<カリ成分の不足か 葉菜類と果菜類の肥料>
6月20日 タキイシードのカタログを見ていると「トマト元気液肥」という商品があって説明に窒素成分の過剰吸収が葉や茎の茂りすぎの原因になるのでカリ成分を過不足なく与えることで拮抗作用で窒素成分の過剰吸収を抑えると書いていました。トマトの葉や茎が茂りすぎているのはカリ不足・窒素過剰が原因なのかもしれません。考えてみれば当然なことで昔から葉には窒素、実にはリン酸、根にはカリといわれるので葉菜類と果菜類とに同じ肥料を与えておいて同じように育つということはありえないし、また成長段階で必要とする養分も異なってくるわけですから育てる野菜の種類・成長段階に応じて与える肥料の管理が必要です。
果菜類は葉菜類と異なり多くのカリ・リン酸成分を必要とするわけですからこの点は肥料配合の段階で対応しておく必要があります。大塚ハウスの処方ではB処方が野菜一般向けのようですが成分比を見る限りあまり大差がないのと肥料の種類が少なくて済むので現在はA処方に5号を50g/1000L加えたものを使用しています。大塚ハウスの商品をみると7号、8号、9号、10号という主としてカリとリン酸に特化した肥料があるのでリン酸カリが主成分の9号を買って適当に加えて使えばいいのでないかと考えております。今後は根菜類も栽培していくのでとりあえず大塚ハウス9号を1袋発注しました。
葉が育ちすぎているミニトマト 大塚ハウスの4種の肥料。
■大塚ハウスの肥料成分表・処方・処方別成分組成表:
*参考:用水問題については「養液栽培の新マニュアル」第4章培養液の調整管理に詳しく説明されていますが内容は少し難しく理解しにくいのですが根本は野菜の種類と生育段階にわけて適正な肥料を与えることとpH・EC値・溶存酸素量などを測定して野菜生育の適正条件を作り出していくことになります。
<スイカが楽しみ>
6月21日 今年初めてトライしたスイカがやっと実をつけてくれています。今朝確認すると6個実りかけていました。
今朝の収穫です。フリーダム8本・黒さんご8本・なす9個です。残念ながらトマト類はまだです。
<小松菜にカブラハバチ発生>
6月21日 防虫ネットを張って万全の対策をとっているつもりでしたがやはり隙間から進入したのか小松菜にカブラハバチが発生し葉っぱを侵食しています。葉の食べられている小松菜をすべて収穫し中を調べると1匹黒い幼虫を発見しました。(この黒い幼虫は害虫図鑑でみるとカブラハバチと書いてありました)
<チンゲン菜につる割り病?>
残っているチンゲン菜の数株の葉がしおれているので調べてみると根元が腐りかけています。これは根腐病またはつる割病と思われるのですべてを収穫し栽培パネルを洗いトロ舟には「オクトクロス」を入れて他の野菜に伝染しないように対処しました。今年は青藻がかなり発生しているので病原菌が多いのかも知れません。基本的にはオクトクロスで殺菌対応するしか方法がありません。
6月22日 今朝もきゅうり12本・なす10個を収穫する。残っていた小松菜もすべて収穫。
夜野菜を整理していた家内が小松菜からカブラハバチの幼虫をまた1匹発見したと手柄のように言っておりました。
<かぼちゃ・きゅうりにうどんこ病>
6月23日 「きゅうり」と「かぼちゃ」にうどんこ病がでていますがかぼちゃもそこそこ実っていますので病気対策は何もしていなかったのですがやはり気になって野菜の殺虫剤をスプレイしひどい葉は切り落としました。
<コリアンダーも育ってきました>
発芽率が悪くて10数株しか定植できませんでしたがコリアンダーが育ってきています。料理用の香草ですのでそれほど要らないのでこの位でいいかと自分なりに納得しています。
コリアンダを使って冷奴用の辛みそを作ってもらいました。
<スイカも順調に育っています>
楽しみにしているスイカですが順調に育っています。わずか数日でかなり大きくなりました。
<きゅうりとなすの漬け物>
6月23日 なすを昨日は10本、本日は7本収穫しました。きゅうりも毎日10本以上収穫していますので昨夜は漬物用のぬか床を準備して早速きゅうりを漬けました。本日の夕食にはきゅうりの漬け物がいただけそうです。
<サツマイモに元気がない>
6月24日 昨年に比べサツマイモの生育状況が良くない。今年はタキイシードでさし穂の取れるのを6株と陽春園で4株の10株を購入したがさし穂分は水耕栽培にあわないのか1株残して全滅。結局育っているのは5株でけですがそれも元気よく育っているのは1株だけで後の4株は葉も少し黄色くなり根もしっかりと張っていない。最初の段階で青藻が発生していたことが成長の妨げになったのかどうも昨年に比べ成長に勢いがありません。先日も養液の入れ替えをして青藻を除去したがそれでも勢いが戻ってきていない。今後の生育が心配です。今年と去年の写真で比較すると一目瞭然。
■昨年6月23日のサツマイモの様子:
■サツマイモの花
今年はサツマイモに花が咲いたので不思議に思っておりましたがこの辺もうまく成長していない原因なのかも知れないのでインターネットで調べてみると次のような記事がありました。
「サツマイモはアサガオの仲間ですが、花が咲くことはめったにありません。希に咲くこともありますが、新聞記事になるほどです。しかし、沖縄や熱帯の地方に行くと、サツマイモ畑は花がいっぱい咲いて、美しいお花畑になります。アサガオを少し小さくしたような花です。
サツマイモは短日植物といって、昼の時間が短いときに花が咲くのですが、サツマイモが育つ夏は本土では昼の時間が長すぎて、花を咲かすことができないのです。でも、南に行くほど昼の時間は短いので、沖縄では花が咲くというわけです。鹿児島では微妙な昼の長さですから、ときどき咲くことがあるようです。」(米村花卉コンサルタント事務所編 園芸豆知識雑学編より引用)
ということはサツマイモの定植時期・苗の生育状態・屋上の日照時間がうまく絡み合っておこった偶然の珍事ということなのでしょうか。花とサツマイモの成長不良とは因果関係はなさそうです。
6月24日 本日の収穫です。ミニトマトは数日前から4,5個をおやつ代わりにいただいていますがまだまとまった収穫は出来ていません。本日は6粒です。
<カブラハバチ発見>
6月24日 本日小松菜とは別のトロ舟で写真のような「カブラハバチ」を発見する。体長1cm足らずの小さな蜂なのでどこかの隙間から防虫ネットの中に入り込んだ様子です。これでは何らかの対策を打たないと全体に被害が出そうです。
写真はタキイシードの害虫図鑑より
<塩辛い漬け物>
6月24日 収穫したナスを使っていつものことながら焼きナスにしていただく。インゲンは今回は卵とじでいただきました。
漬け物に使った市販のぬか床はかなり塩分過剰で出来上がった漬け物は塩辛すぎます。ぬか床がなじんできて美味しい漬け物が上がるようになるまでには今しばらく時間がかかりそうです。
6月27日 6月20日に定植したレタス(ファルコン)・ツケナ(味美菜)・チンゲン菜・モロヘイヤの1週間後の様子です。
<きゅうり・なすは最盛期>
6月26日・27日の収穫です。きゅうりは今が最盛期です。ナスも毎日10本以上の収穫です。ミニかぼちゃも後10個ほど残っています。ピーマンは本年初の収穫です。
<なす・きゅうり料理のオンパレード>
6月27日 本日の夕食のメニュー。なす・きゅうり・インゲン・かぼちゃ・ピーマンと収穫した野菜を使った料理のオンパレードです。最近はグイ生の後は「八海山」をいただいています。さっぱり感は最高です。
<栗坊は不作?>
6月28日 ミニかぼちゃの「栗坊」ですが今年はネットに這わせて育てましたが数多くは実っていません。(全部で10個ほどです)屋上に這わして育てている「ほっこり姫」の方がよく実っていました。やはりかぼちゃは路地に這わして育てる方が良さそうです。オクラの花も咲き始めました。
<昨年との対比>
6月28日 昨年の屋上菜園8(7/1~7/19)を見ると7/1にモロヘイヤ初収穫、7/3オクラの花、7/9に栗坊収穫とあるので今年の方がかぼちゃについては早く収穫できています。また写真を見る限りきゅうりはかなりできばえがよくなっています。トマト・ミニトマトについては少し赤くなるのが遅れています。
<今年も問題ありの屋上菜園>
6月29日 今年で3年目の屋上菜園ですが少しなれてきたためにちょっとした手抜きで問題も発生。初心に帰り問題解決に取り組む必要があります。
●青藻による被害か
今年は保冷箱の洗浄が不十分であったためか当初から青藻が発生しその結果野菜の生育不全や病気の発生が起こったのではないかと懸念されます。特にサツマイモの成長不全はこのことが原因でないかと思われます。2度3度と水の入れ替えをしているのですが青藻が発生しているとサツマイモに元気がない。
またトロ舟で育てている葉ものについても循環タンクのドレン当りに青藻がかなり発生しそれがまた各槽にもどされて益々増えていくという悪循環を起こしています。
●トマトに病気発生
ミニトマトの「アイコ」は問題がないのですが中玉トマトの「シンディースイート」は病気にかかっています。よく葉と茎は茂っていますが葉の先端部分が黄色くなって枯れ始めていますし実っているトマトのお尻が黒くなって落ちているのがかなりあります。折角種から育て結構実をつけているので残念です。
●殺虫剤が必要か
今年初めてカブラハバチの幼虫による被害が発生。防虫ネットだけでは完全に害虫を閉め出すことが出来ないのでやはりある程度の殺虫剤撒布が必要かもしれません。小松菜が少し食べられています。
●ピーマン・オクラは過密栽培?
分かりきっていることですが過密です。もう少し間隔を取って定植する必要があります。しかしピーマンは順調に育っています。
●小玉スイカが鳥に狙われている 7個ほど順調に育っていますがその内の1個が鳥の口ばしでつつかれている。
●葉ものに「チップバーン」が
早く収穫しないものだから成長しすぎたり直射日光を受けすぎて黄色くなっている葉ものも多い。小松菜・春菊・白菜・チンゲン菜・チシャなどです。チシャはどうもチップバーンに犯されているようです。夏場はどうしても液温が高くなり、根に障害がでて、カルシウムやマグネシウムを吸えなくなっていることが原因と言われていますがこれも対策が必要です。
●水枯れでインゲン・なす・きゅうりが枯れる
全くの手落ちで保冷箱に注水するのを忘れたがために干上がってしまって保冷箱3箱分の野菜を枯らしてしまいました。
6月20日 タキイシードのカタログを見ていると「トマト元気液肥」という商品があって説明に窒素成分の過剰吸収が葉や茎の茂りすぎの原因になるのでカリ成分を過不足なく与えることで拮抗作用で窒素成分の過剰吸収を抑えると書いていました。トマトの葉や茎が茂りすぎているのはカリ不足・窒素過剰が原因なのかもしれません。考えてみれば当然なことで昔から葉には窒素、実にはリン酸、根にはカリといわれるので葉菜類と果菜類とに同じ肥料を与えておいて同じように育つということはありえないし、また成長段階で必要とする養分も異なってくるわけですから育てる野菜の種類・成長段階に応じて与える肥料の管理が必要です。
果菜類は葉菜類と異なり多くのカリ・リン酸成分を必要とするわけですからこの点は肥料配合の段階で対応しておく必要があります。大塚ハウスの処方ではB処方が野菜一般向けのようですが成分比を見る限りあまり大差がないのと肥料の種類が少なくて済むので現在はA処方に5号を50g/1000L加えたものを使用しています。大塚ハウスの商品をみると7号、8号、9号、10号という主としてカリとリン酸に特化した肥料があるのでリン酸カリが主成分の9号を買って適当に加えて使えばいいのでないかと考えております。今後は根菜類も栽培していくのでとりあえず大塚ハウス9号を1袋発注しました。
葉が育ちすぎているミニトマト 大塚ハウスの4種の肥料。
■大塚ハウスの肥料成分表・処方・処方別成分組成表:
*参考:用水問題については「養液栽培の新マニュアル」第4章培養液の調整管理に詳しく説明されていますが内容は少し難しく理解しにくいのですが根本は野菜の種類と生育段階にわけて適正な肥料を与えることとpH・EC値・溶存酸素量などを測定して野菜生育の適正条件を作り出していくことになります。
<スイカが楽しみ>
6月21日 今年初めてトライしたスイカがやっと実をつけてくれています。今朝確認すると6個実りかけていました。
今朝の収穫です。フリーダム8本・黒さんご8本・なす9個です。残念ながらトマト類はまだです。
<小松菜にカブラハバチ発生>
6月21日 防虫ネットを張って万全の対策をとっているつもりでしたがやはり隙間から進入したのか小松菜にカブラハバチが発生し葉っぱを侵食しています。葉の食べられている小松菜をすべて収穫し中を調べると1匹黒い幼虫を発見しました。(この黒い幼虫は害虫図鑑でみるとカブラハバチと書いてありました)
<チンゲン菜につる割り病?>
残っているチンゲン菜の数株の葉がしおれているので調べてみると根元が腐りかけています。これは根腐病またはつる割病と思われるのですべてを収穫し栽培パネルを洗いトロ舟には「オクトクロス」を入れて他の野菜に伝染しないように対処しました。今年は青藻がかなり発生しているので病原菌が多いのかも知れません。基本的にはオクトクロスで殺菌対応するしか方法がありません。
6月22日 今朝もきゅうり12本・なす10個を収穫する。残っていた小松菜もすべて収穫。
夜野菜を整理していた家内が小松菜からカブラハバチの幼虫をまた1匹発見したと手柄のように言っておりました。
<かぼちゃ・きゅうりにうどんこ病>
6月23日 「きゅうり」と「かぼちゃ」にうどんこ病がでていますがかぼちゃもそこそこ実っていますので病気対策は何もしていなかったのですがやはり気になって野菜の殺虫剤をスプレイしひどい葉は切り落としました。
<コリアンダーも育ってきました>
発芽率が悪くて10数株しか定植できませんでしたがコリアンダーが育ってきています。料理用の香草ですのでそれほど要らないのでこの位でいいかと自分なりに納得しています。
コリアンダを使って冷奴用の辛みそを作ってもらいました。
<スイカも順調に育っています>
楽しみにしているスイカですが順調に育っています。わずか数日でかなり大きくなりました。
<きゅうりとなすの漬け物>
6月23日 なすを昨日は10本、本日は7本収穫しました。きゅうりも毎日10本以上収穫していますので昨夜は漬物用のぬか床を準備して早速きゅうりを漬けました。本日の夕食にはきゅうりの漬け物がいただけそうです。
<サツマイモに元気がない>
6月24日 昨年に比べサツマイモの生育状況が良くない。今年はタキイシードでさし穂の取れるのを6株と陽春園で4株の10株を購入したがさし穂分は水耕栽培にあわないのか1株残して全滅。結局育っているのは5株でけですがそれも元気よく育っているのは1株だけで後の4株は葉も少し黄色くなり根もしっかりと張っていない。最初の段階で青藻が発生していたことが成長の妨げになったのかどうも昨年に比べ成長に勢いがありません。先日も養液の入れ替えをして青藻を除去したがそれでも勢いが戻ってきていない。今後の生育が心配です。今年と去年の写真で比較すると一目瞭然。
■昨年6月23日のサツマイモの様子:
■サツマイモの花
今年はサツマイモに花が咲いたので不思議に思っておりましたがこの辺もうまく成長していない原因なのかも知れないのでインターネットで調べてみると次のような記事がありました。
「サツマイモはアサガオの仲間ですが、花が咲くことはめったにありません。希に咲くこともありますが、新聞記事になるほどです。しかし、沖縄や熱帯の地方に行くと、サツマイモ畑は花がいっぱい咲いて、美しいお花畑になります。アサガオを少し小さくしたような花です。
サツマイモは短日植物といって、昼の時間が短いときに花が咲くのですが、サツマイモが育つ夏は本土では昼の時間が長すぎて、花を咲かすことができないのです。でも、南に行くほど昼の時間は短いので、沖縄では花が咲くというわけです。鹿児島では微妙な昼の長さですから、ときどき咲くことがあるようです。」(米村花卉コンサルタント事務所編 園芸豆知識雑学編より引用)
ということはサツマイモの定植時期・苗の生育状態・屋上の日照時間がうまく絡み合っておこった偶然の珍事ということなのでしょうか。花とサツマイモの成長不良とは因果関係はなさそうです。
6月24日 本日の収穫です。ミニトマトは数日前から4,5個をおやつ代わりにいただいていますがまだまとまった収穫は出来ていません。本日は6粒です。
<カブラハバチ発見>
6月24日 本日小松菜とは別のトロ舟で写真のような「カブラハバチ」を発見する。体長1cm足らずの小さな蜂なのでどこかの隙間から防虫ネットの中に入り込んだ様子です。これでは何らかの対策を打たないと全体に被害が出そうです。
写真はタキイシードの害虫図鑑より
<塩辛い漬け物>
6月24日 収穫したナスを使っていつものことながら焼きナスにしていただく。インゲンは今回は卵とじでいただきました。
漬け物に使った市販のぬか床はかなり塩分過剰で出来上がった漬け物は塩辛すぎます。ぬか床がなじんできて美味しい漬け物が上がるようになるまでには今しばらく時間がかかりそうです。
6月27日 6月20日に定植したレタス(ファルコン)・ツケナ(味美菜)・チンゲン菜・モロヘイヤの1週間後の様子です。
<きゅうり・なすは最盛期>
6月26日・27日の収穫です。きゅうりは今が最盛期です。ナスも毎日10本以上の収穫です。ミニかぼちゃも後10個ほど残っています。ピーマンは本年初の収穫です。
<なす・きゅうり料理のオンパレード>
6月27日 本日の夕食のメニュー。なす・きゅうり・インゲン・かぼちゃ・ピーマンと収穫した野菜を使った料理のオンパレードです。最近はグイ生の後は「八海山」をいただいています。さっぱり感は最高です。
<栗坊は不作?>
6月28日 ミニかぼちゃの「栗坊」ですが今年はネットに這わせて育てましたが数多くは実っていません。(全部で10個ほどです)屋上に這わして育てている「ほっこり姫」の方がよく実っていました。やはりかぼちゃは路地に這わして育てる方が良さそうです。オクラの花も咲き始めました。
<昨年との対比>
6月28日 昨年の屋上菜園8(7/1~7/19)を見ると7/1にモロヘイヤ初収穫、7/3オクラの花、7/9に栗坊収穫とあるので今年の方がかぼちゃについては早く収穫できています。また写真を見る限りきゅうりはかなりできばえがよくなっています。トマト・ミニトマトについては少し赤くなるのが遅れています。
<今年も問題ありの屋上菜園>
6月29日 今年で3年目の屋上菜園ですが少しなれてきたためにちょっとした手抜きで問題も発生。初心に帰り問題解決に取り組む必要があります。
●青藻による被害か
今年は保冷箱の洗浄が不十分であったためか当初から青藻が発生しその結果野菜の生育不全や病気の発生が起こったのではないかと懸念されます。特にサツマイモの成長不全はこのことが原因でないかと思われます。2度3度と水の入れ替えをしているのですが青藻が発生しているとサツマイモに元気がない。
またトロ舟で育てている葉ものについても循環タンクのドレン当りに青藻がかなり発生しそれがまた各槽にもどされて益々増えていくという悪循環を起こしています。
●トマトに病気発生
ミニトマトの「アイコ」は問題がないのですが中玉トマトの「シンディースイート」は病気にかかっています。よく葉と茎は茂っていますが葉の先端部分が黄色くなって枯れ始めていますし実っているトマトのお尻が黒くなって落ちているのがかなりあります。折角種から育て結構実をつけているので残念です。
●殺虫剤が必要か
今年初めてカブラハバチの幼虫による被害が発生。防虫ネットだけでは完全に害虫を閉め出すことが出来ないのでやはりある程度の殺虫剤撒布が必要かもしれません。小松菜が少し食べられています。
●ピーマン・オクラは過密栽培?
分かりきっていることですが過密です。もう少し間隔を取って定植する必要があります。しかしピーマンは順調に育っています。
●小玉スイカが鳥に狙われている 7個ほど順調に育っていますがその内の1個が鳥の口ばしでつつかれている。
●葉ものに「チップバーン」が
早く収穫しないものだから成長しすぎたり直射日光を受けすぎて黄色くなっている葉ものも多い。小松菜・春菊・白菜・チンゲン菜・チシャなどです。チシャはどうもチップバーンに犯されているようです。夏場はどうしても液温が高くなり、根に障害がでて、カルシウムやマグネシウムを吸えなくなっていることが原因と言われていますがこれも対策が必要です。
●水枯れでインゲン・なす・きゅうりが枯れる
全くの手落ちで保冷箱に注水するのを忘れたがために干上がってしまって保冷箱3箱分の野菜を枯らしてしまいました。