水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

屋上菜園10 (H22.8.25~10.5)

2010年09月28日 | 屋外水耕栽培
●屋上は秋モード
10月5日 本日の屋上菜園の状態です。かぶら・大根・白菜の秋冬野菜が中心です。トロ舟の中はチンゲン菜・小松菜・白菜・レタスです。新たに4連のトロ舟を作りネットを張って白菜およびミズナを育てたいと思っています。さつまいもの後10日ほどで収穫したいと思っています。
 
 

●ミニトマトが少しできる
9月27日 ミニトマト「千果」が少し赤くなってきたので数個散水時につまみ食いしました。すっかり秋らしくなって温度も下がってきましたので心配をしていましたがわずかですが今後しばらくは収穫できそうです。28日少しですが収穫しました。
 

●防虫ネットを万全に
9月26日 トロ舟の接続部分にビニールテープを貼り、トロ舟周囲から虫が侵入しないようにネットの張替えを行う。従来は虫が入ると結果的には虫かご状態になって虫の繁殖を許していたので何よりも虫を侵入させない。進入した虫は駆除するということで防虫対策を万全にしたいと思います。早速白菜専用にして20株ほどをトロ舟に移植する。これで青虫の発生を抑えることができればうれしいのですが。

●きゅうり・ミニかぼちゃ撤去
9月20日 屋上に残っていたきゅうりとミニかぼちゃを撤去。夏物の野菜類はほとんどなくなりいよいよ秋冬の菜園に移って行きます。残っているのはピーマンと二毛作目のミニトマトのみです。


●またもレタスが青虫に食い荒らされる
9月20日 またもレタスに黒い糞が点在するかと思ったら完全に食い荒らされています。やむを得ず全量撤去廃棄する。これで2度目である。もう一度トロ舟全体をやり直し幼虫を完全に駆除しておかないと同じことの二の前になりかねない。

●白菜を定植する
9月16日 育苗していた白菜を発泡容器に定植しました。

●ミニトマト「千果」は実るか
定植したミニトマト6本は少し大きくなり実もつけていますが食べれるほどおおきくなってくれるでしょうか。ここ数日急に秋らしくなってきましたので疑問です。


●なすび最後の収穫
9月10日 残っていた最後の1本も本日撤去し今年最後のなすびの収穫を行う。少し小さいが素揚げにしていただくことに。ピーマンも4本残っていますがほぼ終わりかけています。きゅうりはほぼ毎日4,5本収穫できています。ミニかぼちゃはまだ10個位収穫可能です。屋上菜園も秋冬野菜に向けて衣更えというところです。


●レタスも元気に
9月10日 少し日差しも和らいだのか日よけの効果がでてきたのかレタスも少し元気になってきました。
 

●さつまいもは育っています
今年は早くから日向土を入れたプランターを用意しましたのでその中にさつまいもが育ってきています。保冷箱の中はそれほど多くのさつまいもはありません。調べてみると培養液につかっているとイモ類は成長しないそうです。今年はしっかりと水の補給をしたのであまり保冷箱の中では成長していないようです。写真は苗4本での葉の広がりです。
 

●白菜定植の準備
播種していた昨年育てた白菜「金将二号」が発芽してきたのでこれを育苗床に移し大きくなるのを待つことにします。その間に屋上の保冷箱を整理して定植できる準備をします。しし唐やなすびを植えていた保冷箱を含め15個ほどが準備できます。白菜も今年はこれ以外に「晴黄85」と「きらぼし65」など3種類ほど種を購入しているのでこれらも少しずつ植えてみようと思います。写真は育苗中の白菜です。


●レッドリーフレタスに青虫発生
9月6日 レタスに青虫が発生しかなり葉を食い荒らされています。昨日黒い糞を発見したので隣のレタスは洗って青虫を駆除したつもりでしたが一日で隣のレッドリーフレタスにも移って繁殖していました。完全駆除をしないと被害は拡大するのみです。要注意です。


●なすびを撤去
9月4日 切り戻し後のなすびもかなり収穫がありましたがここ数日は虫付や奇形や色白なすびなどが増えてきたのでそろそろ見切り時とおもい今朝撤去しました。なすびの後には白菜を植える予定です。
 

●ゴミ袋で日よけ
9月3日 レタス類はあまりの猛暑で少しへたり気味で色も白っぽくなっています。少し遅すぎたのですが黒のゴミ袋を使って日よけを作り防虫ネットを覆うようにしました。通風性に支障はきたさないのでこれで少しでもレタスが元気になってくれればいいのですが。
 

●ミニトマト「千果」を定植
9月2日 ミニトマトの千果6本を保冷箱に定植しました。この時期から果たして実がなるのか自信はありません。


●オクラ・モロヘイヤも撤去
9月1日 モロヘイヤは昨日夕方、オクラは本日早朝撤去しました。どちらも根がトロ舟一杯に広がって四角に密生しています。このために水が循環しにくくなっていました。どちらも収穫量が多かったのでねばねば野菜をしっかりいただくことができました。来年は長い間収穫し続けるためにも少し時期をずらしながら定植する必要があります。
 

●秋冬物野菜の種
8月31日 タキイシードに注文していた秋冬物野菜の種が届く。昨年の残りもあわせると相当な数と種類になりますが取捨選択しながら主として白菜・人参・かぶら・大根・春菊・レタス・小松菜・大阪シロ菜・ケール・チンゲン菜・プロコリー・ミズナ・絹サヤエンドウ・グリーンピースなどを栽培したいと思います。
 

●ミニかぼちゃ「栗坊」熟成中
8月31日 いままで採取した17個のミニかぼちゃは自宅で熟成中です。すこし収穫するのが早すぎたものも多く大きさにむらがありますが未収穫も含めると全部で30個以上は収穫できそうです。



●四角豆を撤去
8月29日 四角豆は葉が良く茂った割にはあまり実らなかったので本日撤去しました。四角豆を撤去することでミニかぼちゃやきゅうりの日当たりが良くなる。ミニトマトは6本育てているが保冷箱に移すべきか迷っています。今からでは遅すぎないかと思うため。
 

●オクトクロスと根腐病
8月26日 四角豆は発泡保冷容器3個を使って栽培していますが今月初めに真中の容器に根腐病が発生し根が黒くなってくさい臭いがしていたので溶液を入れ替えてオクトクロスを入れておいたところ完全に滅菌できて養液もきれいになっておりましたが左隣の容器が数日前から異様な臭いがしており気づかぬまに完全に感染しておりました。今朝四角豆を撤去し容器を洗うと容器の中までが真っ黒の状態でした。そして右隣の容器の根も1本だけ黒くなりかけています。これも感染しているようです。病気が見つかれば完全に撤去するか完全に滅菌しておかないと何時どこに広がるか分かりませんので病害対策は完全にする必要があることを痛感しました。
   
  ■完全に滅菌できて根もきれいになっている                 

  
  ■右隣の容器では端の根が黒くなりかけ臭いも発生している

●夏物野菜の状態と秋冬野菜の準備
8月25日 現在屋上で栽培している夏物野菜について秋冬物を栽培する準備もあるので対応を考えておく必要がありますが今の所、
  
  ■なすび   切り戻し後の収穫が始まった所なので9月中旬まで現状維持

   
  ■しし唐・ピーマン   まだ古い株からも収穫できるのですがそろそろでしょうか。
  
   
  
  ■四角豆   本日大きな豆を5個収穫しましたが他に実っていない。よく茂った割には実の少ない年でした。そろそろ見切る時期にきているのか。

  
  ■きゅうり   新しいきゅうりで毎日収穫できていますので古い7本は撤去しました
  
  
  ■ミニトマト  24日に撤去済、新しく育てている「千果」を発泡容器に定植するか思案中、少し時期的に遅いのでないかと心配しています。
  
  
  ■オクラ    収穫も減り形も悪くなってきたのでそろそろ見切る時期に来ているようです。
  
  
  ■ミニかぼちゃ  旺盛に育っています。まだ20数個実っています。
  
  
  ■モロヘイヤ 採っても採ってもすぐに生えてきますので当分収穫できそうです。
  
   
  
  ■さつまいも 10月末の収穫まで現状のまま


夏野菜の終わった所から順次秋冬野菜を栽培していきたいと考えております。葉菜類としては昨年同様、レタス・小松菜・春菊・チンゲン菜・ホウレンソウ・ミズナなどでこれらはトロ舟で栽培し、後は冬の定番といえる白菜・大根・かぶら・人参などを発泡容器で水耕栽培したいと考えております。白菜は昨年それなりに収穫できましたので成功したとはいえませんので昨年よりは進歩させたいと思います。また大根・かぶらは水耕栽培には成功していませんので何とか今年はうまく育てたいと思っております。後は冬から春にかけて絹サヤエンドウやソラマメなども栽培したいと考えておりますが基本的には12月末までで1月以降は屋上菜園を中断し室内水耕栽培に切り替える予定です。

有機肥料による養液栽培(H22.9.1~)

2010年09月17日 | 有機水耕栽培
■はじめに
有機肥料による養液栽培技術は「野菜茶業研究所」で開発され2006年1月に報道発表されて以来すでにいろいろな分野で利用されているようですがこの手法を使って室内水耕栽培ができないか試してみたいと思います。ただ使用されているコーンスティーブリカーCSLは入手できないし鰹煮汁もないので市販の有機肥料を使ってトライしてみたいとおもいます。
使用した有機肥料は日本バイオ肥料の「キング豊穣」ですがこれでうまくいかなかったら油粕か骨粉を使用してみます。
日本養液栽培研究会のレポートなどを読んでみるとなかなか簡単には水作りはできないようですが有機栽培の手法として興味があるので根気よくやってみることにします。

■手法
説明によると最初に植菌として土壌を1㍑あたり5g投入、エアポンプで酸素を送りながら
その後毎日有機肥料を1㍑当り1g、14日間投入すると有機肥料が発酵して次からは投入した有機肥料を速やかに分解する微生物生態系が完成するのでそこに作物を定植して育てるということです。

■水作りにトライ
8月31日 トロ舟にゴーヤのプランターから土壌を採取して250g投入する。
その後有機肥料を50g投入しエアポンプで空気を投入しています。2週間毎日50gずつ投入しますが説明どおりにうまく発酵してくれるといいのですが。


9月7日 昨日からヘドロの臭いが発生、分解しきれず腐敗する物質があるためだろう。今朝すべてを廃棄洗いなおす。もう一度最初からやり直すことにしましたが今度はYouTubeの「初心者向け 有機養液栽培」を参考にさせてもらって光を遮蔽して有機肥料も1回限りの投入にして14日かけて分解するのを待つことにします。これで駄目ならYou Tube通りに鰹の煮汁を購入して同じやり方でやり直すことにします。


■水作り手法2
You Tubeの「初心者向け 有機養液栽培」を参考にさせていただくと水作りがかなり簡単なように思えます。植菌には培養土を使用しこれを50g袋に入れてから15㍑プランターに沈め、その中に20ccの鰹煮汁を1度だけ入れてエアーポンプで空気を送りながら光を遮蔽して2週間かけて分解するのを待つという方法です。これでうまくいくようです。

■最初からやり直し 生ゴミで水耕栽培
9月17日 有機肥料による水耕栽培ではわざわざ有機肥料を購入して行うのでは意味がないように思えます。都会で水耕栽培をやりはじめたのも畑がない所でどうやって野菜作りをするかがスタートだったわけですから今回の有機水耕も家庭で発生する生ゴミを使って有機肥料を作りこの肥料を使って水耕栽培ができるか試してみるということでなければ一貫性がないように思えるので再度一からやり直すことにします。

■まず生ゴミから有機肥料
いままでやったことが無いのですがまず我が家の生ゴミから有機肥料を作ることにトライしてみたいと思います。手っ取り早くタキイのカタログに掲載されているEMサポートを購入しこれを使ってぼかし肥料作りに取り組んでみます。
9月27日 注文していた生ゴミ処理容器「EMサポート」と生ゴミ処理剤「コーンスマイル」が入荷したので早速我が家で生ゴミでの肥料作りにトライしてみます。
10月15日 28日から台所で発生する生ゴミをその都度家内が入れてくれておりましたがようやく容器の下に液体がたまり始めました。この液体が有機肥料ですのでこれを使って実験に入りたいと思います。



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ティラピア養殖と有機水耕栽培1(H22.8.3~9.15)

2010年09月15日 | 有機水耕栽培
●はじめに
インターネットで水耕栽培を調べているとアメリカでOrganic hydroponic systems という名称でNelson and Pade, Inc.という会社が有機水耕栽培装置を販売しているのを発見。(参照 http://www.organichydroponicsystems.com/) このシステムは魚の糞をバクテリアの作用で有機肥料に変換して野菜を水耕栽培で育てるという栽培方法で同時に魚の養殖も行う一石二鳥を狙ったシステムです。これは大変ユニークな方法のようですがわが国でも鮒を水田に放流してお米の有機栽培を行っている事例もあり共に安全安心な食物の育てる有機栽培法として注目に値すると思います。そこでこの手法を拝借してレタス栽培ができないかトライしてみたいと思います。魚についてはNelson & Pade社の写真から判断してテラピラのようなのでインターネットで調べると熊本の業者が販売しているのを発見。30匹ほど稚魚を分けてもらって飼育することにしました。
   
Melson & Pade社のデモキットとファミリーキット

◆デモキットは100㍑水槽が4台と120×180cmの水耕栽培床で構成、ファミリーキットは400㍑水槽4台と120×180cm水耕栽培床5台で構成され春から秋までの1年でデモキットで魚が50kg、キャベツのような大型レタスが600株、ファミリーキットで魚220kg、レタス2600株収穫可能とのこと。
 

●写真と説明から判断して下図のような構造かと思います。養魚水槽が4台とバクテリア分解槽およびガス抜きタンクと栽培床から構成されているようです。糞やえさの食べ残しは養魚水槽のドレン部分でフィルターを通して回収しているようです。ガス抜きは完全に分解し切れなかったアンモニアガスを空中に放出するためのものなのか、またその構造はどうなっているのか良く分かりません。


●装置の製作
Nelson & Pade社の商品構成から判断して養魚水槽の容量と水耕栽培槽の容量がほぼ等しいということですが飼育魚数が記載されている収穫量から判明してデモキットで4,50匹のようなのでとりあえず180㍑の養魚水槽を購入してテラピア20匹を購入して飼育しようと思いましたが現在17匹とのことなのでこれを購入し取り掛かることにしました。後の装置としては60リットルトロ舟2台をレタス栽培用に使用します。有機物分解槽は適当な容器にフィルターを入れバクテリアも使って分解するようにします。

今年は初めてなので室内水耕で取り組んでみます。魚の量も様子を見ながら増減させていきます。来年は水温が20℃以上に上がる5月から11月の間に屋上で行う予定ですがそのためにも今年は夏から秋にかけての時期ですがテラピアの糞がうまく分解されてレタスの肥料として機能するか、レタスがうまく栽培できるかにポイントをおいて実験したいとおもいます。テラピアは20度以上の水温が必要なようですので冬場は熱帯魚用のヒーターで水温を管理することになります。

■問題点 ただインターネットを見た中で最も重要な点であると思うのですが装置の中のフィルタータンクの詳細が分からないことです。ろ過・無機化・ガス抜きを行うタンクがどのようになっているのかということですがこの装置が正にこのシステムの心臓部であるわけですからこれが分からないとうまくいかないことになります。
The individual filter tanks (clarifier, mineralization and degassing) demonstrate all of the scientific principles of aquaponics, make operation easier and increase productivity.

フィルターは備品にフィルタースクリーンとあるのでろ過フィルターを使っているのですがどのようなフィルターなのかは分かりません。次の無機化はバクテリアによる糞の分解(無機化)を意味しているのでしょう。ガス抜きdegassingタンクはどういうことでしょうか。その構造も良く分かりません。また魚が大きく育ちますので大量に放出される糞尿をどのように効率よく分解しているのかが不明です。バクテリアを使ったろ過フィルターで簡単に即効的に大量に分解することはなかなか難しいと思うのですが。考えられることは有機肥料による養液栽培技術を開発された野菜茶業研究所の解説にあるような「投入した有機物を速やかに分解する微生物生態系」といえる分解タンクを作っているのでしょうか。
この辺はトライしながら検証するしかありません。


●飼育の開始
8月4日 装置完成 水はり、カルキ抜きを行う
8月6日 テラピア17匹が入荷しましたが3cm~5cmとかなり小さいのでもう20匹位は放流しないと糞の量が足りないのでは。

 
 

8月12日 テラピアの状態です。まだ体長が3~5cm位ですので金魚のえさを与えてまず大きくすることです。食欲が旺盛なので成長も早いことでしょう。


8月17日 追加注文したテラピアが10匹入荷。早速水槽に入れるが前回のテラピアが如何に大きくなったかが一目瞭然。食欲がすごいので大きくなっても当然ですが。
EC値を測定するとまだ0.4である。これではまだ肥料不足なのでせめて0.8になってからレタスを植えつけようと思います。それまではしっかりえさをやって魚を大きくします。

8月23日 テラピアも飼育後2週間ほどになりかなり大きくなってきていますがまだ糞の量も少ない。この状態ではまだ糞は分解できていませんので肥料としては役立ちませんがとりあえず栽培床にチシャを20株ほど定植しました。
 

●装置の問題点と改善
8月26日 かなりの糞がたまってきたのでそろそろバクテリアを入れて効率よく分解させるフィルターが必要です。いいフィルターが無いか近くの熱帯魚屋さんに相談。水槽はベアなので大型のエーハイムのフィルターが要るだろうとのことですが購入するとかなり高価なようなのでそれなりのフィルターを自作することにしました。溶液も糞でかなりにごってきたので急がないと魚が死んでしまう可能性があります。

8月29日 バクテリア分解槽とガス抜き槽を自作して設置。ガス抜き槽の詳細は分からないので水中ポンプを置いて溶液吸い上げ装置とした。いずれも45㍑のゴミ箱を使用。フィルターとしてはセラミック・活性炭・ろ過粗めマット・ろ過マット白の4層で構成。水を入れ替え、バクテリアとして熱帯魚屋さんお勧めの「バイオスコール」を使用。これでうまく無機化してくれると思うのですが。養魚槽にたまる糞は定期的に網で掬い取ることにします。また対照実験として化成肥料を使っての栽培も行ってみたいと思います。装置としては下図のようになりました。養魚槽と分解槽は25mmのエスロンでつないでいるのですが水中ポンプの吸い上げに追いつかないので念のためにホースでサイフォンを作り差し込んでいます。昨日からの水の入れ替えや水中ポンプの吸い上げ量が大きすぎて養魚槽がオーバーフローして魚が外に飛び出すなどが原因で残念ながら魚が5匹ほど死にました。

 
 

8月31日 ガス抜きとフィルターが良く分からないので再度装置の解説を確認するとフィルタータンクは栽培床からの根やその他の固形物が養魚槽に流れ込まないようにするろ過装置のようです。また特別なバクテリアフィルターは要らないとも書かれています。栽培床から流れ出た溶液は最下部に取りつけた下水sumpタンクに落ちそこから水中ポンプで養魚槽へ送り出すシステムになっているようです。説明文は次の通りです。
Filter tanks
Removing the solids in raft culture allows a grower to stock the fish tanks more densely, resulting in higher production of both fish and vegetables.
Solids capture is one of the most important processes in a raft aquaponic system. If solids are not effectively removed, you will have problems with waste build-up which will cause toxicities in the water, the plumbing will become clogged with waste and the plant roots will become coated with fine solids, which reduces the plant’s ability to uptake the nutrients.

The filtration components in raft aquaponics prevent these problems and a complete system clean-out is not required in raft aquaponics. In fact, it is discouraged because it reduces the population of beneficial bacteria and disrupts the planting cycle.

One of the most critical factors in designing a clarifier for your system is the size and required rate of water flow. The flow rate has to be fast enough to meet circulation requirements of the system and yet slow enough to allow the solids to settle out.

A bio-filter is simply a place for the beneficial bacteria to colonize. These bacteria convert ammonia to nitrite and nitrite to nitrate. In raft aquaponic systems, a separate bio-filter is not usually used because the rafts, tank walls and all other surfaces in the system provide sufficient area for the bacteria.

Degassing Tank
A degassing tank is a tank which allows the release of gasses into the air.

pH Adjustment Tank
In any aquaponic system, it is sometimes necessary to adjust the pH of the water. This needs to be done slowly so the fish or plants are not shocked by a rapid change in pH. In lager systems, there is usually a separate tank where the base or acid is added in small amounts, slowly diluted and then enters the system water stream.
In smaller systems, one of the other tanks, such as the degassing tanks or the raft tanks, can be used for pH adjustment as long as accommodations are made for the slow addition of pH changing additives.

Water Pump(s) and Sump
A water pump is used to continually move the water throughout the system. In many systems, there is also a sump tank. This is the lowest point in the system. The water gravity-flows into the sump from the raft tanks. The water pump, located in or adjacent to the sump, pumps the water into the fish tanks and throughout the rest of the system. The size of the pump you use will be directly related to the size of your system.

この説明に従うと装置は次の図のようになるようです。魚の糞も養魚タンクのドレンから分解タンクに落としてそこで分解しているようです。ろ過フィルターでは魚に被害が出ないようにフィルターで浄化した後養魚タンクに送っています。次回製作時の参考にさせていただきます。


9月3日 レタスの発育状態ですが本日段階では両者に差は無いようです。
 

9月7日 やはり差が出てきました。化成肥料で育てているレタスは大きく色も濃くなってきています。
 

写真では良く分かりませんがテラピアもかなり大きくなり相変わらず食欲旺盛です。


9月9日 バクテリアの繁殖状態が良くないようなので近所の熱帯魚屋さんに相談する。まだろ過剤がきれい過ぎて十分にバクテリアによる分解が進んでいないとのこと。原因は分解槽内部でろ過剤が詰まっていないので溶液がすきまを素通りしているためとのこと。セラミック・活性炭・ろ過綿2種をきっちりと積み重ねるようにしなおす。これで1週間ほど様子を見ることに。
野菜の発育が良くないので液体肥料を少し足しても魚に影響がないかどうか尋ねると養魚槽にコケが生えないようであれば問題ないとのことなのでEC値が現在0.3なので0.6になるまで少し液体肥料を加え、魚の様子を見ることにする。
 

9月15日 完全に生育状況に差が出てきました。やはり魚の糞の量が少ないこと、完全に分解されていないことなどが原因でしょう。少し肥料を入れてこの状態ですからまだまだ無理ということです。
 

ごーやの成長 (H22.4.24~9.12)

2010年09月12日 | ゴーヤ
●撤去
9月12日 ゴーヤの撤去を行う。今年は不作で大きなゴーヤが取れなかった。来年は水耕栽培で育てることにします。プランターの場合は後の土処理も大変です。最後の収穫は小さなゴーヤばかりです。
 

●そろそろ終わりか
9月10日 9月に入ってからも毎日の猛暑でゴーヤはあまり大きく生長しない。今年はこの状態で終わってしまいそうです。先日の台風9号の影響でネットを張っていたロープが切れてネットがだらしなく垂れ下がった状態になっています。少し早いのですが次の日曜日にでも撤去しようかと考えております。


8月30日 本日の状態です。朝夕ともにしっかり水をやっていますので元気でゴーヤも良く実っていますが今ひとつ大きくなっていないのと熟れるのが早すぎる感じです。


●しっかり実ってきました
8月25日 ここ数日しっかりと実ったゴーヤが収穫できるようになりました。やはり水不足が原因だったのでしょうか。
 

●「苗からゴーヤ」を撤去
8月21日 今年は猛暑のせいかあるいは水不足が原因なのか大きなゴーヤの実を収穫することができませんでした。あきらめて苗からゴーヤを撤去しました。種からゴーヤの方はかなり実っていますが大きさに難ありでしたがここ数日しっかり水を遣っている効果か実はしっかりしてきましたので本日数本収穫しました。
 



●水をたっぷり
8月18日 連日の猛暑でへたり気味、毎日夕方1時間半の水遣りは大変ですが水不足でゴーヤの成長が芳しくないのでないかと思い朝夕しっかりと水遣りをしています。
  

●暑すぎるのか
8月10日 ゴーヤは相変わらず大きくならないし少しやわらかい。原因は何よりも茎が昨年に比べ細すぎる。これは何が原因なのだろうか。同じように肥料を与えているし水をやっている。昨年と比べ朝から晩まで太陽に照らされている事、屋上の照り返しがきついことなどが異なる所であるがそれにしても成長にかなりの差があるのは原因があるはず。いっそう来年は水耕栽培で育ててみようと思います。

●つるがあまり伸びない
8月4日 折角のネットですが全体にゴーヤが伸び上がってきません。昨年より成長具合が悪いようです。プランターから5m近くまで成長していたので今年の屋上のネットなら上まで届くだろうと思っていましたがまだ半分くらいです。ゴーヤの実も少しやわい感じがします。スーパーで売っているゴーヤはもっと硬いですから。
 

●培養土を追加
7月28日 本日もゴーヤを4本収穫しましたがどうも色が少し薄くやや細い感じです。全般に昨年に比べ成長が良くないのはプランターに2本苗を植えたため負担が大きすぎたためかもしれません。気休めかも分かりませんが成長を願って培養土をプランター一杯まで入れ肥料も与えました。これで少しでも成長が良くなればいいのですが。
 
 

●接木ゴーヤと種からゴーヤ
7月20日 苗からのゴーヤは当初は成長に勢いがあったがどういうわけか最近は停滞しかけています。種からのゴーヤはかなり大きくなり希望通り緑のカーテンに育ちつつあります。結構沢山の実がなっています。
 

●ゴーヤ2世を収穫
7月14日 8日の初収穫以来すでに5本を苗からのゴーヤから収穫しましたが夕方覗いてみると種からのゴーヤにも実がなり今日初めて1本収穫しました。しかもこのゴーヤは昨年栽培していたゴーヤからとった種から育ってくれたゴーヤですので昨年のゴーヤの子供です。ゴーヤの命がつながった感じで感動です。苗から育てたゴーヤの方は成長がやや鈍化してきていますが種からのゴーヤはすくすく育ちはじめていますので背丈は変わらなくなりました。緑のカーテンにはまだまだ時間がかかりますがこのまま成長してネットの端までは伸びてほしいものです。15日にもゴーヤ2世を2本収穫する。
 
 

●初収穫
7月8日 ゴーヤを初収穫。苗からのゴーヤにはかなり大きな実が数個なっています。一番大きなゴーヤを本日初収穫しました。夕食にチャンプルにしていただく。種からのゴーヤもネットを伝い始めましたので緑のカーテンになってくれることを願っています。
  
  

●早くも実る
7月3日 苗からのゴーヤは大きく成長しすでにいくつかゴーヤが実っています。大きいものは20cm近くになっています。種からのゴーヤもそれなりに成長しています。
 

6月26日 ゴーヤの本日の状態です。種からのゴーヤは昨年に比べ1ヶ月位の遅れがありますのでこんなものでしょうか。成長が気になるので2回目の施肥を行う。勿論14日の写真と比べるとそれなりに成長していますが。
 

6月14日 本日のゴーヤの様子です。奥のゴーヤには花が数個咲いていました。種からのゴーヤもようやくつるを伸ばし始めています。
 

6月9日 昨日のゴーヤの様子です。奥の4本は苗を買ってきて植えたものですからかなりつるが延びてきていてすでに花が1つ咲いています。手前のプランターの8本はすべて種から育てているのでまだ少し小さいですが順調に育ってきています。
 

●順調に発芽
5月20日 4月24日に播種したゴーヤが20株ほど発芽してきています。ほぼ1ヶ月かかっていますがこれは日数ではなく温度によるのでしょう。これほど発芽してくれると苗など購入する必要は全くありませんでした。2500円ほどが無駄になりました。
 

●ネットの整備
5月16日 ゴーヤの芽が出てきたが成長が心配なので6本苗を買ってきて奥にも4本植える。つるの伸びに備えてゴーヤのネットにロープを通してしっかりと張り直す。
 

●やっと発芽
5月7日 数日来の初夏のような温かさで播種していた「ゴーヤ」もやっと発芽してきました。種の発芽温度は25度~30度と表示されていますが正に表示どおりで種の持つ温度センサー精度には驚きです。

やっと発芽してきたゴーヤの新芽

●今年は屋上で
4月24日 今年はゴーヤを屋上に植えて緑のカーテンを作ってみようと思い、ネットを張りプランターと培養土も購入し種蒔きの準備をしました。昨年使ったプランターとあわせて4個のプランターにゴーヤを育てる予定です。今日も結構寒くて最高気温も14,5度。これではなかなか野菜の種も発芽しないでしょうがゴーヤの種を播いておきました。