母は87歳、認知症で「要介護3」の認定。まだ認知症について正しく理解している人は少ないようです。病院関係者や相談員、ケア・マネージャーでさえ。
世間では未だに「恥ずかしい事」だとか「なのもわからない人」等と思われている場合も。
身内の人が「認知症」かもしれないと思っても受診が遅れ病状が進んでしまう場合も多いらしい。一口に認知症といっても「アルツハイマー症」や「ピック症」などいろいろあることがわかってきています。
早期なら進行を遅らせる薬が有効な場合もある。外国では進行を止める薬も開発されているという。日本で認可されるのは私がアルツハイマーになるころだろう。
日常生活に支障がある物忘れ(いつもの店までいけない、料理の作り方がわからないなど)がある場合、ぜひ「物忘れ外来」などの受診を。
私は医学も介護も素人。でも母が認知症ではと疑いだしてからできる限り情報を集めようとした。
母が認知症ではと最初に感じたのは10年以上前。まだ介護制度もなく痴呆症といわれていた頃。なんとか、進行をくいとめなければとできるだけ声をかけ、自分でできる事はどんなに時間が掛かっても自分でするように見守りをした結果かなり状態がよくなった経験がある。
5年前から急激に病状が進み介護を受けようと思ったが母は身体的にはとても元気でお医者さんに行ってくれなくて・・・介護認定には医師の診断書が不可欠。
1年半前「12胸椎圧迫骨折」で入院。(年配者は座っただけでも圧迫骨折になる場合がある)やっと認定にこぎつけた。
退院後デイサービスを利用。表情も豊かになりとても元気に。物忘れは進んでいるが・・・今回の入院「第1腰椎圧迫骨折」でまた認知症が進むのではと心配。