昨日午後の久し振りの義妹からの電話は、母の介護費用のこと等。
昨年介護保険制度が色々変わって大変なことになったと思っていたけれど、さらにまた厳しいことになりそうだ。
母のことはもちろん、私自身のこれからのことも思い、ドキドキするほど不安になった。
そんな話を電話で長時間して終えると、酷い憂鬱感が襲ってきて、それがずっと治らなかった。
寝るまで続いたそんな憂鬱。
朝には少し軽くなるといいなと思いながら、寝たのだけど。
でも、朝いちばんに見た新聞には、一面に、参院選終盤情勢調査の記事。
「改憲派3分の2の勢い」とあった。
そして社会面には、介護に自助を求める流れが強まっているという記事。
「憲法改正の議論を巡っては、家族の助け合いを義務づける考えも浮上」と。
家族介護の厳しい現実が憲法によって義務付けされればさらに厳しくなる。
昨夜よりもさらに憂鬱な朝が始まった。
日本は前進している
この道を力強く前へ
と、相変わらずテレビやラジオからは安倍首相の声。
そして行った母のところでは、食堂で、介護の人達と選挙の話になった。
ユニットリーダーの介護士さんが、
「一度だけ、結婚してすぐ選挙に行ったことがあるけど、それからは一度も行っていない。一人が投票したって何も変わらない」と言った。
政治に不満はあると言いながら。
そんなことはない、一人一人の1票で政治を変えるられる、などと私は言ってはみたけど、そういうことを平然という人に、驚きや怒り悲しい気持ち等が沸いてきた。
もう一人の昨年から新卒で介護士になった若い女性は、政治に不満が色々あるし、選挙は必ず行くと言う。
でも、どこへ投票したらいいか分からないと言うので、インターネットでアンケートに答えると、自分の考えに近い政党が分かるから、まずはそれをやってみたら、と私がいうと、そうすると言った。
きっと彼女ならするだろうと思う。
毎日朝から奥さんのお世話に来るご主人のKさんは、いつもの穏やかな口調で、
若い人こそが、これからの社会の人なんだから自分達のためにちゃんと投票しないと、と言い、
そして、安倍政権に批判的なことをいろいろ言っていた。
初めてのKさんのそんな話に、ちょっと嬉しい気がした。
世論調査では与党の支持が高いという話になると、
若い介護士さんは、どこに支持してる人がいるんだろう。私の周りにはいないのに、と言った。
私もそうそうと。
本当にね、どこにいるんでしょう。
皆んなが食事中、そんな話ばかりを熱くなってずっとしているわけにもいかず、ほどほどでその話はやめたけれど、とても気になったのはユニットリーダーさんのこと。
彼女はまだ若いでしょうけれど、お母さんなのだ。
子供さんのためにも、社会にもっと目を向けて欲しいと思う。
またユニットリーダーとして責任ある介護の仕事をしていている人。
その現場だって、政治と深く結びついているのだから、無関心ではいられないはず。
そしてまた、彼女からのいろいろな質問の内容には驚いてしまったのだけれど、いつも母がお世話になっているのだからもちろん感謝している。
だけど、なにがこういう無関心な人を増やしているのだろうとすごく思う。
そのあとは母と歌を歌って、少し気持ちを切り替えた。
後半母はずっと「小樽の人」を歌い、その世界に入っていた。
幸せそうに。
私が帰る時も、食堂で皆んながいるのに歌ってた。
そんな母のおかげか、憂鬱感も少し薄らいで帰ってきたのだけど、
だけどやっぱり、朝ほどではないけれど、夜になるほど憂鬱な気分だ。
昨年介護保険制度が色々変わって大変なことになったと思っていたけれど、さらにまた厳しいことになりそうだ。
母のことはもちろん、私自身のこれからのことも思い、ドキドキするほど不安になった。
そんな話を電話で長時間して終えると、酷い憂鬱感が襲ってきて、それがずっと治らなかった。
寝るまで続いたそんな憂鬱。
朝には少し軽くなるといいなと思いながら、寝たのだけど。
でも、朝いちばんに見た新聞には、一面に、参院選終盤情勢調査の記事。
「改憲派3分の2の勢い」とあった。
そして社会面には、介護に自助を求める流れが強まっているという記事。
「憲法改正の議論を巡っては、家族の助け合いを義務づける考えも浮上」と。
家族介護の厳しい現実が憲法によって義務付けされればさらに厳しくなる。
昨夜よりもさらに憂鬱な朝が始まった。
日本は前進している
この道を力強く前へ
と、相変わらずテレビやラジオからは安倍首相の声。
そして行った母のところでは、食堂で、介護の人達と選挙の話になった。
ユニットリーダーの介護士さんが、
「一度だけ、結婚してすぐ選挙に行ったことがあるけど、それからは一度も行っていない。一人が投票したって何も変わらない」と言った。
政治に不満はあると言いながら。
そんなことはない、一人一人の1票で政治を変えるられる、などと私は言ってはみたけど、そういうことを平然という人に、驚きや怒り悲しい気持ち等が沸いてきた。
もう一人の昨年から新卒で介護士になった若い女性は、政治に不満が色々あるし、選挙は必ず行くと言う。
でも、どこへ投票したらいいか分からないと言うので、インターネットでアンケートに答えると、自分の考えに近い政党が分かるから、まずはそれをやってみたら、と私がいうと、そうすると言った。
きっと彼女ならするだろうと思う。
毎日朝から奥さんのお世話に来るご主人のKさんは、いつもの穏やかな口調で、
若い人こそが、これからの社会の人なんだから自分達のためにちゃんと投票しないと、と言い、
そして、安倍政権に批判的なことをいろいろ言っていた。
初めてのKさんのそんな話に、ちょっと嬉しい気がした。
世論調査では与党の支持が高いという話になると、
若い介護士さんは、どこに支持してる人がいるんだろう。私の周りにはいないのに、と言った。
私もそうそうと。
本当にね、どこにいるんでしょう。
皆んなが食事中、そんな話ばかりを熱くなってずっとしているわけにもいかず、ほどほどでその話はやめたけれど、とても気になったのはユニットリーダーさんのこと。
彼女はまだ若いでしょうけれど、お母さんなのだ。
子供さんのためにも、社会にもっと目を向けて欲しいと思う。
またユニットリーダーとして責任ある介護の仕事をしていている人。
その現場だって、政治と深く結びついているのだから、無関心ではいられないはず。
そしてまた、彼女からのいろいろな質問の内容には驚いてしまったのだけれど、いつも母がお世話になっているのだからもちろん感謝している。
だけど、なにがこういう無関心な人を増やしているのだろうとすごく思う。
そのあとは母と歌を歌って、少し気持ちを切り替えた。
後半母はずっと「小樽の人」を歌い、その世界に入っていた。
幸せそうに。
私が帰る時も、食堂で皆んながいるのに歌ってた。
そんな母のおかげか、憂鬱感も少し薄らいで帰ってきたのだけど、
だけどやっぱり、朝ほどではないけれど、夜になるほど憂鬱な気分だ。