プロパガンダとフェイクニュースで国民をだますのは、ロシアもウクライナも西側もやっています。
特に西側とウクライナは、欧米から巨額の資金を供与する理由として、あるいは戦場に国民を駆り出す理由として必要でしょう。
(1)ロシア
ロシアの方は、勝ち戦なのであまり問題になりません。
勝つために兵士の動員も戦時経済も必要だと国民に訴えて支持を得ることが出来ます。
何より西側はフェイクニュースで胡麻化していますが、ロシアにとっては防衛戦争の意味合いの方が強いです。
戦争の後半からNATOとの戦争であり「NATOの侵略からロシアを守る=祖国防衛戦争」との戦争目的の変更が行われました。
ウクライナがドローンでロシア領を攻撃し、ウクライナの跳ね返りの民兵組織がベルゴロド州を荒らしています。
何よりウクライナは西側の兵器で戦っていますから、ロシア人から見れば第2NATOに見えると思います。
要は、ロシア国民はロシア政府が戦争することを支持しています。
(2)欧米
欧米は、ひたすらロシア極悪キャンペーンを展開して自分たちの巨額のウクライナ支援の正当性を訴えて更に巨額支援を続けています。
別の言葉で言うと戦争を煽り立てて、それを継続しています。
普通は、近隣の戦争は双方に働きかけて停戦から和平に持っていこうとすると思います。ウクライナ紛争に関しては正反対です。戦争を煽り立てて、ひたすら継続させようとします。
隠された目的が正当性も合理性もないロシア潰しだから、説明など出来るはずもありません。
最近では、ロシア脅威論を復活させて理由にしています。
とにかく、何が何でも戦争!
絶対にロシアに勝たせてはならない!
これ一本鎗です。
まあ、それで選挙が無事に済むのかどうか❓
西側諸国が、本当に民主主義国家なら政権与党は選挙でぼろ負けすると思います。
(3)最後は、ウクライナ
「ロシアが攻めてきた!ウクライナを守れ!」
2022年は、これで国民の支持が得られました。
だから兵士の動員は即刻出来、応募兵も殺到しました。
2023年の中ごろから、徴兵が全然進捗しなくなりました。
賄賂を支払ったり、不正行為による徴兵逃れが横行しました。徴兵可能年齢の男の密出国は続き、今年になっての集計では80万人以上がユーロ圏に逃亡したようです。
ウクライナ政府と西側は、ものすごく「キレイ!で美しい!プロパガンダ」で戦争を美化して、国民を煽り立てて戦場に駆り出そうとしてきましたが、徴兵逃れをする国民と海外に逃亡したウクライナ人ばかりが目立ちます。
それは何を意味するか❓
ウクライナ政府と西側の「キレイ!で美しい!プロパガンダ」など普通のウクライナ国民は信用していないことを示しています。
ウクライナ政府の性質は、西ウクライナの過激民族主義者と極右(ネオナチなど)がクーデターで政権を奪取して強引に作った政府です。軍国主義に近い性質があります。ここにウクライナ社会に強く残る腐敗汚職体質と犯罪的性質が合体した醜い全体主義的軍国主義的政権と言うべきでしょう。
選挙をやろうと社会の実権を握っているのが全体主義的軍国主義的政権であれば、その主義主張に沿った候補者しか出てきません。独裁者Aと独裁者Bが選挙する構図です。
今では、そのインチキ選挙すらしなくなりました。
ウクライナ国民が戦争から逃げ出すのは、このような軍国主義国家から逃げ出しているのです。
ウクライナ政府と西側の「キレイ!で美しい!プロパガンダ」でどう戦争を美化しようと、戦争はウクライナ政府と西側のために行われているのであり、ウクライナ国民は単なる兵士の数でしかありません。奴隷と同じです。便利な使い捨ての戦争奴隷と言うべきでしょうね❓
どうしてウクライナ国民が戦争から逃げ出すのか、こう理解すると分かるでしょう❓
「キレイ!で美しい!プロパガンダ」でこの部分を胡麻化そうとしても多くのウクライナ国民を騙すことは不可能だと言うことです。
そして、それが極端なウクライナの兵士不足になって現れています。
ウクライナ政府のウクライナ軍の公称総数は、いつも100万人です。
ところが大統領府顧問によると前線にいるのは、30万人程度で残りは前線とは無関係なところにいる・と発言しています。
総司令官も変わり残りの70万人を戦場に出してもよさそうですが、全然出てくる気配がありません。
そこで「フェイクニュース」の話に戻ります。
ウクライナと西側はウクライナの戦果を過大報告し、ロシアの損害を課題見積もりする癖があります。
だからウクライナ軍が優勢に見えるという仕掛けです。
確かに、ウクライナや西側の市民はこれで騙せるかもしれません。
<以下の記事があります。>
ロシア軍の死者15万人 仏推計
2024年5月4日 12:22 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3517859?cx_part=top_category&cx_position=3
『ロシア軍側の死傷者は50万人で、うち15万人が死亡したとの推計を公表』
こうやってロシア側の被害が多いことをアピールします。
しかし❓
双方の死傷者数にそれほど変わりはありません。
大体同じくらい、ややロシアが多いか・程度です。
話半分でロシア軍の死傷者数が25万人とするとウクライナ軍も大体、25万人と推測できます。
公称100万人ー死傷者25万人=75万人
戦場のウクライナ兵30万人
残り45万人
死傷者が増えていくと「残り」の数が減ります。
「残り45万人」には、更に死傷者数が含まれていると思います。
だから❓
ウクライナ軍の兵士不足が生じています。
後方にいる70万人を戦場に送れ!
いないから、送れません!
100万人いるはずのウクライナ兵が30万人しか戦場に出ていないのに兵士不足に陥る理由は、これ以外にありません。
これが❓
「フェイクニュース」で国民を騙したツケです。
今更❓
実は、30万人死傷しました・・・
40万人死傷しました・・・
言えますか❓
(ゼレンスキーは戦死3万人と公式に発言しています)
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27