京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

北野天満宮御土居の紅葉㉓

2023年12月18日 08時52分00秒 | 日記
 長く書いて来た「紅葉」も今回で最終回です。



12月8日は興聖寺、水火天満宮、妙顕寺と巡り、最後に北野天満宮に来ました。









今回は東門から入り10日まで公開されている"御土居"へと向かいます。









御土居は豊臣秀吉が天正19年(1591)に造営された堤で全国の大名に命じた"天下普請"で造られました。

目的として洛中と洛外との境界を定めたり、鴨川や紙屋川などの河川の氾濫から洛中を守る目的がありました。











短期間で完成した御土居ですが、古代からの伝統工法"版築工法"が用いられている様に"土木工事の秀吉?"らしく、簡易な物ではなく"本気"で築かれた事がわかります。







御土居は数年前に整備され、国宝のご本殿を見渡せる展望台が整備されました。







見頃を過ぎているとは言え、まだまだ紅葉が残り、散った紅葉の絨毯にも風情を感じます。





最後に休憩所でお茶の接待があり、地元上七軒の名店"老松"の菓子とほうじ茶が頂けます。











帰りは三光門、絵馬堂、花手水を通り、楼門へ。

楼門には早くも来年の干支"辰"の大絵馬が掛けられていました。







参道西側には菅原道真公の母君の実家伴氏をお祀りしている"伴氏社"があります。
石鳥居の台座に蓮弁が刻まれている珍しいもので、京都の"三珍鳥居"のひとつに数えられています。 

余り知られていませんが、現在は洛北の地にある曼殊院門前と北野天満宮との関係は深く、延暦年間(728~806)、宗祖伝教大師最澄により、鎮護国家の道場として比叡の地に創建されたのが曼殊院のはじまりである。
その後、天暦年間(947~957)是算国師の時に北野天満宮が造営されると、是算国師が菅原家の出生であったことから、初代別当職に補され、以後明治維新まで900年間曼殊院は「北野別当職」を歴任していました。

帰りに向かいにある人気の豆腐店"とようけ屋山本"で豆腐と大きな油揚げとを購入したした。
明日は"鍋"ですね。