京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

北野天満宮 正式参拝

2025年02月15日 09時58分00秒 | 日記
 2月12日は、北野天満宮を参拝しました。
よみうり文化センターでの現地講座で、講師は倉橋みどりさんです。







いつもの通り今出川通沿いにある大鳥居から参道を歩きます。

大鳥居を潜ると"影向松(ようごうのまつ)"の赤松が迎えてくれます。

初雪が降ると御祭神が降臨され、雪見の詩を詠まれるという伝説が残る松の古木で「天神さんの七不思議」のひとつです。



(北野天満宮の正門は東門です。)









楼門。

楼門の上部に掛けられた額には、「文道大祖 風月本主」の文言が刻まれています。
平安時代中期の学者・慶滋保胤(よししげの やすたね)、大江匡衡(おおえのまさひら)が菅公を讃えた言葉です。

楼門を潜り右手にある"花手水"もすっかり北野天満宮の名所のひとつになっています。












三光門(重文)。

楼門と御本殿の間に建つ中門は三光門と呼ばれ、ひと際壮麗な造りと上部に掲げられた後西天皇御宸筆『天満宮』の勅額によるものです。

三光とは、「日、月、星」の意味で、梁の間に彫刻があることが名の由来ですが、星の彫刻だけが見られません。

その理由は、かつて帝がお住いの大極殿から北野を望まれると、ちょうどこの門の上に北極星が輝いたと伝えられていることから、北極星をいただく伝説の門と言われています。

この伝説は「星欠けの三光門」として今も北野天満宮の七不思議のひとつに数えられています。







御本殿(国宝)

現在の御本殿は、豊臣秀頼公の寄進により慶長12年(1607)に造営されたものです。





総面積約500坪の雄大な桧皮葺屋根を御本殿は、菅公をおまつりする御殿と拝殿が石の間という石畳の廊下でつながり、御本殿の西には脇殿を、拝殿の両脇には楽の間を備えた特色ある構造になっています。

「八棟造」または「権現造」とも言われる神社建築の歴史を伝える貴重な遺構として国宝に指定されています。

正式参拝で拝殿に昇殿しました。
拝殿の天井は折上小組格天井の豪華さです。

















境内には多くの摂社末社がお祀りされています。
その間にも梅が植えられ、蕾が膨らみ開花間近を思わせます。




絵馬所には溢れんばかりの絵馬が掛かっています。
北野天満宮だけに受験生が奉納した絵馬がほとんどです。





境内で唯一咲いている蝋梅の花です。
開花から随分と経っていますが、この日も黄色い可憐な花を咲かせていました。







講座に梅苑も入っていましたが、今年の梅の開花が遅れているようで、早咲きの梅でさえまだ蕾の状態でした。











文道会館ホールでは「北野盆梅展」が行われていて、満開の盆梅を見れたのがせめてもの救い?でした。

なお、御本殿内部の写真は北野天満宮HPからお借りしました。

次にイタリアンのランチに向かいます。