最近は色々厳しい条件があるのは知っている。本人の承諾が必要なのかもしれない。だけど・・・母は認知症で一人での生活が無理になったため施設にお願いしている。
食べ物も際限なく食べてしまうかもしれない。(数年前バナナを5本一時に食べてしまった)排泄もわからない時がほとんどでリハビリパンツを使用している。昼夜も季節も良くわかっていない。家にいた頃は夜中3時4時に電話がかかってきたり尋ねてきたりすることも度々だった。今は施設で規則正しい生活のため夜も快眠していると聞き安心していたのに・・・
こんな母に本人承諾の必要性があるのだろうか?まして「急死」した以後の処置。「重病で死にかかってるとき」の延命処置の話しではない。「死んだらそこで終わり」だと思っているはず。理解できる訳が無い。
写真は地下鉄ラクトギャラリーから
「サンタ村」の簡単刺繍(11月の教室デザインを考えなくてはいけない時期。テーマは「クリスマス」・・・何も浮かばない)
悔しくて悲しくて情けなくって「そのままでいいよね。あちこち穴あけたり嫌だもんね」と母に言った。母はわけもわからずに「うん」といった。目が「うつろ」だった。自分の知識の無さが悔しかった。
施設で誰にも気付かれずに死ぬ事はあるだろう。でもそれは家で横に寝ていても同じだから気にもならない。ただ一点、なぜ認知症の母に説明し本人承諾させなければならなかったのか。「大事な事だから」といわれたが入所から3ヶ月以上経っている。急死が今日以前なら?なぜ私だけではいけなかったのか?後で施設の方から事前説明がなかったことをわびられたが何かが違う。私に何人もの兄弟がいたら、その場で返事できるのだろうか・・・
とりあえず決定したのは私だ。「とりあえず」で結論をだしていい話しでは絶対にない。母はわけもわからず「うん」といっただけだ。辛い・・・一週間が過ぎた。