葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

明けましておめでとう御座います。

2010-01-11 14:16:52 | Weblog
明けましておめでとう御座います。
2010年を迎え新しい決意でこの年を歩んで行きたいと思っております。折々の事など硬い話から軟らかい話までお付き合い頂ければ幸いです。

昨年に書かせていただいた『医者も患者も大変だ』という欄でお話しました目の件で昨年12月に手術をして参りました。初めての入院生活のお話をさせて頂きます。
最近はやっている加齢性黄斑変性という病気の一種で黄斑円孔という目の中の中心部にある眼窩に孔が空きものが歪んで見えたり、視力が落ちたりとする病気でした。これは放っておくと失明すると言う事で、急遽入院手術になりました。

原因はやはり加齢という誰もが直面する事で、防ぎようも無く只目を酷使したり、モニターやブラウン管などの見過ぎということでした。今までの生活を振り返ると仕事柄車移動が多く、若い頃は琵琶湖くらいまで日帰りの仕事をしたり、岩手から長野まで2日くらいで移動したり、相当目を酷使した結果によりなった気がします。

手術は1時間一寸で終わるのですが、白目からガス注入用の針を入れ反対の白目から中の水分を抜き取りガスの圧力で約2.5mmの孔を塞ぐと言う手術でした。
怖さ半分興味半分の主術でしたが、この手法を開発した横浜市大病院の先生の執刀で無事に終わることが出来ました。

現在の最先端の医療のお陰で2ヶ月ほどで元になるとのことで感謝でしたが、同時に思いもよらず厚生労働政策の中身と言うか現場の凄さというのを垣間見ました。
看護師は24時間体制でワークシェアーしているし、若い勤務医は朝8時前から入院患者の診察をして9時以降は外来診察を行い、教授クラスでも朝8時半から手術を行い終わると夕方と言う非常にタイトな医療現場を約2週間見てきました。

今民主党政権になって仕分け作業とやらで予算の査定を色々やってはいるがどの行政においても現場を知って予算を立てているか、机上の空論で予算を前年度の上積みだけでやっていないかと、勤務医の厳しい実態を垣間見た入院でした。
アメリカは国民皆保険ではないので、民間の保険会社との契約でいくら掛かるか分からないという不安があると言われているが、日本では国民皆保険であり、なおかつ高額医療費の補助があって84000円(食事代などは別だが)でどんな高額な医療でも受けられると言う、これは素晴らしいシステムだと感心しております。

これからの時代を考えるとき、自分の健康を守り出来るだけ医療費を膨らませない努力を我々世代がしていかなければならないとつくづく感じた次第です。
不幸にして病気になり入院しなければならなくなった時にも、必ず直すと言う強い意志を持って、また医者や看護師を信頼して治療をすることが肝心である事も当然です。一人一人が予防医学を考えて毎日を明るく、健康で今年一年を歩みたいものです。皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。





















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