京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高台寺 夜咄茶会

2025年02月03日 07時49分00秒 | 日記
 1月31日は、15時に仕事を終えて北政所ねねさまのお寺・高台寺へと来ました。







昨年は北政所ねねさまの400年遠忌の年にあたり、かって伏見城にあり、ここ高台寺に移築されていた小方丈を再建中です。





この建物は、秀吉公没後の慶長10年(1605)、ねね様の意向により「高台寺客殿」として伏見城より家康公が運ばせた遺構です。

伏見城で大名や武将たちを集め宴を開くために造られた、桃山を代表する建築物でありましたが、寛政元(1789)年に焼失しました。

再建工事中に請負っていた工務店が倒産し、工事が中断していましたが、引き継いで頂ける工務店も決まり、計画よりかなり遅れましたが来年2026年3月に完成予定まで工事が進んでいます。







茶室・湖月菴の待合です。
本席の準備が整うまでこちらで待ちます。

いつもの夜咄茶会は湖月会(高台寺の会員組織)だけで行われますが、今回は参加者が3名だけで、一般のお客様と一緒に行われました。





和蝋燭だけの茶会は幻想的です。

湖月会会員と言う事もあり、正客を務めさせて頂きました。



高台寺御用達の松寿軒のお菓子にお手間のお薄を頂きました。

正客の茶碗は「富士」圓徳院の政所窯で焼かれた茶碗です。





次客のKさんの茶碗は「粉引き 高台巳」暁楽窯です。
高台は漢字で今年の干支「巳」で非常に珍しい茶碗です。

二服目のお薄とお干菓子を頂いた後、部屋の照明がつけられ、お道具が披露されました。















次に高台寺境内の案内がありましたが、このブログで何度も掲載しているので省略します。





その後は点心席です。
高台寺の向かいに「羽柴」さんがあり、本店は円山公園内にある「いそべ」さんです。
自社で湯葉工房をお持ちで"湯葉料理"を得意とする京料理のお店です。















点心が終わり次第、自由解散となりました。





高台寺では、年間を通してさまざまな茶会が行われています。

遺芳庵朝茶席と鬼楽(きらく)茶事を除けば気楽に参加出来る茶会ばかりです。
一度、参加されてはいかがでしょうか?







最新の画像もっと見る

コメントを投稿