葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

本筋を歩む

2008-03-22 16:24:13 | Weblog
円高、ドル安、原油高と経済状態が混沌としている最中、政治をも混沌としているこの状況をどう理解していいのか、悩む毎日が続いて何を信じて生きればいいのか理解に苦しんでいるとはいえ毎日出てくるニュースには事欠かないので儲かるのは新聞、テレビのメディアだけではなかろうか。
考えてみると後追いの仕事で儲かる仕事はといえば、結果を報ずるメディア、決算書を見て評論をする計理士、事件を追う警察、そして何よりコメンテーターという訳の分からない人達による評論、皆いい商売といえるだろう。責任無く後追いで喋っていればいいのだから。

最近、交通機関特に電車や飛行機などで事故が多発したり、整備不良故のトラブルが多すぎると思いませんか? これはベテランが居なくなり機械の見えないところに注意をする職人が少なくなって来ている証拠です。昔の蒸気機関車の運転手は仕業点検で各部署を叩いて回り、音の感触で不良箇所を見つけたと言います。
私の知っている大田区の町工場の親父は鑢がけで1/1000の平滑度を出す事を自分の手の感触で知っていて、モーターの軸を嵌合させます。触っただけで後どの位鑢がけすれば良いのか指先が覚えているそうです。

物を作るにはまず構想を考えます。次に採算に合うか、どれだけのニーズがあるか、客の満足度をシュミレーションしてGOならば具体的にコストに合った設計をします。
そして設計図により製作し、出来上がったものを検査し市場に出していいものか検討しOKならば販売戦略を考えます。そして一般市場に出荷されます。
この後は商品が売れるか、売れないかをキチンと精査して良ければ商品は当社の製品としてラインアップされて毎日売られて行くわけです。

このフローは何においても同じと思います。例えば法律です。
必要と感じる客(市民)がこの法律を作って欲しいとメーカー(行政)に要求し、メーカーはその必要性があるか、どれだけの客がこの商品(法令)を望んでいるかを調べて議会に諮り成立させるという単純な構図です。
この葉山においては顧客満足度がどの位あるのかというと、恐らく50%以下ではないかと思えるが、他の市町村に先駆けて自然環境や住環境、そして財政の健全化などすぐに対応しなければならない事が多々あるはずです。

議会が3月18日に終わったとの事でどれだけの法案や報告、審議が為されたのかは分かりませんが、顧客満足度の高い施策がどの位できたのか、新町長になって以前との比較をやって見る必要があると思います。
メーカーは客を見ます。客もメーカーを見ます。互いの不足を補ってこそ良い製品が出来、そこに品質のチェックが入り3者がうまく噛合えばこんな素晴らしいことは無いと思いますが、そうは行かないところにこの町の悲劇があるのかもしれません。
百万人と言えどもわれ行かんの精神で、本筋を歩きたいものです。











 







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする