⑤ 笑花亭
苑内の最も高台にあり、暑い季節を避けるために、北向きに建てられています。
南側の竹の連子窓を通して風景を楽しむのが主の茶室です。
池畔には舟着場があり、舟に乗りこちらの茶室を訪れたのかもしれないですね。
⑥ 園林堂
賞花亭のある山裾にある持仏堂です。
桂離宮にはやや不釣り合いな本瓦葺き宝形造の建物です。
扁額は後水尾上皇の宸筆だそうです。
⑦ 笑意軒
舟底天井を持つ田舎屋風茶室です。
舟着場の照明用に火袋に蓋のような笠を乗せた三光灯籠が対岸から遠望できます。
桂離宮には"夜の月"を愛でる仕掛けが随所にあり、正しく"夜月を観賞"するが為の庭園です。
書院は東から古書院、中書院、楽器の間、新御殿と雁行形に並んでるいます。
どの部屋からも月が眺められるように配置されています。
この日は新御殿以外の建物は修復工事中で、建物は覆屋に囲まれていて、月見台や御輿寄は見学する事が出来ませんでした。
この秋にも工事が終了する予定だそうです。
新御殿は智忠親王が後水尾上皇をお迎えする為に新築された建物物です。
内部は非公開ですが、一の間には「天下の三棚」と呼ばれる"桂棚"と呼ばれる違い棚があります。
醍醐寺三宝院の"醍醐棚"です。
後水尾上皇が造営した修学院離宮にある"霞棚"です。
売店には参観記念の御朱印?も販売されていました。
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