京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

慈照寺(銀閣寺) 本堂・弄清亭(ろうせいてい) 京の冬の旅⑨

2025年02月17日 07時48分00秒 | 日記
 2月14日は、"京の冬の旅"で慈照寺(銀閣寺)を拝観しました。









総門を潜ると有名な"銀閣寺垣"が迎えてくれます。

由来ツバキは長寿の木であり、その上、萠芽性にすぐれていることから、生垣の木として賞用されていますが、正面山門から銀閣寺独自の竹垣の創作は、造園の世界からも注目される傑作と言われています。

綺麗に維持されている参道を歩いていると、心が引き締まり、ここが禅宗のお寺である事を意識します。


慈照寺の歴史は、文明14年(1482)足利義政が営んだ山荘東山殿を義政の死後に遺言により寺に改めたものが始まりです。

延徳元3(1489)に上棟した銀閣(国宝)は宝形造り二層の楼閣。上層は潮音閣と呼ばる禅宗様で内部には観音さまがお祀りされているそうです。
下層は心空殿と呼ばれる寝殿造で構成されています。






拝観料を納め境内に進みます。
今回"京の冬の旅"で本堂と弄清亭が公開されていますが、狭い場所での見学なので事前のWeb予約で人数を制限されています。
当日も3班に分かれての見学でした。







先ずは弄清亭からです。

弄清亭は、義政が香を楽しんだ「御香座敷(おこうざしき)」を明治28年に再建された建物です。

内部には日本画家・奥田元宋(おくだげんそう)画伯の色鮮やかな襖絵が描かれていて、見どころのひとつになっています。











次に本堂を見学します。

本堂は江戸時代の再建で、室中には俳人で画家の与謝蕪村(よさぶそん)筆「棕櫚(しゅろ)に叭々鳥(ははちょう)図「飲中(いんちゅう)八仙図」(いずれも複製)や文人画家・池大雅(いけのたいが)筆の襖絵「琴棋(きんき)書画図」(複製)で飾られている。

本堂の仏間には、ご本尊の釈迦牟尼仏が安置され、正面には「東山水上行(とうざんすいじょうこう)の額が掲げられています。




義政公の持仏堂である東求堂(国宝)も同時に公開して欲しかったです。







いつも素晴らしく手入れされた庭園です。



なお、お堂内部の写真はネットからお借りしました。