランドと西ロシアの間に位置する歴史的地名である。スラヴ人の発祥地であり、古代より東スラヴの文化と伝統が保存されてきた地域とされる。
<引用終わり

大体、現在のフィンランドかスウエーデンのあたりに住む民族が南下して「ポリーシャ」に居住するようになり、更に周辺に居住地が周辺に広がって、現在スラブ民族として分類される人々になったようです。

そして人種的には、北方ゲルマン人の部族が南下した民族と考えてよさそうです。(フィンランド人とは、人種が異なるからです)

ヴァイキングの時代は、(Viking Age、800年 - 1050年)です。
ヴァイキング
https://europa-japan.com/cate_iden_race/vikingege/
スウェーデン系バイキング(バリャーグ人 )
「スウェーデン系バイキング (バリャーグ人 ) は主として東方へ向い、ロシア(ルーシ)や東ローマ帝国領内で商業活動や傭兵活動を行っていました。862年にノブゴロドに赴いたスウェーデンヴァイキング(ルーシ人と呼ばれた)リューリクは、ロシア建国の祖として知られています。」

そう考えると、古い時代のスラブ人と北方ゲルマン人はかなり近い人種であったことになります。
そして、改めて「ルーシ」の意味が分かります。
主に「ポリーシャ」に住むスラブ人が、北方ゲルマン人のことを「ルーシ」と表現していたのでしょう。

そして、ルーシ(北方ゲルマン人の一部族)が
「リューリク朝」を建国します。ノヴゴロドが根拠地であるようです。「キエフ現地の大公朝を滅ぼし」とありますから、元々のスラブ人の王国を滅ぼして「キエフ大公国」を建国したことになります。

その当時のことを記録したのが「原初年代記」=『ルーシ年代記』です。

つまり、スラブ人にとり「ルーシ」とは、本家の北方ゲルマン人を意味する言葉であり最初に、スラブ圏に大帝国を建国したのは、北方ゲルマン人です。その正統な後継者が「ルーシ」を名乗ることが出来るのであろうと思います。

ルーシの意味を辿るとそのような時代背景が見えてきます。だから、ゲルマン人⇔北方ゲルマン人→北方・東スラブ人と言う流れです。人種的な血縁関係を言えば、かなり近いと言えるでしょう。

スラブ人の発祥の地である「ポリーシャ」には、ロシア人もウクライナ人もベラルーシ人も含まれています。だから、この3国には国境以外に区別するものは、ほとんどないと言えるでしょう。むしろ、ロシア人の方が遠い分だけ雑種と言えるかもしれません。イギリスとアメリカぐらいの違いはあるかもしれません。

最初に大帝国を形成したのが、キエフ大公国ですから文化的な基礎を作ったのは、現在のウクライナ付近に住む人々であったと思われます。東方正教会の原型が出来たのもこの時代です。

☆そしてこの地域に元々住んでいた人々を調べてみると?
(古代)ゲルマン人
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E4%BA%BA
元々は、北ドイツと北欧南部に住んでいたようです。
それが、だんだん広がっていき「ドニエプル川下流域まで広がり」とありますから、現在のウクライナ南部あたりまで広がったのでしょうね。

☆つまり、全部まとめると先祖は、大体古代ゲルマン人に行きつきます。そこに周辺の他の民族が同化して、最終的に現在のスラブ民族になったのであろうと思われます。

昨日は、ごく雑な調査でしたが今日は、やや詳しく調べてみました。

2023年3月11日 22:41
2023・3・11スラブ緒民族>リューリク朝~キエフ大公国~モスクワ大公国
https://smcb.jp/diaries/9006383


欧州サッカー事情~パリサンジェルマンとバイエルン<2023・3・12>

2023-04-07 10:53:52 | スポーツ

私が、欧州サッカーに興味を持つのはサッカー自体が面白いと言うより、色いろ参考になる部分があるからです。
欧州の色々な国のお国柄も分かることもあります。

今日は、PSG(パリサンジェルマン)
PSGが担う、カタールという国家ブランディングと“2022年問題”
小川 由紀子 2019.04.04
https://www.footballista.jp/special/63015

以前は、4大リーグと言われてきました。
スペイン、イタリア、ドイツ、イングランドです。

カタール資本の傘下になった後は、チームの強化に大金を投じるようになりました。金の力に物を言わせて有力選手をかき集めました。
その結果、フランスリーグでは圧倒的に強いチームに変身し、チャンピオンズリーグの常連にもなりました。
その活躍があり、今はフランスを加えて5大リーグと呼ばれるようになりました。

カタールの国家戦略としては、大成功でした。
それまでは、名も知られていないカタールを知らない人はヨーロッパには、少ないでしょう。ワールドカップ・カタール大会も成功裏に終わりました。

しかし、今クラブの問題点が明らかになりつつあります。
PSGにクラブ運営を任せておいたため、ビッグクラブにはなり切れません。スポーツデイレクターが有能ではありませんでした。監督の選択も適当です。ひどいケースでは、首を切った監督が、チェルシー(イングランド)の監督にスカウトされ、その年いきなりチャンピオンズリーグで優勝しました。
そして、選手のスカウトにも戦略がありません。
有名選手を集めてチーム編成する傾向が強いです。
運営部門と編成部門とスカウト部門が、要は旧式で改善されていないと言うことです。スポーツデイレクターは、今シーズン有能な人間を雇いました。
しかし、獲得した選手はそのままですからチームバランスは、崩れたままです。監督も能力に疑問が残ります。
フランスの国内リーグでは、毎回優勝しますがチャンピオンズリーグでは、毎回勝てない理由です。
金だけでは、本当に強いチームを作ることは、難しいと言うことですね。
もし、PSGが他の4大リーグにいれば、今ほど簡単にはリーグ優勝さえできないと思います。今大会も、トーナメント1回戦、敗退でした。

PSGを、軽く一蹴したドイツリーグ王者のバイエルン・ミュンヘン。
ここは、対照的なクラブ運営をします。
収入と予算から、獲得選手を決めその枠は厳格に守られます。選手の給料が高くなりすぎたら、どんな重要な選手でも放出します。
「バイエルンのオーストリア代表DFダヴィド・アラバがレアル・マドリードとの契約に合意した」
レアルは、セルヒオ・ラモスの後釜を移籍金0円で獲得しました。給料の折り合いが、付かなかったのですね。もうお年のセルヒオ・ラモスは、放出されました。
それと契約したのが、PSGであるのは先見の明のない証明です。もう、ピークを大分過ぎた過去の大物を獲得しても大した意味はありません。

2022.07.22
レヴァンドフスキは移籍で「絶対的エース」になれるのか。バルサの復権への問題点
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2022/07/22/post_98/
ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ
これまでバイエルンの攻撃を支えてきた大黒柱です。
しかし、本人の退団の意思が固かったため、無理に引き止めませんでした。実績では、現在世界最高のストライカーと言えます(当時は)。しかし、この時点で34歳、先の長い選手ではありません。だから無理な引き留めはしませんでした。長年のバイエルンの功労者の意思を尊重しました。

一方で、出すときは出します。
ユリアン・ナーゲルスマン
まだ、去年の段階で35歳の若き監督です。
ドイツの若手監督の中では、ダントツに評価が高いです。
ライプツィヒから引き抜きました。
「バイエルンがライプツィヒに支払う金額は、2000万ユーロ(26億円)+ボーナスで最大2500万ユーロ(32億円)」
当時のナーゲルスマンは、まだ33歳でした。

ナーゲルスマンが、クラブの期待通りの成果を出せばバイエルンは、向こう20年は監督の心配をする必要がありません。中々、監督の引き抜きにこれだけ大金を使うクラブも珍しいと思います。
もっとも、ナーゲルスマンが本当の大物監督になったらプレミアのビッグクラブが更に大金を出して獲得するかもしれません。ナーゲルスマンが大物になるのは、これからです。
今年は、チャンピオンズリーグ・トーナメント1回戦を勝ち上がりました。
絶対的エースストライカーを失っても、きっちり勝てるチームを作るのは、さすがです。
バイエルンは、その後ストライカーの補強をしていません。長くチームに貢献してくれる若手選手を探している最中だと思います
レヴァンドフスキは
2014-2022まで在籍し、253試合に出場238得点と言う素晴らしい成果をクラブにもたらしました。その後継者となる選手は、そう簡単には見つかりません。

両方のクラブを比較すると対照的です。
マネーゲームそのもののPSG
マネーゲームには参加しないバイエルン

サッカーは、有名選手や才能のある選手を集めれば勝てるスポーツではありません。
クラブの運営者、編成部門、スカウト部門、医療スタッフなどのチームの縁の下の力持ち、監督とコーチ、そして選手。全部が合わさって、チーム力になるのです。


「Vilkha―M」(ウクライナが独自開発した多連装ロケット砲システム)<2023・3・12

2023-04-07 10:53:52 | ウクライナ紛争

2023・3・12ウクライナ紛争>「Vilkha―M」(ウクライナが独自開発した多連装ロケット砲システム) 

 

ウクライナ、独自開発のロケット弾を実戦投入か…米提供「HIMARS」上回る射程110キロ
2023/03/11 18:30
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230311-OYT1T50161/

ベースは、旧ソ連時代に開発された多連装ロケット砲システムです。1987年に実戦配備されており、旧ソ連国家であったウクライナにも配備されています。

BM-30(スメルチ~ロシア語で「竜巻」の意味)
https://ja.wikipedia.org/wiki/BM-30
アメリカのハイマースよりは操作や再装填、精密誘導の部分で劣りますが、70~90kmの射程があります。

これを改良した能力向上型だと思います。
それが、「Vilkha―M」です。
現在、実戦投入されているのは、射程が110kmに伸びているようです。精密誘導の部分でどの程度の改善があるのかは、不明です。

「大規模な反転攻勢に向け、射程150キロ・メートルと200キロ・メートルの改良型の開発を急いでいるという。」

この内容を、ウクライナ国営通信が9日報じました。

ウクライナは旧ソ連時代に工業や軍需産業があり、ソ連圏ではその部分で先進地帯でした。その伝統は受け継がれており、旧ソ連製の巡航ミサイルを改良して国産ミサイルネプチューンを独自開発し、それを使いロシアのミサイル巡洋艦モスクワを撃沈しました。
ウクライナは、国家として貧しくこれまでは軍備に資金を投じる余裕は、少なかったと思います。ネプチューンにしても余りウクライナ政府は熱心ではなかったようです。しかし、国防強化の声が強くしぶしぶ開発したようです。

つまり、ウクライナには兵器製造の技術があります。これまでは、平和志向と資金不足から兵器開発には意欲がなかったということです。
しかし、ロシアの軍事侵略が始まったのちは、逆に兵器開発が急務となりました。
おそらく、この改良型多連装ロケット砲システムも既に開発されていたと思います。しかし、量産する工場がなかったと思います。ウクライナ西部のどこかに工場が完成したのでしょうね。能力試験は去年、実戦で使って確認しています。後は、量産することが出来るかどうかです。出来るようになったから公表したのでしょう。

今回、それを公表したのは、ウクライナにこの兵器があることを明示するためです。
アメリカ製の兵器でロシア領は、攻撃しない約束です。だから、ハイマースではロシア領は攻撃できません。
しかし、ウクライナ国産の兵器ではロシア領の攻撃が出来ます。

更に長距離の射程の改良型を開発中であると公表したのは、ほぼ完成段階にあり後は、どのような量産するかの問題でしょう。

射程110km型は、既に実戦配備済みで実際に攻撃に使われているようです。現在、ウクライナに配備されているアメリカ製兵器の最大射程距離は80kmですから、それ以上の距離の攻撃は、ウクライナの国産兵器だと予め明確にする目的で、公表したと思います。

射程110kmの範囲に入るロシア領は、無事ではないと言う予告です。それが、150kmあるいは200kmに伸びる場合もありますと言う予告の予告です。

いつ使うかも分かります。
春になり地面が固まり装甲部隊や機械化部隊が揃って攻撃を開始するときに、まとめて使うと思います。去年ハイマースもそうやってウクライナ軍の攻勢に合わせて有効活用していました。

つまり?これからやるけど・それはアメリカ製じゃないから誤解しないでね!と言うことでしょうね・・
ロシア軍は、予め分かって嬉しいでしょう・

今、ロシア軍はハイマースの射程80kmの外側に武器弾薬や物資の集積場所・その他重要施設を後退させています。これを、また30km後退させる必要が出てきました。しかし、射程150kmが実戦配備されると、やっぱり狙い撃ちされます。
つまり、ロシア軍の補給線の距離が更に長くなります。今でも貧弱なロシア軍の補給能力が、更に衰えると言うことになります。

ロシア政府は持久戦はロシアに有利だと考えています。しかし、それは違うのかもしれません。長期化するほど、ウクライナのミサイルの射程が伸びてきます。ウクライナが開発した巡航ミサイル・ネプチューンは、射程300kmです。しかし、これは海上攻撃型なので地上攻撃には、使えません。地上攻撃が可能なように改良したら?

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


リューリク朝~キエフ大公国~モスクワ大公国<2023・3・11スラブ緒民族>

2023-04-07 10:51:32 | 歴史

リューリク朝
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%AF%E6%9C%9D

キエフ大公国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95%E5%A4%A7%E5%85%AC%E5%9B%BD

ハールィチ・ヴォルィーニ大公国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8B%E5%A4%A7%E5%85%AC%E5%9B%BD

モスクワ大公国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF%E5%A4%A7%E5%85%AC%E5%9B%BD

スラブ民族に今でも見られる特徴は、とにかくまとまりが悪い。昔から、そうだったんですね。

「伝説によると、リューリク朝の創立者はリューリクというノルマン人の長である。ロシアの諸族は互いに争って秩序がなかったため八六二年バリャーグのルーシに使者を送り、彼らを統治してくれるように頼んだ。これに応じてリューリク以下三人の兄弟がロシアに来て、ロシアを治めた。」

そもそも、ルーシとは何か?
ヴァイキング
https://europa-japan.com/cate_iden_race/vikingege/
スウェーデン系バイキング(バリャーグ人 )
「スウェーデン系バイキング (バリャーグ人 ) は主として東方へ向い、ロシア(ルーシ)や東ローマ帝国領内で商業活動や傭兵活動を行っていました。862年にノブゴロドに赴いたスウェーデンヴァイキング(ルーシ人と呼ばれた)リューリクは、ロシア建国の祖として知られています。」

(つまり?)
八六二年バリャーグのルーシに使者を送り・・
(この記述は・・)
スウェーデン系バイキング(バリャーグ人 ) に使者を送り・
と、読み替えると分かります。

使者の行った先が、バリャーグ人 であったと思われます。
元々は、バリャーグ人 のスラブ民族の呼び名のルーシが、やがては「リューリク朝」の支配する土地の地名となり、その付近や系列の王国を「ルーシ」と呼ぶようになり歴史書に現れようになった時には、ルーシが正式名称になっていたのであろうと思います。
これは、記述には出てきません。

分裂して治まりのつかなかったスラブ民族のどの部族かが、バリャーグ人( ルーシ)に使者を送り?
何しろヴァイキングの部族ですからね?
腕っぷしの強いのを選抜して送り込んだのでしょう。
(ルーシ族 - かつてスラヴ人がノルマン人に対して用いたとされる呼称。真偽については議論がある。)
最初は、傭兵の派遣であったのかもしれません。
しかし、その一団が「リューリク朝」を開設しその系列が「キエフ大公国」の祖となります。
この国は、かなり繁栄し広い地域を治めます。
現在のウクライナから北はフィンランドに至るまで広い地域を支配下に置きました。そこには、ベラルーシもロシアも含まれます。

繁栄の時期を過ぎ王国内では分裂と内紛が起き衰えていきます。
「モンゴルのルーシ侵攻後期の1240年、モンゴル帝国軍が南ルーシを制圧し、キエフ大公国は事実上崩壊した。」

そしてその時代に「キエフ大公国」から逃げ出した人々や土地の人々が、モスクワ大公国を徐々に拡大していきそれが、やがてロシア帝国へと発展します。

これが、非常に大雑把なスラブ民族の歴史です。
スウェーデン系バイキング(バリャーグ人 ) は、北方ゲルマン人とも言われます。
「キエフ大公国」の時代に北方ゲルマン人もかなり入植したと思われます。

だから、ロシア・ベラルーシ・ロシアは、ほぼ兄弟と言っていいような民族であり国家です。そして、ドイツやスウエーデンとも親戚関係にあると言えます。
実際にロシアの王朝には、ドイツからかなりお嫁入したりしています。それを言うと、ヨーロッパ全域が似たような関係にあります。しかし、ロシアの方が辺境ですからドイツの王国からロシアにお嫁入するのは、臣下のところに下るような意味が強かったでしょうね。

エカチェリーナ2世 (ロシア皇帝)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A2%E4%B8%96_(%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%9A%87%E5%B8%9D)

だから、スウエーデンの国旗の配色とウクライナの国旗の配色は、似ていますね。青の色が違うだけです。単なる偶然かもしれませんけれど。本来のスラブ色とは明らかに違います(普通は、白と赤の組み合わせ)

どっちも、「リューリク朝」を始祖とする点では同じです。

だから、ロシアはウクライナを自分の領土だと言い・・
ウクライナも半分、そう思っていましたが、今回のロシアの軍事侵略を受けて、やっぱり違うと分かった訳です。
戦争が熾烈になり、どっちも引かないのには、同族相争う構図があるからです。

ロシアがウクライナを支配しようなどと考えなければ?
今でも、ロシア人もウクライナ人もベラルーシ人も、自分たちは大体同じなんだと考えていただろうと思います。何しろ国境を越えた親戚関係だらけです。

本当に某プーチンは、よろしくないと思います。
どちらかと言うと、ロシアに好意的であったゲルマン人も元の北方ゲルマン人も敵に回りました。
某プーチンは、どんな歴史を学んだのやら?
やっぱり、ヨーロッパの辺境の蛮族であることを証明してしまいました。

☆更に深く考えるなら?
歴史は、支配者に都合のよいように書かれます。
スウェーデン系バイキング(バリャーグ人 ) は、本当にスラブ諸族の一部から招へいがあったから、王として赴いたのか?
交易関係がありますから、土地勘があります。
スウェーデン系バイキング(バリャーグ人 ) の一部が、なんと言うか、その~
侵略して王国を築いたんでは、ないでしょうか?
そう考えると、当時のルーシ人=スウェーデン系バイキング(バリャーグ人 ) は結構、沢山スラブ圏に入り込んだと思います。そうでなければ短期間に「キエフ大公国」を建国するのは、無理だと思います。それを考えると、バイキングの子孫は、今考えられている以上に沢山スラブ圏にいることになります。その末裔が?
世界最強戦闘民族である、コサック!
段々、歴史の隙間が埋まってくるような気がしませんか?
遺伝子を調べれば、分かると思います。
何故?スラブ圏でコサックだけが、戦争に強いのか?
バイキングの末裔が多いからでしょう。
それは、つまり?
「キエフ大公国」を建国したのは、バイキングである逆証明です。遺伝子調査を広範囲に行わないと、真偽は証明できませんが?

そういう感覚が、どうも某プーチンを見ると?
あるような気がします。
大昔のバイキングみたいな感覚で、戦争をやっているのかもしれません=切り取り強盗世の習い!

いつの時代の話だ!


東部戦線の状況<2023・3・11ウクライナ紛争>

2023-04-07 10:49:55 | ウクライナ紛争

前線の位置に大きな変化は、ありません。
ほぼ同じ位置で戦闘が続いています。

北から順に
ハルキウ州クピャンスク
ルハンスク州クレミンナ
ドネツク州リマン
ルハンスク州ビロホリウカ(Bilohorivka)
(リシチャンスクの西・10kmくらいの位置)
バフムト(アルチャエモフスク)
アウデイーイウカ(ドネツク市・北5kmくらい)
マリンカ(ドネツク市街の西の端・20kmくらい)

ドネツク州ブフレダール(マリンカの南西)
→ここは、ロシア軍が敗北

(ウクライナ)ドネツク州ブフレダールを探してみました
https://smcb.jp/diaries/8994382
2023・2・15ウクライナ紛争>ドネツク州ブフレダールでの戦闘
https://smcb.jp/diaries/8988364

このうち、ロシア軍が攻勢を示しているのは、クピャンスクとバフムトです。バフムトの状況は書いた通りです。

クピャンスクは、ロシア国境が近くロシア軍としては国境付近まで進出されると、ロシア・ベルゴロド州ヴァルイキ付近が砲撃範囲に入り困ります。国境から20kmも離れていない位置に、ロシアの巨大軍事基地があるからです。
去年は、散々ウクライナ軍が砲撃していました。
だから、ここはかなりの人数と火力を準備して攻勢をかけているようです。
市内には、子供がいる家族などを中心に強制避難命令が3月の初めに出されました。
しかし、クピャンスク市街の中央付近に川が流れており、川の東までは迫れても川で進撃を阻止されると思います。

上記のうち、ウクライナ軍がロシア軍の進出を阻止しなければならないのは、クピャンスクとリマンです。ここを確実に防衛すると、占領地を拡大できません。
特にリマンは、ドネツク州北部防衛の玄関口にあたります。ロシア軍がここを制圧すると、ドネツク州北部にもルハンスク州北部にも進撃ルートが開けます。

ルハンスク州クレミンナ
ルハンスク州ビロホリウカ(Bilohorivka)

この両方を制圧しないと本格的に、リマンに迫るのは難しいと思います。

確かに数十万人の兵員の追加は、していると思います。しかし、戦車や歩兵戦闘車、装甲車などの数は、去年より大分少ない印象があります。
そのため、砲撃して人海戦術で突撃するという旧式な戦術に頼らざるを得ないようです。今の戦場では、効果が少なく損失が膨大に発生します。それが、各方面で起きると思います。

既にそうなったのが、ドネツク州ブフレダールとアウデイーイウカです。

だから、こうして見てみるとロシア軍が多少でも進出できたのは、バフムトだけです。しかも、狭い地域にワグネルが最大囚人兵を含めて4万人前後の戦闘員を集中投入してやっとそれが出来ました。しかし、バフムトも市街を流れる川の東までは、占領したようですが、そこで進出が食い止められています。

つまり、大規模動員を行い数十万人の大兵力を投入した割には、ウクライナ軍は前線を維持して防衛戦を継続中と言うのが、記事から見る東部戦線の各戦場の現状です。

これから、雪解けのぬかるみに季節であることを考えるとロシア軍の冬季の大規模攻勢は、成功していないと言っていいと思います。

春になり、大型の武器を戦場に投入する数の多い方が、春の戦闘を優位に進めると思います。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


パキスタンで発生する自爆テロ<2023・3・11>

2023-04-07 10:48:20 | 国際情勢
 

パキスタンの自爆攻撃、死者100人以上に 背景に何があるのか
2023年2月1日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64450030
『パキスタンでは昨年11月、イスラム強硬派武装組織「パキスタンのタリバン運動」(TTP)が、政府と合意した停戦を破棄。それ以降、暴力行為が増加し、警官や兵士が頻繁に攻撃されるようになった。』

警官9人死亡、11人負傷 自爆テロか パキスタンで警察狙う襲撃相次ぐ
2023.03.07 Tue posted at 12:17 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200934.html

『その後この爆発について、新興の民兵組織テーリク・エ・ジハード・パキスタン(TJP)が犯行を認める声明を出した。

TJPからCNNに届いた声明によると、同組織は「武装ジハード」を使って「パキスタンにイスラム体制を確立する」目的で、2月23日に結成された。』

「キリスト教徒を狙った」 パキスタンの公園でイースターに自爆テロ 
Posted March. 29, 2016 07:18
https://www.donga.com/jp/article/all/20160329/530559/1

『イースターの27日(現地時間)パキスタン北東部パンジャーブ州ラホールの子ども公園で、ターリバーンの分派組織によるものとされる自爆テロが発生し、少なくとも72人が死亡、400人が負傷した。
キリスト教徒の被害が大きかった。
「パキスタン・タリバン運動(TTP)」から分かれた過激派「ジャマート・ウル・アハラル」のエフサヌッラー・エーサン・スポークスマン・・・』

ざっと検索しても、3つの組織があります。
「パキスタンのタリバン運動」(TTP)が、2012年に活動したのが、最初に確認された例だと思います。

そこから別派が生まれ・
「ジャマート・ウル・アハラル」

更に、新興の民兵組織テーリク・エ・ジハード・パキスタン(TJP)が誕生しました。今年の2月です。

元々、パキスタンではイスラム原理主義的な勢力が政権内にいます。以下、大雑把な流れ。

中国「一帯一路」失敗の象徴…親中だったパキスタンが米国に急接近する理由
2022.10.6 4:05
https://diamond.jp/articles/-/310709

パキスタン、米と軍事協力
IMFの譲歩狙う
2021年6月15日
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72882060U1A610C2FFJ000/

対テロ戦争期パキスタンの政治・
社会における内的変化>2015・5・15掲載
https://www.jstage.jst.go.jp/article/asianstudies/61/3/61_1/_pdf


「親中派の代表」パキスタンで中国人狙うテロ横行 その背景
2017/12/27 05:30
https://www.sankei.com/article/20171227-M676S5356VJZZIMSSWYQVVRHEE/

対米協力見直し表明 
NATO軍の越境攻撃受け
パキスタン 2011年

2011年のパキスタン 揺らぐ政権と悪化の一途をたどる対米関係
牧野 百恵
https://www.jstage.jst.go.jp/article/asiadoukou/2012/0/2012_547/_html/-char/ja

「ムシャラフ・パキスタン大統領のジレンマ  -対米協力とイスラム過激勢力の狭間に立つムシャラフ政権-」 清水 濶 (平和・安全保障研究所 研究委員)2004.06.01

パキスタン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3

元々内政が不安定で、民政と軍政を繰り返してきた歴史があります。そして、大国の狭間で常に翻弄されてきました。基本的にアメリカが支援する時代が長く、親アメリカ的なスタンスでした。

パキスタンの歴史を大きく変えたのは、旧ソ連のアフガン侵略です。パキスタンは、アメリカ政府とともに反政府武装勢力ムジャーヒディーンを支援します。

その過程で、パキスタンはアフガン難民を受け入れます。
その人数は、最大600万人を超えます。
パキスタンとアフガン南部は、人種が同じでパシュトゥーン人がかなりいます。
(アフガニスタン人口の45%とパキスタン人口の11%を占める。)
だから、困難な同胞を受け入れるという側面もあったと思います。しかし、これだけの難民を抱え込めば経済的な負担は非常に大きかったと思います。つまり、その分だけパキスタンは貧しくなると言うことです。

そして、アフガン難民キャンプの神学校から、イスラム過激派(正確には、原理主義者)の戦士たちが誕生します。彼らは、大人になったのち陸続とアフガンに帰国して、当時のアフガン軍閥との戦いを始めました。
その当時のアフガンは、地方軍閥が恣意的な支配を行い国家は存在しません。
その戦いと祖国統一を始めたのが、今に知られるタリバンです。タリバンの祖国統一は、ほぼ完成しました。残っていた勢力は、北部同盟です。

だから、本来はパキスタンとタリバンは、同盟関係にあったと言っていいと思います。その過程で、アルカイダもタリバンに加わります。

アルカイダは、その後大事件を起こしました。
アメリカ同時多発テロ事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%8C%E6%99%82%E5%A4%9A%E7%99%BA%E3%83%86%E3%83%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6

その大きな原因は、アフガンにとっては敵である北部同盟をアメリカが支援したことです。アルカイダにとっては、それは裏切り以外の何物でもありませんでした。

報復としてアメリカのアフガン侵攻が始まります。

ここでパキスタン政府は、苦しい立場に追い込まれます。
結局、アメリカを支持してアメリカに協力するしかありませんでした。

ここら辺から、パキスタン国内でのテロ事件が起き始めます。

2011年、アメリカとパキスタンは決定的な仲たがいを起こします。パキスタンは反アメリカ政策をとり中国に接近しました。
これがまた、テロを誘発します。
何故なら?
新疆ウイグル地区問題を抱える中国は、イスラム過激派にとって許しがたい敵です。
更にテロが増加します。

経済的に困ったパキスタンは、アメリカ寄りの政策を見せます。これが2021年。
また、これがイスラム過激派のテロを呼び込みます。

そして、去年の大水害の被害で更に経済的な困窮が増えて、アメリカ寄りの姿勢を強めます。同時に国内の治安が弱まりました。更にそれが、テロを誘発します。

もし、インドとロシアとアメリカと中国と関係のある地理上の位置になければ、パキスタンは、これほどひどいことには、ならなかったと思います。
日本よりも更にひどく、インドまでいてそれが最大の仮想敵国です。パキスタンが核武装を強行した理由も理解できます。

アフガンは、ロシア以外の国には大した用事はありません。パキスタンには、アメリカも中国も用事は大ありです。その割には、アメリカの行動は、身勝手と言うしかありません。中国は、打算しかありません。

結果として、どっちを向いても国内でテロが起きてしまいます。1回、やりましたが軍を総動員して、「パキスタンのタリバン運動」(TTP)をアフガンに追放したことがあります。この勢力の帰国を許したばかりに、またテロが激化しました。

アフガンは、アフガンでISのテロが起きています。
戦争が2回起きた結果は、テロリストが増殖して今は、主にパキスタン国内に住み着かれてしまっています。

そして、アルカイダの分派はシリアに行きまだ残っています。そこからISが生まれました。こちらは、今アフリカ方面に多くいます。
ロシアのワグネルと戦っているのは、ISです。
ワグネルのいるのは腐りきった独裁政権ですから、アフリカではISは、正義になってしまいました。アフリカのワグネルと戦えるのは、ISだけになってしまったからです。

というぐちゃぐちゃな歴史の中でテロリストが育まれ、紛争地帯や治安の悪い地域で活動しています。
一応、説明しようと試みましたが?
書いているうちに、だんだん間口が広くなって?
更に、良く分からなくなります。