2024.08.15
ロシア軍が二ューヨーク中心部を制圧、ディミトロフ郊外まであと6km
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-take-control-of-downtown-new-york-6km-from-dimitrov-suburb/
ここにきて毎日、この二方面のロシア軍の進撃を書いています。ウクライナ軍が、クルスク戦線で進撃していますのでロシア軍は、負けじとドネツク州で前進しているようです。
(1)ニューヨルクNiu-Yorkでは、ほぼ市街地を制圧しました。北側に市街地が一部残っているだけです。それほど時間をかけずに市街地全域を制圧すると思います。
その北にネリビウカNelipivkaの市街地があり、ここを突破すると次は、この方面で最大の市街地を持つトレツクТорецькでの攻防戦が始まります。
ウクライナ軍の退却の仕方を見ると兵力と武器がかなり不足しているのであろうと思います。ポクロウシクPokrovsk戦線でのロシア軍の進撃によりドネツク州の物流の大動脈であるルートT-0504経由の補給が阻害されているために物資不足も起きているのではないか・と思います。
ウクライナ軍がトレツクТорецькでロシア軍の進撃を止められないと、その次が北部ドネツクの玄関口のコンスタンチノフカКостянтинівкаの攻防戦です。
ウクライナ軍は、コンスタンチノフカでロシア軍を本格的に迎撃する予定なのかもしれません。
もうトレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-Yorkは支えきれないように見えます。
兵力不足のウクライナ軍は後方に撤退して兵力を密にしないと戦いようがないと思います。
(2)ポクロウシクPokrovsk戦線は更に状況が悪いです。しかも州境まで迫られてもう後がない状況です。
ウクライナ軍は拠点防御を諦めて、デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskの周辺の防衛ラインで防衛する予定のようです。
ウクライナ軍の第1防衛ラインは、フロデイフカHrodivka市街地の西の高台方面から南の市街地の大きな拠点のノヴォホロデイフカNovohrodivkaにかけて建設されているようです。
今日ロシア軍が大きく前進している付近は、もう放棄したと言うことのようです。
デイミトロフМирноградの東に建設されているらしい外郭の第1次防衛ラインでウクライナ軍は、どれだけ戦えるか❓
ここを突破されると、いよいよデイミトロフМирноградでの攻防戦になります。その直ぐ西が最後の要塞のポクロウシクPokrovskです。
もうデイミトロフМирноградはロシア軍の砲撃の範囲に入っています。
ロシア軍は、当然兵力をつぎ込んで全力で攻撃すると思います。
という危機的な状況は一層深まりました。
ウクライナ軍は、クルスク侵攻作戦を選択しましたが、それはドネツク中部の戦場を捨てることになる可能性が日ごと高まってきたと言えます。
クルスク侵攻作戦を開始してしまえば、もうドネツク中部の戦場の戦況がどう悪化しようと増援部隊は送れません。現地のウクライナ軍だけで戦うしかありません。
ほぼ見殺しにされたドネツク州中部のウクライナ軍が参謀本部の期待の通りに戦うかどうかは、不明です。
人間ですから感情があります。
私がウクライナ軍の将兵なら、ドネツク州の州外に撤退しますけどね❓
馬鹿らしくて命を懸けて戦う気がしないでしょう❓
どうなるのか❓
※しかしクルスク侵攻作戦でのウクライナ軍の進撃のニュースを聞いてウクライナ国民は、ゼレンスキー万歳を叫んでいるそうです。そう遠くないうちに中部ドネツク陥落のニュースを聞くことになるんですが・・・
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27