葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

葉山人は常識人

2015-01-25 16:21:15 | Weblog

先日、横須賀線が鎌倉駅であった人身事故のために大幅に遅れ、10時過ぎまで混雑している時に逗子まで帰ってきたが、当然長井方面行きや海岸回りも長蛇の列で、待っていても遅れるだけだと思い混雑バスに久しぶりに乗り込んだ。逗子駅でほぼ満員、私も一番奥の天井のつかえそうなところまで押されて立っていたが、新逗子では大丈夫かとの思いを抱きながらバスは走り出した。

やはり新逗子では多くの人達が待っており、数人無理やり乗り込んだところで超満員、運転手もドアーを閉めるというやむをえない案内をした。同時に乗ってきた50歳前後のサラリーマンが『こんな寒いところに長い間待たせて増発しないのか』といきなり運転手を怒鳴りつけた。満員であるにも拘らずしょうがないだろうと回りの人たちは知らん顔をするしかないのだが、身動きできないところでは車内ではどうする事もできずにいたが、40代後半の人が『混んでいるんだか、しょうがないだろう、皆我慢をしているんだから』と、その親父をたしなめた。少々の口論があったが、どう見ても恫喝親父のほうが分が悪い。葉山やその先の秋谷、長井方面までの人は横須賀線が遅れると、その影響はバスダイヤに影響があることぐらいは織り込み済みでこの地域に住んでいるはずだろうと思うのだが、、、

世の中には自分の尺度で物事を考える人が大半だと思うが、この地区に住んでいる事の認識が浅いと本当の喧嘩になってしまうんだなと、つくづく考えさせられた。恫喝親父にも言い分はあるだろう。寒いところ長く待たせられて、満員でドアーぎりぎりの所で乗せられて、仕事疲れで怒鳴ったのかもしれないが、一寸考えれば分かる事に思いが至らない、ここが問題だと思うのだ。つまり乗れなかった人達はまだ寒風吹く寒空に待つと言うこと、葉山で混むのはせいぜい葉山小学校までで、その先は殆ど空いてしまうのだという事、高々10分~15分程度我慢をすればお互い様ですんだのにと思うのだ。

たしなめた人は風早橋で降りて行った。恫喝親父は葉山公園に着く頃には席に座っていた。つまり葉山の人間ではなかった。横須賀の人達を悪く言うつもりはないが、折角、気候風土の良いこの地域に住んで京浜急行のバスに世話になって、葉山を通ってJRや京急に乗っているのだからもう少しおおらかな交わりをしましょうと言いたい。横須賀は人口も減ってきている現実もあり、人を呼ぶのは西海岸通しかないのだから住んでいる人の魅力で頑張って欲しいと思いますね。タイトルの『葉山人は常識人』、自分も含め反省の意味も込めてそうしたのだが、常識が通じない人達が多くなってきた現在、他人の子供でも、大人でも理不尽を叱る常識人になりたいと思った次第です。

満員バスの中で恫喝親父をたしなめた貴方は葉山の常識人です。

 

 

 

 

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