水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

屋上菜園42 (H25.5.10~5.25)

2013年05月29日 | 屋外水耕栽培

◎今週のアクセス数 5/19~5/25  IP数 1439 PV数 3062 

<ここ数日は真夏状態>
5月23日 最高気温が30度を超すような真夏日で屋上も暑さが厳しくとても5月とは思えません。この状態では野菜たちの体内時計や体内温度計もくるってしまうのではないでしょうか。かぼちゃの雌花がすでに咲いていますが受粉させる雄花が咲いておりません。育苗中のレタス類も屋上に定植したいのですがこの暑さではとても順調には育ちそうにありません。少し栽培計画を見直す必要がありそうです。

<しし唐はまずまずでしょうか>
5月22日 昨年は栽培に失敗した「しし唐」ですが今年は今のところまずまずの状態です。ピーマンはすでに花が咲いています。後から種まきしたカラーピーマンは播種後1か月が経過しましたが苗はまだまだ小さい。
 


<枝豆は順調に育っています>
5月22日 枝豆はすべての苗が順調に育っていますのでかなり密集状態になっています。


<チマサンチも収穫できる状態です>
5月22日 焼肉用レタス「チマサンチ」も収穫できる大きさに育ってきました。久しぶりに焼肉料理をやってもらうことにします。


<白菜・キャベツ・ブロッコリー>
5月22日 白菜は完全に結球してくれています。ここ数日で6個ほど収穫する。キャベツは6株ですがやはり植え付けたのが遅かったのか結球してくれません。もうしばらく様子を見ることに。ブロッコリーは順調に育っている感じです。
 


<集中コンセント設置>
5月22日 屋上では消費電力はさほど大きくないのですが何分にも水中ポンプ14台・エアポンプ7台およびタイマー2台と台数がかなりありますのでコンセントが一杯になりかなりたこ足配線になっております。これから梅雨を控え漏電の危険性もあるので電気屋さんに頼んで集中コンセントを取り付けてもらいました。
 

<ソラマメを撤去>
5月21日 ソラマメを襲っているアブラムシ(マメアブラムシ)は何度もオルトランを散布しているのですが効き目が弱いのかなかなか駆除できません。ここ数日前からはインゲンにも飛び火しているのでこれ以上広がると対処のしようがないため思い切ってソラマメを撤去しました。ソラマメは初めての栽培ですがこれほど害虫がひどいとは思いませんでした。根の状態を見ると少し茶色くなっていて根腐れ病が始まりかけているのかもしれません。とにかくもう少し予備知識を持って来年は栽培したいと思います。
 


インゲンにも飛び火。
 

<屋上の水耕ベッドは花栽培に転用予定>
5月19日 屋上の水耕ベッドでは現在ほうれん草とミックスレタスを栽培しておりますがほうれん草は暑さの性でやや塔立ちしていたのですべてを撤去。この水耕ベッドは防虫ネットを張る関係でかなりのスペースをとりますし圧迫感もあるので思い切って防虫ネットを張っているパイプを取り除いて今後は野菜ではなく花の栽培に利用しようかと考えています。雨が降ってきたのでとりあえず防虫ネットを外すのみ。
5月20日 天候が回復したので朝8時から10時まで2時間かけてパイプを分解撤去する。これで屋上も見通しが良くなりすっきりしました。
 

<ミニ白菜・玉レタス・ミックスレタスを収穫>
5月19日 ミニ白菜タイニーシュシュの残り12株、玉レタス6株、ミックスレタス15株ほどをすべて収穫する。放置しておくとひねてしまいますので思いきって収穫し半分はご近所にそして半分は娘のもとに送る。

<じゃがいもの花も終わる>
5月19日 最初に発芽して成長していたじゃがいもは花もすでに枯れかけていますので新じゃがが育ってきてくれているといいのですが。


<なすびも順調に育っています>
5月19日 なすびも順調に育っています。


<トマトは密集しすぎ>
5月19日 トマトは3種とも順調に育っていますが密集しすぎです。計画より1枚当たり2本多いのでもったいないが間引く必要がありそうです。


◎今週のアクセス数 5/12~5/18 IP数1307 PV数2624

<ゴーヤの苗入荷>
5月15日 注文していたゴーヤの苗3種6本がサカタから届きましたので絹サヤエンドウの後に定植する予定ですが昨年の例から言ってゴーヤは露地栽培の方がよく育つので半分はプランターで育てようかと考えております。

5月17日 3本ずつを屋上の保冷箱と水仙を植えている駐車場の大型プランターに定植。
 

<白菜・ミニ白菜を収穫>
5月15日 白菜とミニ白菜を収穫しました。白菜はまだ完全に結球している状態ではないので重さを測ると1.5㎏とまだ軽い。
ミニ白菜は生のままで食味しましたが結構おいしい。そのままサラダに使えるとサカタのカタログには記載されていますがまさにその通りです。10株ほど収穫してご近所にも配る。収獲したミニ白菜と白菜。
 

収獲したミニ白菜はサラダにして、白菜は豚肉と柚子と胡椒でうま煮にしていただく。
 

<ほうれん草を収穫>
5月13日 屋上のほうれん草を収穫し室内栽培のほうれん草との味比べでお浸しでいただく。葉はしっかりしているがやはりやや固め。お浸しでいただくには室内栽培の方が優れています。ケールが育ってくると一緒にジュースにしていただく予定で初めから栽培しているのですが。


<小玉スイカを定植>
5月13日 注文していた小玉スイカの苗3種6本がサカタから届いたので早速定植する。今年はカラスに食べられないように防護ネットをしっかり張って育てたい。これで屋上も余裕のスペースがなくなりました。
 

<オクラ「ピークファイブ」も定植>
5月13日 種まきしていたオクラが発芽してきたので屋上に定植。先日も第1回目を定植しているのですがどうも発育状態が良くないので少し多い目に種まきした次第。


<なす・ピーマンも定植>
5月13日 室内栽培で育苗していたなすとピーマンもとりあえず定植しておきました。今年はピーマンとナスの発芽状況が良くなかったので2.3度種まきをしていますし苗でも購入しておりますが全部がうまく育つわけがないので念のためです。


<さつまいもの苗を再度購入>
5月12日 丹波へ行ったついでに先だって購入したコメリで再度さつまいもの苗を7本購入。今回は「鳴門金時」3本と「安納いも」4本です。前回の鳴門金時の育ち具合がよくないので念のための購入です。本来は説明書にも記載されている通り一旦プランターで育てて伸びてきた蔓を切り取り再度定植して根を張らしてから保冷箱に植えなおすと丈夫な苗になるのでしょうが毎年手抜きをしてそのまま保冷箱に定植して生長させているために初期段階で苗の成長が良くないのではないのかと思います。成長し始めるとなんら問題がないのでとりあえず半数が成長してくれることを願って保冷箱6個に13本を植えています。
*1本120円の苗ですので高価なメリクロン苗とは思えない。


<本日の屋上の様子>
5月12日 屋上の様子です。じゃがいもはようやくすべてが発芽し成長しています。


キャベツと白菜はよく成長しています。白菜は結球しかけていますがキャベツは難しそうです。
 

レタスおよびミニ白菜も順調です。
 

かぼちゃも屋上の暑さに負けず枯れずに育っています。


ソラマメは殺虫剤を塗布しましたのでアブラムシはかなり減りました。


<セロリを収穫>
5月12日 セロリがしっかりと成長してきましたので収穫する。これで1回目のセロリはすべて収穫完了。

現在は種からのセロリを6株ほど育てています。

■番外 丹波 白毫寺(びゃくもうじ)の藤を見学
5月12日 丹波の白毫寺の藤を見学、9尺藤といわれ例年2m以上の藤が垂れ下がるそうですが今年は気候の関係で藤が短いと地元の方が言っておられましたがなかなか見ごたえのある藤並木です。
 
 
帰りに春日の局で有名な興禅寺にも立ち寄る。お堀に囲まれた風格のある立派なお寺です。
 


今週のアクセス数 5/5~5/11 IP数1320 PV数 2815


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室内水耕栽培38  (H25.4.16~5.20)

2013年05月21日 | 室内水耕栽培
<レタス3種で比較栽培>
5月19日 育苗中のレタス3種(玉レタス・リーフレタス・サラダ菜各6株)を定植してSodatecとAdvanced LEDでの栽培比較をしてみることにしました。
 

<SodatecのLEDバー購入>
5月17日 Sunshine の90W UFO型LEDが壊れたままになっているのでやむなくSodatecのLEDバーを2本購入しレタス工房で使用することにしました。45Wで少し光量が足りないため2本並べて使用。もしこれでレタスがうまく栽培できれば50%の省電力になります。
 


<育苗中の玉レタスとレッドリーフ>
5月13日 再度種まきした玉レタスとレッドリーフですが現在育苗棚で育てています。何とかしっかりした苗になってくれればいいのですが。横で中国野菜のエンサイも育苗しています。
5月17日 エンサイは屋上へ移して定植する。
 

<生長の遅い春菊>
5月13日 播種後ほぼ1か月が経過しましたが収穫できるような大きさには育ってくれていません。冬場と何がどう違うのでしょうか、不思議です。



<ハーブ類の様子>
5月13日 今回何種類かのハーブの種まきをしましたがうまく発芽してくれるものとそうでないものがあります。
バジルはうまく発芽しかなり大きく育っています。コリアンダーやパセリはいまいちというところです。
 
レモンバームは発芽率がかなり悪いし成長も遅いです。

ある程度大きくなれば屋上に移したいのですが残念ながら定植する場所がなくて困っています。

<本日も室外機が停止>
5月8日 今朝もなっぱ工房のクーラーの室外機が停止し9時過ぎには室温が30度になっていました。今朝は天気予報通りかなり冷えたとはいえこう度々室外機が停止して室温が上昇するのは困ったものです。

<その他の野菜>
5月7日 残っているチンゲン菜と3度目発芽の三つ葉。
 

春菊は室温が変わらないのになぜか少し黄変し成長も遅い。ほうれん草は相変わらず少し徒長気味。
 

リーフレタスは蛍光灯ではやはり徒長気味です。


<結球レタスは根腐病に>
5月7日 現在栽培中の結球レタスはどうも根腐病にかかっているみたいです。そのために外葉が黄変し、大きく成長していないのではないかと思われる。オクトクロスを入れておきましたがトロ舟を清掃し養液の入れ替えが必要かもしれません。
 

<サラダ菜は過密種まきで徒長>
5月7日 育苗棚で育てている岡山サラダ菜と玉レタスは種を播きすぎたために苗が密集しすべて徒長状態になっています。これでは定植しても大きく育ちませんがとりあえずサラダ菜だけは定植しておきました。玉レタスは再度種まきを行う。
 

<またクーラーが効かず>
5月1日 今朝はそれほど冷えているとは思いませんでしたが今日もクーラーが効かずなっぱ工房は30度になっていました。すぐにリセットしてクーラーを入れたので問題はありませんがここ最近このようなことがなかったので驚いています。

<投稿記事が飛んでいます>
5月1日 ここ1週間の投稿記事の何点かがなぜか飛んでしまっています。押したつもりが投稿ボタンの押し忘れでしょう。ぼけてます。1週間ほど前に室内栽培の玉レタスについて記入しています。今回はホスカルの効果もあって中はチップバーンがありませんでした。一番外の葉が茶色くなっていただけです。毎日1株ペースで収穫しています。


<育苗室の人参>
4月29日 育苗室では人参のDr.カロチンがかなり多く発芽してきています。人参はスポンジ培地ではなかなか発芽しないのですが専用用土を使ったセルトレーではでほぼ100%発芽してくれています。これは株数が多くなりそうなので滴下式で栽培してみようと考えております。また育苗中の「向陽二号」10株はとりあえず屋上のベランダストッカーに移植しました。これはエアロポニック式に改良して栽培する予定です。
 

<夏野菜を屋上に移植>
4月25日 育苗中のモロヘイヤ・ケール・チシャ・チンゲン菜などを屋上に移植。
 

<予備のトロ舟も使って育苗>
4月22日 予備のトロ舟を使ってモロヘイヤ・ケール・チシャを育苗中です。
 

<屋上に移植すべききゅうり・かぼちゃ・オクラの苗>
4月22日 そろそろ屋上に定植しなければなりません。
 

<種まき>
4月19日 チンゲン菜・アイスプラント・ローズマリー・レモンバーム・ミックスレタスの種を播く。
ローズマリーとレモンバームはサカタのオーガニックシードです。

<三つ葉の二度目の収穫が可能に>
4月19日 収獲から2週間が経って2度目の収穫ができるほど三つ葉は大きく成長しています。本当にすごい再生力?です。(最初の種からの成長より切り株からの成長の方が早いのはなぜでしょうか。特別な理由があるのでしょうね)


<なっぱ工房は目下育苗室>
4月19日 なっぱ工房では目下きゅうり(フリーダムと黒サンゴ)とかぼちゃ(雪化粧と栗坊)およびオクラを育苗しています。蛍光灯はパナソニックなので光質的には育苗にも効果を発揮する青色が多いので健全な苗に育ってくれるはずです。
 
10株ほどですが人参「向陽2号」も育てています。


<SunShineから返事なし>
4月19日 90WUFO型LEDの電源故障について13日に最初の問い合わせメールを送ってから6日経つが今朝までSunShine system社から返事が返ってきていない。念のために17日にも再度購入時の担当者にメールを送ったのですがこれまた返事がない。こんな時しっかりと電話で話ができるといいのですが残念ながらそこまで会話力がないのでまたメールで督促するほかありません。

<育苗棚のほうれん草>
4月17日 育苗室に移して2日目ですがセルトレイのほうれん草はかなり大きく成長しています。この調子でいけば定植までに10日とかからないでしょう。

4月19日 ほうれん草の今朝の様子です。

4月22日 ほうれん草の本日の様子。


<LumiGrow ES330修理を終えて戻ってくる>
4月17日 故障していたLumiGrow社のLEDが修理されて戻ってきました。今回は往復とも運賃は先方が負担してくれたので全く費用は掛かりませんでした。担当者からのメールで「replaced the power supply with a brand new power supply and ran your unit
for 6 hours to ensure proper functionality.」とあるのでやはり電源部分の故障でした。


<チンゲン菜収穫>
4月16日 LEDで育てている青梗菜を3株収穫。重さは3株で250gと標準品です。
 
夕食にオイスターソースで炒めていただく。なっぱ工房でのチンゲン菜の様子。
  





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高麗人参の水耕栽培2 (H25.5.1~5.15)

2013年05月13日 | 高麗人参
<高麗人参栽培上のアドバイスや栽培上の課題>
5月14日 高麗人参栽培に関してインターネット上の参考記事や大学の研究レポートなどを読んでみると光量(照度或いは遮蔽率)・光質、養液のpH・肥料構成、栽培環境(温度・湿度・日射時間など)が重要であることがよくわかりますがその中で参考になる指標が記載されているもの(長崎大学薬学部の研究レポート:オタニニンジンの生理・生態より)を引用すると    
    ●栽培照度は2000~4000LXが最適とのこと
    ●光合成の光飽和点は7000LXでかなり低い
    ●平均室温は25度以下に 15度から28度位に設定できれば問題なし
    ●肥料成分は各要素を欠くことはできないがほとんど吸収されないので微量でよい

とのこと。この数字を見ると太陽光利用はよほど遮光しない限り使えないような数字です。
会社の事務所で現在すりガラスの窓越しにブラインドを通して照射さえる太陽光の照度を測っても8000LX以上はあります。光飽和点が7000LXと低いので照度から言えば蛍光灯で十分ということでしょう。蛍光灯よりも赤・青のLEDを使った方が葉の育成にはいいのかどうか研究事例が見当たらないので並行して両者をやってみるほかないでしょう。

また養液濃度と成長についてもレポートがありましたが具体的なEC値の設定値の表示はありません。あてずっぽうですが大塚ハウスのA処方なら規定の3分の1位の使用でよいのでないかと思っています。その場合ならEC値は0.5~0.8位ではないでしょうか。ただインターネットの記事には化学肥料では根腐れを起しやすく数年にわたって栽培することが難しい旨書かれている記事もありましたがこれとてどちらかというと露地栽培での経験値であって水耕栽培の場合のデーターでないので数年かけてやってみないとわからないという状況に変わりはありません。
           
    ●養液は酸性を好むとあるので研究機関の設定値は5.5~6.0なのでそのあたりで設定
    ●照射時間について光源と照度により異なりますが露地栽培を参考に検討する必要があります。
    ●根腐れ防止策についての研究レポートもありませんのでとりあえず雑菌混入を防止し根腐れ病対策としてオクトクロスを使用
    
栽培方法としては高麗人参も根菜類の水耕栽培ですから根部の成長を促進させるような方法でなければいけないのですがこの点がなかなか難しいようです。大根や蕪のような成長速度の速いものは数か月で結果がでますので適格な対応の仕方を模索することも簡単にできますが高麗人参の場合は数年をかけて根部を成長させていくわけですから余りにも時間を要するのでこれまでにも決定的な栽培方法の研究がされてこなかったのかと思います。とりあえずいろいろな研究機関が行ってきた栽培方法や人参水耕栽培などの例を参考にしながらトライしてみようと思います。方法としては
    ●噴霧水耕   葉を育てるにはこの方法がいいと思うがパネルにつるす方法で根がうまく成長するかどうか研究事例なし。
    ●液面上下水耕 パネルにつるすよりも固形培地*をいれた筒を立ててその中で根部を育てる方が良いとの研究事例有り。
    ●養液滴下式  これも固形培地*を使用しその中で根部を育てる方法(通常の人参を育てる方法)通常の人参などの場合は
            底面吸収を併用させると良いようですが高麗人参の場合は加湿にならないか。
    ●吸水式    これも人参栽培方法の一つで吸水シートで養液を吸い上げながら成長させる方法



根菜類の場合はあくまでも葉で光合成されたでんぷん質を貯蔵する機関が根部ですから基本的には葉を成長させないと根も成長しないと思うのですが高麗人参の場合は葉の生育が特殊なため通常の根菜類とはその成長プロセスが若干異なるのかもしれませんので詳しく知りたいですが「高麗人参の葉の成長と根の成長との相関関係」についてのレポートは見当たりません。また光合成を促進させるうえで炭酸ガスが重要ですが炭酸ガス濃度と生育状況などの研究レポートも今のところ手元にございません。少ない葉面積・弱い光の中でどのように光合成を促進させ根部の成長を促進させるか、この点が高麗人参栽培のもっとも難しい問題だけに研究レポートがあれば助かります。
    *固形培地としては①パーライト100%、②パーライト:バーミュライト=2:1
     また養液滴下式の場合は保肥力・保水力に優れた人工培土「ベルデナイト」などの使用も考えております。

試験栽培できる苗の数が増えれば以上の方法について再度掘り下げてトライしてみようと考えております。
そして高麗ニンジンの植物工場での栽培で目指すべきポイントは
    ①栽培期間が数年であることから安定した栽培環境の構築
    ②環境制御により年間二毛作を実現し栽培期間の短縮を図る
ことに尽きるのではないかと思っています。
そのためにはどうすべきか、ということが素人なりに考えてテーマのように思えます。

<本日の様子>
5月13日 本日の様子ですが事務所に設置している窓際栽培棚の様子です。最初からの栽培棚の苗は5本は順調で葉の様子はもっとも元気そうです。ガラス越しの太陽光が最も適した明るさなのかもしれません。しかも照射時間はわずか2時間ほどです。ただ発芽していない2本はやはりいまだ発芽していません。7日に設置した栽培床からも今のところ発芽なしです。


室内栽培の方は従来の蛍光灯使用・噴霧式は順調に育っています。大きいのは12㎝位になっていますがこれも残っている2本は発芽成長していません。また葉の元気さや艶では事務所の窓越し栽培には負けています。
 

屋上から移したLEDで育てているベランダストッカーはうまくいかぬ時は不運が続くもので今日夕方見てみると水中ポンプが止まっていました。これはプロペラとシャフトの接着が外れていたためで早速予備部品に交換しました。
 

水面上下式は株数が少ないのですがあまり変化がありません。


<LEDに変更>
5月9日 屋上から室内に移した噴霧式のベランダストッカーの照明を蛍光灯からLEDに変更する。照度は2000~2300LXで蛍光灯とほぼ同じです。もう一方の蛍光灯照射との比較のためです。ただ24株中元気のない苗もかなりありますので良い選択かどうかはわかりません。
2台の噴霧式ベランダストッカーの様子です。
 

<窓際栽培を1台増設>
5月9日 吸水シートに挟んで養液を滴下させる方式での栽培は割とうまくいっているようなので瀕死の状態の苗を9本新たに設置した栽培ベッドに移しました。何本かでも発芽してくれればありがたいです。
 

<本日の様子>
5月7日 窓辺で育てている高麗人参の様子です。苗に問題があったのか7本の内2本は未だに発芽していません。
 

屋上で育てていた苗は噴霧装置のエスロンパイプが外れてうまく養液が噴霧されなかったためか3分の1ほどの苗が瀕死の重傷です。これは全く私の不注意が原因です。それに遮光ネットをかけているとはいえ強い太陽光が追い打ちをかけたようです。遅きに失するといけないのでとりあえず室内に移して蛍光灯照射で育てることにしました。
 

最初から室内の蛍光灯で育てていた苗は概ねよく育っていますが2本だけは大きくなっていません。
 

LEDで育てている苗は水面上下式ですが給水量が少なく十分養液に浸っていなかったようなので昨日タイマーの時間設定を変更し十分養液に浸せるようにしました。よさそうな苗は数本屋上から移したベランダストッカーに移し、屋上の弱っている苗をこちらに移して入れ替えを行いましたので今育てている苗は残念ながら状態はよくありません。


<参考になるブログ発見>
5月2日 高麗人参水耕栽培で検索すると「植物工場・水耕栽培をつくろう」(http://blog.livedoor.jp/kundori1/tag/植物工場)というブログを発見。高麗人参を水耕栽培で育てられています。しかも私より10日ほど先行しているので生育状況を見るのにも大変参考になります。
まずEC値について0.5~1.0設定。高いと裂根の原因になると書かれていたので早速調整しました。

<本日の様子>
5月1日 苗をいただいて1週間が経過しましたがそれぞれの栽培ベッドでの高麗人参の様子です。いただきた苗に個体差がありますので現状はあまり栽培方法によって影響されているとは思えませんがそれでもかなり生長の違いが出ています。
まず屋上の苗の様子です。18株の内5株から新芽が出ていませんでしたがこれはノズルからの噴射水が届いていないことによるかもしれません。
 

次は窓際に置いた吸水シートで挟んだ苗の様子です。太陽光が差し込まない状態で照度は3000LXほどありますから照度的には問題なさそうです。7株中2株から新芽がでていません。


LED照明を使った室内栽培の液面上下式の苗の様子です。未発芽株数は30株中13株。これはすべて給水されているので苗自身に問題があったのかもしれません。
 

蛍光灯を使った噴霧式で育てている苗が全体的に一番よく育っている感じです。未発芽は24株中1株だけです。一番大きな苗は葉の高さが6㎝になっています(根の先端から葉の高さまで)。葉は2枚ですのですべて2年生の高麗人参ということでしょうか。
 
10日後の状況を見て蛍光灯の方が格段に優れておればLEDも蛍光灯に変更してみようと思います。


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屋上菜園41 (H25.4.30~5.9)

2013年05月09日 | 屋外水耕栽培
<ソラマメに黒くなるほどアブラムシ>
5月9日 ソラマメに黒い塊があるので何かと覗くとアブラムシの大軍です。殺虫剤を散布した後ホースで洗い落としましたが簡単に落とせるような数ではありません。根よく駆除していくほかありません。


<トマト・ナスの遮光ネットを外す>
5月9日 トマト・ナスの遮光ネットをは取り除き支柱を取り付ける。トマトは定植板に4から5株を想定していますので今後かなり間引く必要がありそうです。種からですが3種ともしっかり育ってきています。
 

<その後もイチゴが>
5月9日 結実しているイチゴがようやく赤くなり始めました。今朝も2個収穫。朝食にイチゴをデザートとして5個ほどいただいておりますがデザートで食べれるほど収穫できるようになるにはまだ3.4年はかかりそうです。結構イチゴ栽培は難しそうです。
 

<ミックスレタス収穫>
5月8日 ミックスレタスもかなり大きくなってきたので本日初収獲。
 

<ほうれん草も活きが違う>
5月8日 ミックスレタスと一緒に育てているほうれん草も室内栽培に比べ同じ品種(オーライ)ですが葉の幅が広く厚みもありしっかり育っています。この辺が太陽光の偉力です。右は室内栽培のオーライ。
 

■番外 庭の芍薬とシャクナゲ
5月8日 庭の芍薬とシャクナゲです。
 

<セロリをいただく>
5月7日 先日収穫したセロリは太いのはスティックで、細いのはイカと一緒に塩と胡椒であっさりと炒めていただきました。
 

<トマトにも支柱が必要です>
5月6日 トマトも順調に育っています。わき目を取り除きましたがそろそろ支柱が必要です。


<インゲンも蔓を伸ばし始めました>
5月6日 インゲンが蔓を伸ばし始めました。


<そらまめに花が>
5月6日 ソラマメに花が咲いてきています。そろそろ支柱が必要です。


<枝豆は順調に育っています>
5月6日 枝豆はすべて順調に育っています。


<やっとイチゴが一つできました>
5月6日 今朝屋上に上がってイチゴの苗を見ると中に1個赤くなったイチゴができていました。まだ赤色になっていないですがそこそこの大きさのイチゴがかなりできています。
 

◎今週のアクセス数 4月28日~5月4日 IP数1321 PV数2653

<Dr.カロチンを定植>
5月4日 育苗中のDR.カロチン60株ほどをドリップ式プランターとベランダストッカーに定植する。
 

<人参用にドリップ式水耕栽培ベッドを作る>
5月2日 DR.カロチンを定植するのにドリップ式の栽培ベッドを作りました。パーライトを入れたプランターの上に穴をあけたエアホースを載せて養液を滴下できるようにしています。6連のウオーターファームの簡易版といったところです。苗がもう少し大きくなってから移植したいと思います。
 

<玉レタス・セロリを収穫>
5月1日 玉レタス2株とセロリー1株を収穫。やはり太陽光は偉大です。玉レタスにはチップバーンもありませんし重さも400gを超えてしっかりと育っています。残ったセロリは硬くなるので黒色の布を巻きつけておきました
 


<オクトクロスを発注>
5月1日 屋外で育てる夏物野菜の根腐れ病対策にはどうしてもオクトクロスが欠かせないので高価ですが発注する。特に「きゅうり」や「かぼちゃ」など保冷箱に養液を入れエアストンで空気を送るだけのいやゆる「ぶくぶく栽培」の場合には絶対必要です。またトロ舟栽培の場合も滅菌殺菌用農薬として不可欠です。

<屋上菜園の様子>
5月1日 今朝の様子です。水耕ベッドを新設したので屋上にスペース的な余裕がなくなってしまいました。現在設置している栽培ベッドは保冷箱が34個(絹サヤゴーヤ用4台・きゅうり用8台・インゲン4台・ソラマメ4台・かぼちゃスイカ用8台・さつまいも用6台)、トロ舟は全部で46台、内訳は6台つなぎが3連(トマト用・ナス用・ピーマンしし唐オクラ用)、4台つなぎが6連(白菜キャベツ用2台・枝豆1台・レタスその他3台)、2台つなぎが2連(イチゴ・人参)です。これ以外にベランダストッカー2台(人参用)、人工培土ベルデナイト用プランター7個(じゃがいも用)、発泡水耕ベッド10台(ほうれん草・ミックスレタスなど)となっています。大根用のジャンボトロ舟2台は使う予定はありません。


4月30日 連休中に夏物の植え付けを完了したいのですがまだ2,3残っています。これは春物野菜の栽培が遅れたために未だにかなりの場所を取れれているので夏物の定植ができないことも一因です。
本日現在の屋上の様子です。

レタス・セロリー・ミニ白菜(タイニーシュシュ)・ブロッコリーの様子
 
 
白菜・キャベツは果たしてうまく結球してくれるでしょうか?
 

遅ればせながら「じゃがいも」もようやく発芽してきています。


イチゴは相変わらずです。


トロ舟4台に植え付けた枝豆。花火見物の際にビールのあてに使えるほどできればいいのですが。
 

ピーマンとしし唐。昨年はうまく育たなかったので今年は順調に育ってほしいと願っています。
 

かぼちゃの雪化粧・栗坊とソラマメ・インゲン。サカタから届いたかぼちゃの苗3種も保冷箱を購入して定植する。
  
 

定番のトマト・ナス・きゅうり・オクラ。トマトはミニトマト・中トマト・大玉トマトの3種です。種から育苗していたきゅうりは予想通りかなりの量が枯れてしまいました。やむなく再度種を買ってきて種まきしました。オクラも発芽状態が良くないのでこれも残った種を再度播いておきました。
 
 


サツマイモは鳴門金時の苗を8株購入し定植しています。


新しく設置した栽培ベッドでは主としてほうれん草・ミックスレタスを育苗中です。
 

その他夏物の葉物野菜としてケール・チシャ・モロヘイヤ・チンゲン菜・中国野菜ヒュナなどを育てています。また中国野菜の「エンサイ」も現在種まきをしています。
 


ゴーヤとスイカの苗は「サカタ」に発注しています。ゴーヤは絹サヤの後に植え付ける予定ですがスイカの植える場所がないので入荷までに新しく保冷箱やエアストンを準備して置く必要があります。
スイカやかぼちゃは7月中に収穫できるように育てないと8月3日の淀川花火大会のテーブル設置場所がなくなってしまいます。

<参考>昨年は夏物がやや不作でしたが一昨年はほぼ順調に育っておりましたがその時の栽培結果は次のようでしたが栽培品種については本年もほぼ同じです。
●なすび      数量・味・形ともまずます。切り落とし後は枯れるなすびが数本あり(根腐れ病)  
●きゅうり    「黒さんご」も「フリーダム」ともに収穫良好。問題なし
●ミニトマト    すでに記載の通り皮が厚く硬い。市販レベルに至らず
●オクラ      やや作りすぎましたが内容に問題なし
●しし唐      本年は成功。数・味・形とも良好    
●ピーマン     本年は成功。40g以上で味・形問題なし 
●レタス・チシャ  夏場屋上は条件としてよくない。すべて徒長気味
●モロヘイヤ    収穫が遅れたため伸びすぎ。木の香りがすると家内から苦情
●ケール      計画的栽培が必要。7月以降は暑さのためか成長が良くない
●ミニかぼちゃ   愛娘は良好であったがネットに這わした栗坊は収穫少なく失敗
●チンゲン菜    最初は良かったが7月に入り暑さに弱いか成長がよくない
●青ジソ      これも作りすぎて収穫前に伸びすぎている
●サツマイモ    10株購入して5株しか育たなかった。原因は青藻?。対策が必要。
●コリアンダー   発芽率が悪いので思ったほどの株数でないがまずまず
●小玉スイカ    初めての挑戦。15個実ったが5個が鳥被害に。もう少し大きく育てる努力が必要
●インゲン     昨年の四角豆に代えてインゲンを栽培するも大成功
●ゴーヤ      水耕栽培でのゴーヤは成功するもネットが低すぎました


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