葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

おめでとうございます。

2012-01-03 14:23:05 | Weblog
2012年の新しい年が始まりました。皆様にはお元気にお過ごしでしょうか?
昨年の大震災や津波そして原発事故、千年に一度の遭遇にもめげず東北の方たちの忍耐と復帰力には頭が下がります。どうかこの年も勇気と知恵を持って乗り越えて歩んで行って下さい。無為無策な政治家よりも皆さんの方がよっぽど国や地域の事を考えておられる事に敬意を表します。微力ながらお手伝いが出来ればと念じております。

さて、この小さな町に4年に一度の政治の季節がやってまいりました。昨年の4月の統一地方選挙において町議会の構成が大きく変わり新しい風が吹き始めたようですが、結局のところ首長が変らなければ実は何も変わらないと言うのが実情のようです。このブログを書くきっかけになったのは我が家の隣の千坪の森が売却され、分譲地になると言う環境破壊から町をナントカしたいと言う事から始まりましたが、あれから4年この町は何一つ変っていないように見えますがストレスのマグマは爆発寸前のようです。

1月15日投票の町長選挙があります。現在のところ2人プラス現町長の出馬らしいですが、実際のところ現町長の応援団は見当たらず、実質議会からの2人の立候補という現役弱しという構図になっています。普通現役の2期目というのがそのまますんなりと言うのが、世間の常識でしょうがそこは葉山町、常識では考えられない事が起こっていると言うのが普通の町ではない所以でしょう。町長不人気の件は皆さんご存知でしょうから書きませんが町議2人が辞職して立候補というのからして葉山町始まって以来前代未聞の選挙が行われるのです。

所謂、地元っ子と移住派、40代と30代、守旧派と改革派、山派海派の戦いなどと揶揄されますが、地方自治の本来の姿をどういう風に行うのか、今の世の中、国政も地方も誰がなっても苦労するのは同じですが、この3万人の町をどう引っ張って行くのかを示してもらいたいものです。
マニフェストと言う言葉は以前三重県の北川知事が選挙のときに初めて使ったと記憶しているが、これはただ『表明する』とか、『行く手を示す』とか言う事で約束ではないのです。どこかで解釈が『約束事』と言う事になり金科玉条の憲法になってしまい、守らなければ選挙民に申し訳が立たないという変な解釈が横行しているのです。
もし選挙民との約束事ならば『契約書』(Testament)の形にしてもっとシビアーに語るべきです。

この町に住んでいない方たちにはコップの中の嵐と笑わないで頂きたい。今この町は結構深刻なのです。
数代前からの首長のミスリードから昔からの住民が洗脳されて、お上意識が植え付けられ、従順に選挙や仕事、町の行事などで素直に従ってきたのですが、ここに来て新住民の方が増えて又多くのテクノクラートが移り住んできて守旧派の人達の存在価値や利権が脅かされるようになってきたのです。ですから誰か町長選には出さなければ自分達の存在意義が無くなってしまうという危機感から年恰好も良い40代の町議に白羽の矢が立ったのです。
この人は人柄はとても良いそうで議会でも余り発言しない、本当に良い人らしいです。本人も順番なので僕やりますと言ったそうですが、こんな良い人を役場の妖怪や魑魅魍魎の中に入れたら可哀想じゃありませんか。

そこに若くてかっこいい青年が立候補すると言う。これで町は分断されてどちらが勝ってもあちら側とこちら側になると言う構図が出来上がりました。それでもどちらが勝っても町の借金150億円や下水道問題、ゴミ問題、役場改革特に給与改革など山済みの問題があるわけで、この問題をどうすれば良いのかというディベートを公開でやって当然質問も参加者から出してもらって行うべきと考えます。民間会社でも地位が人間を造るという事が言えます。今回は恐らく自民党や民主党、みんなの党等多くの政党から応援や横槍が入る事が予想されるので、この選挙は黙って見ていて欲しいと思います。地方選挙はその土地特有の状況があり、政党の及ばない部分がありまして既成政党のだらしなさを地方に持ち込んで欲しくないと思うのです。(大阪の状況を見れば分かると思いますが)

今の役場は手のひらに首長を乗せ、躍らせて自分の有利な方に引っ張って行く官僚主義で運営されています。
これを断ち切り地方自治法の中で特に地方公務員法をよく勉強し、信賞必罰をはっきりさせてあめと鞭を使い分ける首長が必要です。その周りを本当の意味のテクノクラートを結集して住みよい町を作って行きたいと自分の責任を果たしながら、今年一年を健康で歩みたいと思っております。
東北の復興と皆さんのご多幸を心から祈ります。

























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