京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

煎茶文化でよみとく近代数寄空間 庭園編

2018年08月03日 21時34分24秒 | 日記
今日、7月28日は京都市国際交流会館で京都造形芸術大学の尼崎先生による講座がありました。
こちらで1時間半の講義があり明治以後、お茶の世界では抹茶が主流だと思われていましたが抹茶と煎茶が拮抗した時代だと近年の研究でわかってきた。とのお話でした。





千利休が確立した侘茶は狭い茶室と露地庭園で構成され、どちらかと言えば閉鎖的な空間です。それに対して煎茶の茶室、庭園ともに解放的な空間です。

大正時代に行われた東山大茶会においてもその半数近くが煎茶席だったそうです。無鄰菴にも藪内流の燕庵の写しの立派な茶室がありますが東山大茶会では煎茶席だったそうです。







野村碧雲荘でも煎茶席が設けられた記録が残っているようです。隣の野村美術館は野村徳七(徳庵)のコレクションを展示していますが、煎茶道具はなかったように記憶しています。来月に改修工事が完了しリニューアルオープンするので確かめてみたいと思っています。

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