水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

海水淡水化装置のよる節水水耕栽培8 (H26.11.10~12.31)

2014年11月29日 | 屋外水耕栽培
●麦の様子
12月3日 本日の様子です。寒さが厳しいので根の方が大丈夫か少し心配。


●麦作参考書2冊
11月29日 大麦の栽培は初めてですので参考書を2冊購入して勉強することにしました。
   農学基礎セミナー 作物栽培の基礎(農文協)
   作物栽培大系3  麦類の栽培と利用
の2冊です。麦の栽培はお米と同様にトラクターを使って種まきから収穫まで省力化され大規模に行われているのが実情ですからいかに砂漠地とはいえエスロン管を使ったチミチミした栽培はどうも不具合に思えて仕方がないからです。とにかく一通り読破してそれなりの知識を付けたうえで対応を考えてみようと思っています。ただこのような栽培方法で大麦を育てた方はいないと思われるので結果は楽しみですが。


●次のエスロン管も定植準備
11月27日 最初の40株用エスロン管にはすべて定植したので横にあるエスロン管40株用にも大麦が定植できるように準備をしました。来週あたりからかなり寒くなりそうなのでうまく育ってくれるかどうかわかりませんが。
 

●給排水タイマーの取り付け
11月24日 給排水用にRevexのプログラムタイマーを2台取り付け毎日1回給排水できるようにしました。後は大麦を定植するだけです。
 
11月25日 育苗中の大麦を10株ほど定植しました。スポンジ培地を使っているので栽培ポットに差し込み倒れ防止でハイドロトンを入れています。株がどのくらいの大きさに生長するのか分からないのでポットに1株から3株定植しています。次の定植では栽培ポットにメッシュを敷いてその上にパーライトなどの人工培土を入れて定植する予定。給排水は午前10時と午後4時の2回にとりあえず設定しなおしました。枯れると困るので。


●福島から見学に
11月22日 本日福島の二本松農園の斉藤さんが見学に来られました。これは實野先生が提唱する「放射能フリーの栽培支援プロジェクト」の実施に当たりエスロン管水耕の実際を見に来られたわけです。。先生はレーザー核融合の世界的権威ですから当然放射能対策についても高い識見をお持ちですから「土を使わず、水は地下水をRO法で濾過して使用し(放射性物質が1回で1/1500以下になる)、塵埃による空気汚染については、HEPAフィルター(放射能防護用空気フィルター)付きの密閉型のハウスを使用して完全に遮断し、農地は使わずエスロン管水耕設備で果菜類などを栽培していけば完全に放射能フリーの農業が可能である」という先生のご提案によるプロジェクトです。そしてこのプロジェクトが先生のご努力もあって大手企業の支援を取り付けようやく実現化し始めています。

●大麦栽培に挑戦
11月18日 「水耕栽培による大麦栽培」というテーマをいただいていたのですが栽培方法がなかなか思い浮かばず延び延びになっています。時期的には今月中に種まきをしないと機会を逸することになりますのでとりあえず種まきだけを済ませ後は栽培方法を考えることにしました。
これは「アジア・アフリカなど熱帯地方での海水淡水化装置活用による穀類栽培手法の開発」の一環で取り組んでいるのですがこの夏に取り組んだトウモロコシやサツマイモ栽培では養液消化量が多いので淡水化装置の給水能力から考えて実施が難しいとの結論になり次に養液消費量の少ない穀類として大麦ではどうだろうかということになったわけです。あくまでも海水以外に水がない・土壌が乾燥し疲弊しきっている不毛地帯であるという環境下でどのように穀類を育て食料自給を図るかそれを淡水化装置でどう手助けするのかというのが課題なわけです。同じ砂漠地でも露地栽培の可能性があれば点滴灌漑などすでに開発されている農業手法で栽培することが可能ですが不毛土壌と海水しかないという条件下ではエスロン管を使った栽培方法が最も節水効果が高い農法ではなかろうかという見地から取り組んでいるわけです。この栽培方法については今までにも紹介してきましたが概念図は下記のとおりです。

大麦の場合乾燥を好みますのでそれほど給水する必要がないので1日1回10分程度の給水と排水を繰り返すだけで育つのではないかと思っています。ただ初めての栽培なので株がどの程度の大きさに成長するのか分からないのでとりあえずトウモロコシ栽培に使っていた栽培ポットの底に透水防根シート(またはメッシュ材。根の成長を助けるにはメッシュ材の方が良いかもしれないため)を敷きその上に人工培土のパーライトとバーミキュライトを入れてその中で大麦を育てることにしました。出来れば人工培土を使用せずに苗を支持し得る方法があればベストなのですが。栽培装置としては従来制作したものを少し手直して使用する予定ですが早く作らないと時間切れになりそうです。


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室内水耕栽培49(H26.11.01~11.30)

2014年11月25日 | 室内水耕栽培
<収穫野菜のサラダ>
11月26日 夕食に昨日収穫した三つ葉・ルッコラ・バジルなどを使ったサラダと白菜とミンチのクリーム煮
 

<三つ葉・ルッコラ・バジル・小松菜収穫>
11月25日 三つ葉・ルッコラ・小松菜とバジルを収穫しました。
 

<LEDの玉レタス>
11月25日 HydrogrowのLEDで育てている玉レタスはチップバーンが発生していますが1株収穫しました。まだ結球には至っておりませんが葉はしっかりと育っています。


<三つ葉も育ってきました>
11月23日 発芽の悪い三つ葉ですが一旦育ち始めるとよく育ってくれます。


<LEDでよく育つ小松菜・チンゲン菜>
11月23日 玉レタスと異なり小松菜やチンゲン菜はLEDを照射することで蛍光灯上によく育ってくれます。本日収穫した小松菜やチンゲン菜は1株で250g以上あります。この点が栽培品種による違いといえますがよく理屈が分かりません。

 

<その後の玉レタス>
11月23日 唯一メタルハライドの玉レタスだけがチップバーンもなく順調に育っているように思えます。
 
LEDの玉レタスは完全にチップバーンが発生し生育不全に陥っています。


<玉レタスが育たない>
11月15日 HydroGrowのLEDで育てている玉レタスのほとんどにチップバーンが発生。
 
LumigrowのLEDで育てている玉レタスは半分がチップバーンに、半分が徒長気味
 
蛍光灯では徒長しなおかつ成長していない。

メタルハライドの玉レタスは5株が順当で3株は葉が広がって結球しそうにない。だがもっともまともに育っている感じ。
 

SodatecのLEDで育てていた玉レタスは大きく育っていますが全く徒長しています。これ以上おいていても意味がないので収穫する。9月8日播種ですので2か月以上たっています。

といった状態でどうしてこれほど玉レタスが育たないのかよくわからない。以前はそれなりに結球して玉レタスになっていたのですが。因みに昨年12月17日のブログでは「玉レタスの大きなのを収穫する。これは軟腐病にはかかっていないが少しチップバーンが出ています。重さも550gとまずまずです。結球状態を確認するため半分に切り分ける。この程度の結球状態がいちばんおいしいと家内に慰められる。」
  
と記載しています。

<またしてもチップバーン>
11月7日 メテルハライドとLEDで育てている玉レタスですがすでにチップバーンが発生しています。光量が強すぎるのでしょうか。EC値は抑え目にしているのですが。全くノイローゼになります。
 
 
一方SodatecのLEDで育てている玉レタスは葉がやたらに大きくなっていますがこれでは結球に至りません。


<その後のレタスの様子>
11月4日 どうしてもうまく結球してくれないのでメタルハライドとHydro GrowのLEDにもレタスを移植し結球状況を観察することにしました。
 
LumigrowのLEDで育てているレタスの様子です。2株に早くもチップバーンが出てきています。
 

<ルッコラが収穫期に>
11月4日 9月24日播種したルッコラですがそろそろ収穫できそうです。


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屋上菜園69 (H26.10.26~11.15)

2014年11月19日 | 屋外水耕栽培
◎今週のアクセス数 11.09~11.15 IP数1115 PV数4287

<今年の聖護院カブラは失敗?>
11月12日 小カブと違って定植板の上での聖護院カブラの育成はうまくいかないので今年は蕪が定植板の下になるようにし、定植板は少し持ち上げて蕪が水中に沈まないようにして育てたのですが対応が遅かったのと青虫に食害されたために期待通りの蕪にはなりませんでした。本日1株収穫する。直径10㎝650gでした。目標は直径13,4㎝重さ1㎏超。
 
 
11月15日 先日の聖護院カブラを使った蕪蒸しをいただく。
 


<ゴボウの様子>
11月11日 かなり密集しているので間引きをかねて1本試掘りをしましたが順調に育っています。
 

<エスロン管とジャンボトロ舟の大根>
11月11日 エスロン管の大根は少しは大きくなってきています。
  
ジャンボトロ舟の大根は定植時期が遅れたのでまだまだ小さいが葉はしっかりと育っています。こちらの大根にも青虫がいたので駆除するとともに防虫ネットを張りなおす。


<ブロッコリーが実り始める>
11月11日 まだ小さいですがブロッコリーが実り始めました。収穫できるまでにはまだまだかなりの日数がかかります。
 

<キャベツにも青虫>
11月11日 先日から気になっていましたがキャベツに青虫に食された跡がかなり出てきたので今朝食害にあったキャベツを取り除いて調べるとかなりの青虫が出てきました。いつものことながらいたちごっこです。


<本日収穫の白菜・キャベツ>
11月10日 今朝収獲した白菜とキャベツです。白菜は2.5㎏になりました。念願の3㎏越えまであと一息です。
 

収獲した白菜キャベツはミズ菜・菊菜とあわせて神戸の友人に送る。
11月11日 本日も1株ずつ収穫する。


◎今週のアクセス数 11.02~11.08 IP数1257 PV数3954

<キャベツで焼きそば>
11月8日 昼食にキャベツを使った焼きそばをいただく。


<鍋用野菜の収穫>
11月7日 今夜は鍋とのことなので鍋用野菜として白菜・ミズ菜・春菊を収穫する。
 
 

<エスロン管の失敗大根>
11月5日 エスロン管で育てている大根ですが根腐れをおこしていてこのまま放置すると腐りそうなので収穫できそうな大きさの7本を収穫する。体型は皆同じ。短足です。40本定植してほぼ半分は収穫したことになります。10本ほどが腐り、育ちが悪く小さいのが10本足らず残っています。


<本日収穫のキャベツとトマト>
11月5日 本日収穫したキャベツとトマトです。
 

<玉ねぎ移植>
11月5日 定植板に植えていた玉ねぎを昨年同様に保冷箱に移植しました。昨年は1月まで収穫しておりましたのでまだ生長期間が2か月ほどありますのでこの方が大きく成長してくれるだろうという期待を込めての処置です。
 

<白菜のダメージが大きい>
11月4日 虫に食われている白菜や外葉が枯れかけている白菜があるので数株抜いてみましたが中から蛾が飛び出してくる白菜もあり食用になりません。また外葉が枯れかけているのは根がしっかりと育っていないために養分が吸収できていないことが原因のようです。白菜がその重さで傾いて根が定植板より抜けたり飛び出したりしているためのようです。これも来年の話ですが倒れない対策が必要です。

本日も2株収穫しましたが重さは2㎏ほどでした、


<九条ネギ・ミズ菜・玉ねぎ>
11月4日 九条ネギとミズ菜の様子です。
 
今回は定植板に差し込んだままでの栽培でしたので玉ねぎはあまり大きくなっていませんが本日3個収穫する。

*昨年は9月18日に定植して12月10日から収穫。今年は9月2日に定植しましたのでまだ少し早いかもしれません。11月下旬までもうしばらく待ってから収穫すべきか。

<保温ビニールで春菊育つ>
11月4日 ここ1週間ほどかなり冷えましたが保温ビニールをかぶせていたので春菊も順調に育っています。正午の温度計を見ると40度に達しています。こあれでは逆に温度が上昇しすぎですが。
 

<白菜・キャベツ初収獲>
11月2日 白菜・キャベツを初収獲。白菜はまだ2㎏ほどでした。外の葉は少し虫に食べられていましたが中の方は大丈夫でした。キャベツは密集したのでやはり小ぶり。


<最近の野菜料理>
10月31日 最近の家庭での野菜料理です。チンゲン菜の煮物と春菊・かぶら・サツマイモなどの温野菜
 
ミズ菜・レタス・トマトのサラダと春菊の胡麻和え
 
辛み大根おろしと三太郎と牛筋のおでん
 
大根・サツマイモ・ネギをつかった豚汁と温野菜
 
カブラと豚肉の炒め物と青梗菜料理
 

<滴下式栽培ベッド制作>
10月28日 この時期に作っても役立たないのですが大根用にゴボウと同じような人工培土を入れ滴下式水耕で育てるベランダストッカーを用意しました。人参・ゴボウ・かぶら・大根なんでもいいのですがこれから種まきして育てられる根菜類があれば育ててみたいと思っています。


<保温用ビニールの準備>
10月27日 本日午後から急に温度が下がってきました。天気予報では今週半ばから温度が下がるとのことでしたので防寒対策としてビニールを張る必要があります。商品は手配できているのですが昨日設置する予定でしたがゴルフから帰ってきた後は日本シリーズも気になり結局は手を付けていません。明日以降時間があればというところです。
10月28日 早速4連2台に設置する。使用フィルムは三菱樹脂アグリの「のびざかり」0.1㎜ 270cm幅です。20m購入しましたので4台分は賄えるはずです。
 

<ミズ菜と春菊の様子>
10月27日 ミズ菜は定植板2枚に植えていますがいずれもしっかりと育っています。春菊は時期が遅れたか成長に元気がありません。
 

<定植時期が遅れた大根>
10月27日 ジャンボトロ舟に定植している大根です。少し時期が遅れたのでうまく育ってくれるかどうか心配です。肥料不足のようなので液肥を加える。
 
エスロン管で育てている大根の三太郎は皆短足で背丈が足りませんが豚汁に使うというので本日2本収穫する。
 
10月28日 本日も4本収穫する。状態は皆同じ


<九条ネギと玉ねぎ>
10月27日 ホーム玉ねぎは少しずぼらをしたので大きくなっていません。やはり昨年のようにハイドロトンをいれたポットを使った水耕栽培で育てるべきです。2回目の九条ネギは順調に育っています。
 

<ゴボウと人参>
10月27日 ゴボウと人参です。先週青虫がついていたのでこれを駆除する。本日も人参に青虫がついていました。防虫ネットを張っていないとやはり青虫に悩まされます。
 

<トマトはまだまだ収穫できそうです>
10月27日 ほぼ毎日のように3,4個収穫しています。まだ40個位残っていますので当分収穫できそうです。本日午後から急に寒くなってきたので果たして赤く熟してくれるか心配です。


<ブロッコリーは虫に食われています>
10月27日 本日の様子ですがかなり虫に食われていますがその後防虫対策を行ったので何とかなってくれるでしょう。
 

<白菜はかなり大きくなってきました>
10月27日 白菜は一部食害にあっていますが半分以上はうまく育っています。かなり結球しかけていますがまだ収穫には日数がかかりそうです。
 
 

<キャベツは密集したままです>
10月27日 キャベツは密集したままで育てていますので空間がないのでうまく結球してくれるかどうが心配です。
 

<手遅れですが防虫対策>
10月26日 今更行っても遅すぎるのですが蛾の侵入を防ぐ防虫対策を行う。従来は給水管をトロ舟に取っ手部に取り付けていたため防虫ネットをクリップで挟み込むことができなかったため隙間ができそこから蛾の侵入を許していたので給水管を下に下げ取っ手部分にクリップでしっかりと防虫ネットを止めれるようにしました。もっと早く行うべきことで今年は後の祭りですが来年以降必ず役立つはずです。
 
そしてトロ舟同士の接続部の空間もビニールテープを貼り付けてふさぎ両サイドをクリップで止めれば害虫の侵入を完全に阻止出来るはずです。

もう一つ気づいていながら実行できていないことに定植板を止める桟を取り付けることです。これは定植後初期段階は養液に浮かせてある程度根が張るまで栽培しその後は養液を減らして定植板と養液の間に空間をつくり根の呼吸を助けながら栽培するNFTと湛液栽培の折衷的手法がとれるようにするためのものです。ただ桟として使える適当な部材(プラスチックのL型や角材)が見当たらないので対応が遅れています。



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室内水耕栽培48 (H26.10.1~10.31)

2014年11月04日 | 室内水耕栽培
<その後のレタスの様子>
10月29日 11日に種まきしたシスコです。かなり葉が丸く大きく育ってきています。今の所問題なし。
 
10月7日に種まきしたキングクラウンです。大きくなり苗が密集していますので近日中に移植したいと思います。この苗も今の所問題なし。

この玉レタス「ウイザード」も密集しすぎですので移植する必要があります。

SodatecのLEDで育てているレタスにはチップバーンが出ていませんが完全に徒長してしまっています。これでは結球してくれません。やはり光量が弱いと言えそうです。チップバーンが出ていないのはいいのですが結球しなければ玉レタスにはなりません。
 
UFO LEDで育てている玉レタスは葉が詰まってきていますが丸く結球してくれそうにありません。最近はこの状態が多いのですが原因としては栽培スペースの広さの問題よりもむしろ光源が近すぎて均一に全体に照射されないことが原因ではないかと思われます。
 
蛍光灯のみで育てているシスコは葉が細長くなってひ弱な感じでLumibarで育てているシスコと同じものには見えません。これでは大きく成長することは望めませんので今後蛍光灯での生育は使えません。

今回の成長状況から判断して育苗時の照射時間を16時間にすることで苗がしっかり育っています。
また定植後も青色照射を多くすることで苗がしっかりし葉も丸く大きく育っていますのでこれらの対応は問題なしですが
その後は光源からの距離を取って全体に照射するようにして結球促進を図りたいのですが現実的には栽培棚を1段取り除く必要があるのでそうなると栽培株数がもっと減ってしまうので何か具体的な対処法を考える必要があります。また光量の弱いLEDでの玉レタスの栽培は難しそうです。

*この点については9月22日のブログにも同じようなことを記載していながらまだ実行していないのです。
9月22日 レタスがうまく結球してくれない理由として考えられることは光源の偏りではないかと思います。レタス全体に当たるのではなくその一部に当たっているのでどうしても葉の成長のバランスが取れていないのではないかと思うからです。LEDの直光性を考えるとある程度の距離を取らないとまんべんなく光が当たることがない。そこで次回は青梗菜を育てているLEDの下に定植してその差を調べてみたいと思います。

<メタルハライドのなすび>
10月20日 葉は大きく育っていますが少し葉先が萎れているのもあり気がかりです。花芽がついてきています。

10月26日 その後も葉が萎れてきたのですべて廃棄しました。これまでの電気代が全く無駄になってしまいました。原因は根腐れ病でしょうか。とにかく全面清掃して養液を作り替えての再利用になります。

<玉レタス定植>
10月20日 残っていたキングクラウンと新たに種まきしたシスコを残っている栽培棚に移植する。シスコは従来に比べると少し苗としてはしっかりしています。16時間照射の効果でしょうか。
 


<玉レタスキングクラウン>
10月17日 11日に播種した玉レタス「キングクラウン」の苗の様子です。今回は品種の違いもありますが今までよりは胚軸も短くしっかりとした苗に育っています。半分ほど生育棚に移植しました。
 


<メタルハライドのなすび>
10月14日 メタルハライドで育てているなすびの様子です。先日2株を間引きし現在6株を育苗中。最終的には4株位で収穫まで持っていきたいのですが。


<なっぱ工房の様子>
10月14日 本日の様子です。LEDでチンゲン菜と不結球キャベツを栽培しています。

ルッコラ(9月24日播種)と三つ葉(9月19日播種)。三つ葉は発芽までにかなりの日数を要しますので成長は遅い。
 
バジルはようやく収穫できるようになりました。

蛍光灯およびLEDで育てている小松菜。
 

<レタス工房の様子>
10月14日 現在2種類のレタス(10月7日播種のキングクラウンと10月11日播種のシスコ)を育苗しています。日長時間16時間でしっかり育ってくれるかどうか。この育苗がまず何よりも大事と思いますので育苗には数種のレタスを使って試してみたいと思っています。
 
LumiBarで育てている生育期の玉レタス。青色を強くしておりますので茎がしっかりしてくれるといいのですが。
 
促進期に入っている玉レタス。UFOLED,LumiBAR、およびSodatecLEDで育てています。UFOにもチップバーンが出かけています。
 


<2株にチップバーンが>
10月10日 張り切っていたのに早くも玉レタス2株にチップバーンが発生。発生後に対処する方法があるのでしょうか。とりあえず「ホスカル」を散布する。まだ生育段階なのにチップバーンが発生しているので今後を考えるとお手上げ状態ですが今回はあきらめずに何とか食い止める方法を探りたい。


「レタスのチップバーン対策」で検索してもズバリこうすれば対処できるという内容の記事には出くわしません。参考になる内容として明期暗期周期を短縮化することで発生を抑制できるという研究発表がありました。また対応できることとしては光強度を少し抑えて成長を抑制するのも対策の一つかと思えるのでこれらの対策も取り入れて対応していこうと思います。4時間周期・12時間周期・24時間周期に分けたり場合によっては蛍光灯光源の使用も考えてみたいと思います。

<結球レタス栽培法の確立を>
10月9日 何とか早くチップバーンの無い400g超の玉レタスが収穫できるようになりたいと考えています。そして毎月コンスタントに18株の玉レタスが収穫できるようになることが当面の目標です。勿論コストを考えると論外ですが趣味でやっているわけですから少々のコストは度外視するほかありません。この工房でうまく育てられると例えば横のなっぱ工房でレタスを栽培すればコストは一気に安くなりますしまた夜間電力を使用すると仮定すれば相当コスト引き下げになるはずです。問題はやはり品質の良い結球レタスをどのようにして育てるかにあります。

<結球レタス栽培法の改善>
10月7日 早速玉レタス栽培法の改善に取り組みたいと思います。栽培期を3期に分け発芽育苗10日・生育期25日~30日・促進期25日~30日の60日~70日とし促進期におけるチップバーン対策に重点を置いた栽培方法を取りたいと思います。明期(照射)時間の制御と蒸散速度・培養液管理が大切と記されていますのでまず照射時間の短縮で過剰な成長を抑制してチップバーンを抑えることから始めたいと思います。また過密栽培は軟腐病の発生原因にもなりますので促進期は6株とし光質管理もかねてLumiBar、UFO LED,Sodatec LEDの3種を使用して比較したみたいと思います。現在4台トロ舟を使っていますので1台を生育用に3台を促進用に使用すれば毎月18株の収穫が可能になりますし毎月20日に種まきをして月初に生育定植を行うことで栽培のスケジュール化を簡単になります。とりあえずUFO LEDおよびLumiBarで育てているレタスは6株にし照射時間も8時間に設定。チップバーン対策用のホスカルの使い方も考える必要があります。
 



LumiBarは赤色青色白色の3色の調整が可能なので生育期には赤色を少し抑え青色を多めに照射して徒長防止が可能かどうかをまた促進期には逆に赤色を多く青色を押さえて成長促進とチップバーン発生の限界を調べてみたいと思います。
そして後に残っているのは育苗の問題です。前にも掲載しましたが下図のような閉鎖型システム(苗テラス)で育苗した苗(「最新の苗生産実用技術」p20より引用)のようなしっかりした苗を育苗棚でどのように育てるかです。


とりあえず玉レタス「キングクラウン」の種まきをし育苗棚の灌水も1日1回10分になるようタイマーを調整し照射時間も16時間に設定してできるだけ苗テラスの育苗条件に近づけるようにして再度このレタスで育苗を試してみたいと思っています。

<植物工場での結球レタス生産について>
10月6日 結球レタス生産についてインターネットで調べていると「野菜情報2013年8月号」に千葉大学大学院園芸学研究科の丸尾教授が「人工光型植物工場における結球レタス生産」という題目で投稿されている記事が紹介されていました。その中でチップバーン対策の重要性が説かれていますが対策として成長速度・明期時間・抵抗品種・蒸散速度・培養液管理についてかなり詳しく説明されていましたので大変参考になります。また大学の拠点施設での実際の栽培例も紹介されその中で播種から2度移植を行い最終段階では90×60cmのパネルに6株~8株栽培とあるのでやはりこの程度の株数にしないとうまく結球しないわけで電気代を考えるとどうしてもコスト高になってしまいますがそれを夜間電力の使用や特殊反射板の活用などで抑えられているようです。この論文を読みながら問題点は小生の場合と全く同じなのを知りやはりチップバーン対策と結球対策が最重要であることを改めて認識し再度レタスの栽培について挑戦してみようと思いました。

<玉レタスの様子>
10月6日 現在定植中の玉レタスの様子です。まだ葉が細いのでこれからうまく結球してくれるかどうか疑問です。蛍光灯とLEDに分けて育てています。
 

<LED下に移したチンゲン菜と不結球キャベツ>
10月6日 蛍光灯の元では光量不足で徒長気味のチンゲン菜と不結球キャベツをLEDの下に移す。これでたくましく育ってくれるといいのですが。
 

<メタルハライドのナス>
10月6日 ここ5日でかなり成長しています。
 

■本日の様子
10月1日 栽培室の様子です。レタス工房・なっぱ工房と追加ベッドと育苗ベッドです。トータル消費電力は空調代を除いて約3KW。空調代・炭酸ガス代を加えるとやはり室内栽培はコストがかかります。
 
 

玉レタスは相変わらずうまく結球してくれません。

新しく定植した玉レタスです。この苗の段階でややひ弱な感じです。今回は外の栽培ベッドでも育てています。
 

なっぱ工房定番の小松菜は順調に育っています。ほとんどが毎朝のジュース用です。



チンゲン菜を蛍光灯で育てていますがやはり光量不足のようなのでLEDの方に移す予定。


バジルとコリアンダーはやや成長が遅れています。


メタルハライドで育てているなすびです。電気代がもったいないと言いながら続けています。


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