4月18日は、久しぶりに桂離宮を参観しました。
桂川沿いを歩いていると竹を曲げ編んだ"桂垣"が続きますが一部は"建仁寺垣"だけになっていました。
後で宮内庁のガイドさんのお話では昨年、竹の花が咲き周囲の竹が枯れてしまったそうです。
桂離宮は非常に見応えのある庭園でどお書いたらいいのか?迷うところです。
① 表門と御幸門
表門は桂離宮の正門ですが通常は開けられる事は無く、高貴な方専用の門です。
御幸門の柱には皮付きの自然木が使われています。
八条宮智仁親王が後水尾上皇をお迎えする為に造られた門です。
② 外腰掛
茶室松琴亭の待合で雪隠(便所)が備わりますが、実際には着替えをしたり、身だしなみを整えるのに使われたそうです。
腰掛の前には島津家から献上された蘇轍が植わり、延段は「真の延段」と呼ばれ、切石と自然石とが巧みに配されています。
端には二重桝形の手水鉢と低い灯籠が置かれています。
③ 洲浜
黒い扁平な石が敷き詰められ、先端には灯籠が置かれ、岬の先の灯台を模していると言われています。
④ 松琴亭
庭園から白川石の一本橋を渡ると桂離宮の中で最も格の高い茶室・松琴亭があります。
にじり口からは三畳台目の本格的な茶室で、茶室内は明るく、小堀遠州好みの八窓の窓が特徴的です。
また、室内の一の間の床や青と白の一松模様の襖が印象的です。
点心を頂きながら月を愛でたのでしょうか?室内には竈(くど)もあり、温かい料理を提供したいとの親王の配慮を感じます。
茶室・賞花亭からは次に書きたいと思います。
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