AFPBB 2025年1月4日
『マスク氏、欧州の極右を後押し 進歩派は警戒』
https://www.afpbb.com/articles/-/3556608
この記事タイトルを見ると、マスク氏が欧州の極右を支持しそれを進歩派が警戒していると読めます。記事内容も大体、それに沿った内容です。
まず第一にイーロン・マスクが時期政府の要職に就くことが予想される中、勝手に自分の意見を発言するはずがないでしょう。事前にトランプ氏に話をして支持か黙認を得ているに決まっています。イーロン・マスクの一見奇妙にも見える発言は、次期トランプ大統領の欧州政策を代弁しているものだと知るべきだと思います。
何だかメデイアの報道は、単なるマスクの独断的で奇矯な発言として報道しているように見えます。
まずAFPに偏向があります。
欧州の極右⇒右派
進歩派⇒左派や極左
中心軸が、かなり左にずれています。そして「進歩派」は左派の特徴である独善的で排他的な性質を持っています。自分たちと違う意見を「極右」とか「ポピュリスト」と否定して、絶対に話し合おうとはしません。ほぼ、集団的独裁体制に近いと言えます。
一番、その傾向が強いのはドイツです。ドイツな環境極左が、今のヨーロッパをダメにしていると言っていいと思います。これは過去にも日記に書きました。ドイツは、この悪影響のおかげで坂道を転げ落ちる寸前です。
イーロン・マスクは、非常に的確にEUの仕組みを批判しています。
「EUの行政執行機関、欧州委員会(政府)は非民主主義的だと批判。欧州議会の役割を拡大するよう要求した」
欧州政府が大国の密室の談合で決まることは以前書きました。寡頭政治のようなものです。これは選挙で選ばれているわけでは、ありません。
欧州議会議員は、欧州各国に議席の割り当てがありEU市民の選挙で選ばれます。ところが、EUの政治を行うのは密室談合で選ばれたEU政府の幹部です。選挙で選ばれた議会は、単なる追認機関になっています。誰が見てもおかしいこの仕組みをEUは、民主的だと胡麻化しています。
もし機能させるなら欧州議会に権限を持たせて、欧州政府の方がその決定の追認機関であるべきです。
そうでないならEU政府首相とEU大統領は、EU市民が選挙で選ぶべきです。
イーロン・マスクは、この矛盾を的確に指摘しています。
これまで、なアなアで談合政治をやってきたのを厳しく批判されたので、イーロン・マスクに反論しています。
ドイツは、もっとひどいです。
キリスト教民主同盟系と社民党、緑の党の談合独裁政治のようになっています。今のドイツの様々な矛盾はこれが原因です。これを止めて普通の民主主義にしないとドイツは、今のまま落ちぶれていくでしょう。
ドイツの改革政党は、右派のAfDしかありません。しかしドイツ政界は異質なAfDを徹底的に差別して意思決定から排除しています。AfDが政治参加しない限りドイツの改革は、ありえません。
だからイーロン・マスクはドイツの既存政党を徹底的に批判して、AfDを支援しています。
それが不満だからドイツ政界の既得権益が、マスクに猛反発しています。
イギリスは、最悪です。
英労働党は、大統領選で米民主党に党員を送り込みハリスの選挙運動を支援しました。
トランプの敵を支援しました。トランプが勝利した以上、無事で済むはずがないでしょう。
ウクライナ問題もそうです。これはイーロン・マスクの担当外だと思います。
トランプ次期大統領が決定した後、バイデンさんは滅茶苦茶なことをしています。思いっきり後をかき乱しました。
本来なら、何もせずトランプに引き継ぐべきですね❓
トランプが勝利した後、バイデンさんの尻馬に乗ったヨーロッパの国は結構あります。
要は、トランプに逆らったと言うことです。
トランプに逆らった以上、その国にはトランプ暴風が吹き荒れるでしょう。
トランプは、ウクライナがどうなろうとほとんど気にしていないと思います。
最悪ドニプロ川の西がアメリカで、ドニプロ川の東をロシアにやって分割するでしょう。
面倒なときの足して2で割る解決方法です。
石破総理もやりましたね❓
12月も押し迫ってからローンを実行しました。これ、ちゃんとトランプ氏に話を通しているのかどうか❓
話を通さず無断でやっていれば、トランプに逆らったことになります。トランプの意向が確認できなければ1か月待ってトランプが大統領就任後に確認してローンを実行するべきでした。
トランプを無視して勝手にやっていれば、石破政権は長くはないでしょうね❓
ゼレンスキーもトランプがブチ切れそうなことを仕出かしました。
ウクライナ経由のガスパイプラインを止めました。
これで、ハンガリー、スロバキア、オーストリア、モルドバにロシアのガスが行かなくなりました。
モルドバなど非常事態宣言(戒厳令?)を出して事態の収取に大童です。
これが、分かっていてゼレンスキーはガスを止めました。
西側のメデイアでは報道がありませんが、早速ドイツ議会で反応がありました。
TASS通信が伝えるところでは、野党議員がドイツ政府にノルド・ストリーム2(海底パイプライン)を使ってロシアのガスをヨーロッパに流すよう要求したとのことです。返す刀でウクライナ支援を止めるよう要求しました。これは別の野党であるAfDの主張と同じです。
ヨーロッパ各国では、これまで弾圧的に意見を封じられていた野党勢力が息を吹き返して自分たちの主張を言い始めると思います。外見民主主義・中身独裁体制の現在のヨーロッパ政界は、トランプから改革を迫られると思います。
「外見民主主義・中身独裁体制」はバイデンさんを中心に米民主党がやっていた「インチキ民主主義」です。
イーロン・マスクの主張は、奇矯でも独断的でもなくごく普通の「民主主義的」な意見です。
民主主義を失ったヨーロッパにお説教を垂れているというわけ!
マスコミの(インチキ)解説とは、大分違うでしょう❓
これが、「民主主義的」解釈です!
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項目「ヨーロッパ」の目次②
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